31歳 転職の真実をプロが解説｜成功のポイントは理想を描くこと？

• 31歳の転職は遅い
• 未経験の転職はもう難しい

このように言われることも多いですよね。

年齢で区切られてしまうこともありますが・・・

結論からお話しすると、31歳だから必ずしも転職に不利になるわけではなく、むしろ即戦力として企業に求められている年齢層だと言えます。

31歳の転職の実態

うん、転職面接ダメだったみたい
手応えも何も未経験だからね・・31歳の未経験では難しいのかな
ちょっと早めに気持ちを切り替えて、
他の職を探してフリーランスエンジニアとしての道を模索してもいいんじゃないかな

— ミウラ　ユウタ (@QHjIbBMDED01kbR)April 12, 2019

講座説明受けててまだ若いからそれが救いって言われた、30歳すぎるとwebデザイナーに転職するのすごい難しいらしい

— 人生 (@shi0600)July 13, 2020

リクナビNEXTが出している調査では、30代前半の転職経験者のうち50.4%が「不利だとは思わなかった」と答えている結果が出ています。

dodaが出しているデータでも転職成功者は20代後半の次に30代前半が多いです。

特に同業種・同職種への転職は需要あり

18歳で大学受験に失敗した

23歳でTOEIC230点で同期や部長からバカにされ

28歳でフルコミにチャレンジするも全く売れずクビになりかけ

31歳で転職をきっかけに多くの仲間に恵まれ年収1000万円に

34歳で自由な時間が増えて親孝行ができるようになった

— けんけん | 紹介営業の赤本 (@Financialjapaan)March 8, 2019

本を読ませて頂きました。
今年31歳で9末に転職が決まってます。
書籍にあるように軸ずらしてはなくて同業種ですが今と福利厚生や勤務時間や休日の面でだいぶ改善があり転職を決意しました。
時間と休みが今までほぼなかったのでそこでmotoさんのように副業で収入を作って行きたいと考えています。

— アニメーション書評家SHO (@sho11055)August 27, 2019

分布図で見ると28歳が一番多いですが、30歳〜31歳も年収UPの転職をするチャンスだと言えます。

 

未経験業界・職種への転職は事実難しい

例えば営業からエンジニア、公務員から営業など全く畑違いの職種にチャレンジする場合、いくら前職で実績や信頼をあげていたとしても転職が難航する可能性が高いです。

やはり一般的には年齢が若い人の方が、

• 素直で新しい環境にも馴染みやすい
• 吸収力がある

と判断されます。

なので、未経験業界・職種への転職はライバルに20代がいる場合、30代前半でも圧倒的に不利になります。

 

結局は覚悟次第で変えられる

実際に31歳で未経験職種に転職した事例をみてみましょう。

これを言うと驚かれるのですが、僕自身は31歳まではITとは無関係の建築現場作業員でした。

ITリテラシーゼロでYahoo!に転職できたのは大きい。そしてリスティング広告を媒体側として扱うことができたのはとても良い経験でした。

難しいかもなって思ってもとりあえず突っ込んでみろよって事です。https://t.co/X3pp3ngJFq

— ヤマシタナオト戦略性ウェブマーケター (@cndnaotoy)July 23, 2020

未経験31歳でwebデザイナーになりました。一年は続けると決めて入社した1社目は20人規模。毎日毎日怒られながら晴れて一年経過。転職した先は年収120万アップで、上流工程に携わり、やりがいとスキルを手に入れる日々。経験一年の肩書きを得るまで意地でも辛抱するのも手です。

— ザキ@web屋 (@zakisuke_054026)July 9, 2020

また、「30歳を過ぎちゃったけど今の職種からキャリアチェンジしたい」と思っている方は、他ではあまり見ないニッチな職種であれば未経験の募集を歓迎している場合があります。

30歳を過ぎてから職種を変えるというのは転職市場における選択肢を広げるという点ではリスクは高い。それでも強い想いを持ってその道に進むと決めた人であれば、自分自身で納得のいく転職ができる可能性は高い。転職を成功させるかどうかの問題は「年齢」ではなく『覚悟』

— Kenichi@着想ポジティブ (@kenichi_career)February 3, 2020

 

注意：コロナの影響で採用市場は縮小傾向に

type転職エージェントが出しているレポートでも同様の回答が書いてありました。

在りたい姿から逆算してキャリアを考えよう

今の時代は1社に勤めていれば、年収が上がる時代でもなく、大企業に入ったから安泰という訳ではありません。

結婚したら幸せになれるかと言ったら、そうとも限らず、生き方に正解がなくなっている時代です。

年齢関係なく転職がしやすい時代になりましたが、それは市場価値が高いことが前提であるため、タイミングを逃すと本格的に転職先が見つからないのは事実です。

もしあなたが、

• 子供と土日は一緒に過ごせるのが理想
• 年収は600万以上ないと厳しい
• 子供が保育園に入ったらすぐに職場復帰したい

などとぼんやりとでも考えているのであれば、もっと明確にして図に落とし、今何をしなければいけないのか戦略を立てましょう。

場合によっては、すぐに転職をして環境を変えないと難しいかもしれません。

パートナーがいる方はぜひよくよく話し合いながら、理想の在り方や自分をまずは描いてみることをオススメします。

31歳で転職をする際に注意すること

転職先が決まる前に退職しない

コロナの影響で「即戦力として働けると判断した方のみしか採用しない」方針が強くなっている今、次の転職先を決めずに退職するのは相当危険です。

面接に落ち続ける→金銭的に余裕がなくなり、焦って内定をもらえたブラック疑惑がある会社に入社 →早期で退職する

という悪循環は割とよくある例です。

大企業からベンチャー企業への転職は冷静に判断する

この方のように大変だけど楽しく働く方もいますが、

30歳で数千人企業からスタートアップに転職した1番の収穫は、収入もプライドも捨てて、いろいろな成功体験をアンラーニングして、ゼロから歯を食いしばって頑張るという経験ができたことだと思う。

これをほんとにやったことがあるかは、その後の人生のしなやかさに大きな影響があると思う。

— 佐々木 勇介 組織改善サービス ハイジ(@okan_sasaki)December 13, 2018

大企業の整った世界に慣れてしまった人にはかなり覚悟を決めないときついでしょう。

私が思うベンチャーあるある

・仕事大好き人間多い
・忙しすぎて 指示が雑
・兼任しすぎて部署不明
・朝令暮改どころじゃなく
・1 時間後には方針が変わる
・社長の一声で0からスタート
・でも楽しそうなのはなぜだろう#ベンチャー人事のハチャメチャ日記

— るてぃ現役人事な編集長 (@rutty_JobTier)July 23, 2020

また自分から聞きにいく、仕事を取りにいく姿勢を持っていないとベンチャー企業ではお荷物になってしまうことも。

一番良いのは転職エージェントなど転職のプロに相談することです。

最近では、求人を紹介せず、キャリア相談のみ料金をとって行うサービスも出てきています。

参照：そうだんドットミー

 

実績を書く際は相手に伝わるように書く・話す

業界が違ったり、会社の規模感が違うと「その実績がすごいのかどうか」人事に伝わらない場合があります。

• 出来る限り数字を用いて表現する
• 結論から話す
• 相手が理解出来ているか確認しながら話を進める

これらを意識すれば、イメージしやすくなります。

その際は、大手エージェントではなく、中小または独立して個人事業主として転職エージェントをやっている方に相談することをオススメします。

詳しくはこの記事をご参考にしてみてください。

 

何となく嫌だという曖昧な理由では転職しない方が良い

31歳の転職の場合、実績がないと、今よりも良い条件の会社に転職するのは難易度がかなり上がります。

転職するなら圧倒的に20代がよい。企業もまだ君のボテンシャルに期待して採用するから。30代超えると即戦力採用に変わる。29歳と30歳は1歳違いだけど印象は全然違う。20代の皆さん、今という時間を悔いないように生きてください。30代は自分の価値を高める事に専念すべし。それか副業。#転職活動

— かめリーマン海外駆けるマネージャーは英語が嫌い (@Marceryoma)August 27, 2019

このツイートのように今の会社じゃなくても、副業やリクルートが運営している他社の事業課題の解決にチャレンジ出来る「サンカク」サービスなどを活用するなど実績を作る方法は他にもあります。

30代前半が転職を成功させるコツ

転職の軸をハッキリさせる

30代で転職に失敗すると、後々大変になります。

仕事を辞める根本の理由としては、仕事の内容・社風・人間関係・労働条件と様々な要素があげられますが、１つ言えるのは、

このことを強烈に意識した上で、自分の価値観に合う仕事の条件は何か、箇条書きでまずは書き出してみましょう。

方向性が明確に決まると、求人のミスマッチを減らすことが出来ます。

 

企業にこの人は即戦力で活躍できるとイメージさせられるかが勝負

面接対策も、企業分析から始めて適切なアプローチを経て望まないと、ズレた自己PRになりかねません。

ノリで転職が決まる20代とは訳が違うので、頭を使って転職活動を行うことが大切です。

 

転職エージェントに頼る

転職エージェントは転職支援のプロです。

今まで何百人、何千人という転職者の事例を見てきているので、転職エージェントのアドバイスはあなたのキャリア形成にも活かせることが多いでしょう。

もちろん、転職エージェントを利用したからといって、必ずしも企業に応募しないといけない訳ではありません。

相談した上で、転職ではなく今の会社でもう少し頑張ってみようという結論になることもあると思います。

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