マリエ
こんにちは、JobTier編集長のマリエです。
皆さんはコンサル会社に対してどのようなイメージを持っていますか?
コンサルタントは学生の憧れの職業であり、目指す方も多いと思いますが・・・
マリエ
高給取り・激務・ロジカルで冷たい・評論家・高飛車!
ごめんなさいっ・・・!私は正直、良い印象ないです!!
前職で何度かコンサルタントの方とお仕事をさせていただきました。
コンサルタントの方の提案ってデータもロジックも毎回立派なんですが、本当に現場のこと考えてる?って提案も多いんですよね(涙)
マリエ
世の中のコンサルタントってこんな感じなの!?
と思っていたら、「コンサル会社への違和感を全て潰した会社にしたかった」と代表が語るノースサンド株式会社というコンサル会社があることを知りました。
マリエ
これは・・・日頃の疑問(もはや偏見!?)を晴らすチャンスでは!!
と思い、コンサル会社の実態を暴く裏目標を掲げ、ノースサンド株式会社 人事の東谷さんに取材の申し込みをしたらアッサリ快諾。
マリエ
せっかくなので、かなり突っ込んだ質問を用意してきました!!
ちなみに東谷さんはSEから業界未経験で株式会社ノースサンドに転職。
ノースサンドを選んだのも、普通のコンサル会社とは違う魅力があったからとのこと。
マリエ
他社とノースサンドの違いもぶっちゃけトーク連発で話していただきました!
このページの目次
マリエ
東谷さん、今日は「コンサル会社の実態」を明らかにしていきたいと思っているのでよろしくお願いします!
東谷さん
はい、コンサル会社の闇部分も正直に喋っていきますね!
Zoomで取材させて頂きました!(取材日:2021年6月15日)
マリエ
早速ですが・・・コンサル会社って正直、何をやっているのかよく分かりません。
実際、どんなことをやっているのでしょうか?
東谷さん
大雑把に言ってしまうと、お客さんの課題を解決することがコンサルタントの仕事です。
マリエ
お客さんの課題を解決する仕事・・・。
東谷さん
ただ、今の世の中、課題を解決しない仕事なんてないですよね?
東谷さん:料理人はお客さんが「お腹が空いた」とか「美味しいものを食べたい」という課題を解決しますし、不動産の営業はお客さんのニーズに合わせて「どこに住むべきか」という課題を解決している。
結局、仕事=課題を解決することだと思います。その中でコンサルタントは企業を相手にして答えがなかったり、前提の方針から決めていくような仕事をすることが多いです。
マリエ
それがよく聞く「戦略コンサル」ってやつでしょうか?
東谷さん
はい、戦略コンサルはもちろん当てはまります。
ただ、「コンサル会社に入ったら必ず戦略立案に携われる」はよくある誤解ですね!
東谷さん:コンサルタントって色々種類があって、大きく5種類に分けることが出来ます。
マリエ
人気なのは戦略系ですよね!カッコイイですし!!
東谷さん
学生に人気なのも戦略系コンサルですね。
ただ・・・夢を壊すようですが、今や戦略立案だけ行っているコンサルってほぼないですよ。
東谷さん:コンサル業界に入ったら戦略の案件をバンバンやれますか?の答えは、どの会社に入ったとしても「NO」です!
昔は「戦略ファースト、ITワースト」と言われるくらい、戦略系コンサルはIT系コンサルを馬鹿にしていました。
ですが、今やそんなことは全くなくて、むしろITを知らないと、この業界でやっていけないよねってくらいの感じになっています。
コンサルの種類を丁寧に解説してくれました
東谷さん
ボスコンさん、マッキンゼーさんなどの名立たるコンサル会社も、昔はイメージ通りの戦略ファームでした。
しかし今やそういう人たちもIT領域の人材を積極採用しています。
東谷さん:というか様々な戦略を練り、それを実現する手段まで検討していくと自ずとITに辿り着くんですよね。
例えば、中期計画で人権費削減していこうみたいな方針が打ち出されて、そのための業務フローの改善案を検討していくと、じゃあシステムを導入しようとなったり...
ある会社が未参入分野に参入するか検討して、参入することになったらそのビジネスをするためにITの力が必要だったり...
今、お客様が求めていらっしゃるのって戦略として絵に描いた餅を作る部分だけではなくて、実際それを使えるようにする「実行」の部分です。
だから、戦略だけじゃなくITコンサルの領域までご支援していく力がないと必要とされないんですよね。
マリエ
そうなんですね。
コンサル=上流部分の戦略・計画を考える人ってイメージでした。。
東谷さん
そんな状態なので、コンサルタントの仕事は戦略の立案から実行まで一気通貫してご支援することが多いです。
つまり、戦略だけやれるってのはほぼないって感じですね。
東谷さん:そもそも落ち着いて考えて欲しいんですが、計画を練る部分って大人数で長い時間かけてやるかって言ったらやらないんですよ。
よく旅行を例に話すんですが、例えば10人で5泊7日のハワイ旅行に行きたいですとなった時に、計画を何人で立てますか?と言ったらメインで考える人は2人ぐらいですよね。仮に10時間かけて計画を練ったとしたら、2人で20時間。
じゃあ、実際に旅行に行っている時間は?と考えると10人で7泊なので7×10×24=1,680時間!
単純な旅行というプロジェクトでもプロジェクトに占める計画フェーズの割合はこれだけ低いのです。
マリエ
確かに。。
東谷さん
それに旅行って計画通りにいくことってあまりないですよね?
東谷さん:行こうと思っていたお店が臨時休業だったり、天気が悪くて予定していたアクティビティーが出来なかったり。
旅行中でも想定外のことは起きてしまうので、旗振りをして計画の修正をしていく人たちが必要です。
コンサルの仕事も一緒ですね。計画部隊=戦略の案件は、期間が短く関わる人数も少ない。
実行部隊=業務・IT系の案件は、期間が長く関わる人数も多いです。
そして計画通りにいかないからプロジェクトを実行しながら、全体の旗振りをして計画修正をしていく必要があるんです。
東谷さん
戦略系・業務系・IT系をまとめて総合系コンサルと言うのですが、最近では、ほとんどの会社が総合系の動きをしていると言っても過言ではないと思います。
マリエ
なるほど・・・!コンサル会社に対して間違った解釈をしていました。
マリエ
ちなみに、この際聞いちゃうんですが、コンサル会社の人って評論家っぽくて高飛車な人多くないですか?
東谷さん
あーそれは・・・結論、YESですね(笑)
満面の笑顔でYESと答えてくれた東谷さん
マリエ
(やっぱりそうなんだ・・・)
東谷さん
当然私が観測した範囲内での話ですよ(笑)
ただ、不思議なんですけど、どんなコンサル会社でも上の層の方たちは人間的に素晴らしく、お客さんに寄り添った仕事をする人が多い印象がありますね。
一般的なコンサルタントのイメージに合致しちゃうのは、中途半端なレイヤーの人たち。
それこそ20代後半でコンサルが板についてきたって人や30代で変に自分が優秀だと勘違いしている人。
この人たちはロジックさえ合っていれば何言ってもいいよねみたいな考え方があったり、人の感情を鑑みずに発言したりするので・・・
よくいるムカつくコンサルタントになっちゃってますね。
東谷さん
お客さんのことを「馬鹿だなコイツら」と言いながら仕事する最低なコンサルタントも中にはいますよ。
マリエ
なるほど・・・。この人たちがコンサル=高飛車っていうイメージを作ってしまってるんですね。
東谷さん
そうですね。
実際、スキルがあって結果を出せれば、人格は気にしないコンサル会社もあります。
東谷さん:ただ、ノースサンドの場合はスキルがあるのは当たり前で、プラスαで話していて気持ちが良い人、またあなたと一緒に働きたいと言ってもらえる人しか採用していないので、その点は安心してください!
マリエ
私の中でコンサル会社=給与は高いけど激務ってイメージがあります。
実態としてはどうですか?
東谷さん
残業が多いか少ないかで言うと、少ないですよ。
ノースサンドの残業時間も月30時間程度です。
マリエ
え、それは意外です!!
東谷さん
コンサルタントのビジネスって基本的にお客様と一緒に動くビジネスです。
最近では、お客様先で働き方改革を推進している場合も多いので、勤務時間もそれに合わせることが多いですね。
東谷さん:ただし、その分、短い時間で高いアウトプットが求められるので、大変っちゃ大変ですよ。
求められるアウトプットに足りていないなと感じる時は、足りない知識を補填するために自分で勉強するのは必須です。
答えがない業界なので毎日やることは変わりますしね。それについていくには日々勉強しないといけないです。
東谷さん
なので、1日の流れを教えてくださいって質問をする人はこの業界には合わないと思います。
マリエ
分かりやすくて良いですね。
ルーティーンワークではなく、不確実性の高い仕事にやりがいを感じる方が合っているということでしょうか?
東谷さん
そうです!そして、その分の高い給与ですからね。
実際、私も前職は悪くない給与だったんですが、ノースサンドに転職してからはかなり給与が上がりました。
もちろん仕事はキツいですが、それを楽しいと思える人であればオススメですね。
マリエ
頭を使う仕事だからこそ、コンサル会社には優秀な人が集まっているように感じます。
よくコンサル会社は学歴で選考の足切りをしてるって聞きますけどこれって本当なんですか?
東谷さん
これは多くの会社でYESです。
特に新卒は一定の学歴がないと書類選考が通らない会社は多いですね。
東谷さん:びっくりしたのは、あるコンサル会社で、エントリーフォームに大学名を入れたら一瞬で「不合格です」と表示された会社があったという話を聞いた時です。まだまだ露骨に学歴で判断している会社はあるみたいですね。
マリエ
ノースサンドさんもやはり学歴は重視されているのでしょうか?
東谷さん
いや、うちは全くしてないです!
学歴が高い=仕事ができるとは全く思ってないですね。
マリエ
学歴重視のコンサル業界の中で、これは希望を持てますね!
マリエ
ただ、これまた疑問なんですが実務経験のない新卒にコンサルされるのって何だか不安じゃないですか?
東谷さん
新卒はしっかり教育してから、お客さん先に出すので大丈夫ですよ!
東谷さん:経験がない状態で、品質の高いアウトプットは出せないのは自明のことなので、新卒には経験を積んでもらう必要があると思っています。だからこそ、まずは仕事の出来るマネージャーがいるチームにメンバーとして入ってもらい雑務をこなしながら、実践的に学んでいくのが最初のステップですね。
東谷さん
コンサル会社は実力主義なので、早い子は1年でリーダーに昇格する子もいます。
他の業界よりもチャンスが早いのはコンサル会社の良さですね。
マリエ
なるほど、かなりコンサル業界の実態が見えた気がします・・・!
ちなみに冒頭で、ほとんどの会社は総合系コンサルに分類されるようになったと話していたと思いますが、今後コンサル会社を選ぶ基準は変わってくるのでしょうか?
東谷さん
業種で差別化が難しくなったからこそ、今後は、「人」の差別化がコンサル会社を選ぶ大きな要素になってくると思っていますね。
東谷さん:ノースサンドは「コンサル会社への違和感を全て潰した会社にしたかった」と代表が話しているように、今日マリエさんが質問してくれたようなコンサル会社の悪いイメージを覆す会社です。
実際、ここまで社内のカルチャーにこだわっているコンサル会社はないと思います。
具体的には「8Rules」という行動指針を定めていて、これをベースにして会社活動をしています。全ての施策がそこに直結する感じです。
「8Rules」に共感してくれた人に入社していただき、その人たちが活躍しやすい場を作り続ける。
愚直にそれらを継続しているからこそ、社員の団結力や帰属意識は他社と比べてかなり高いと思いますね。
マリエ
確かに、ノースサンドさんは、ロジカルで冷徹なイメージのあるコンサル会社とは違う雰囲気を出していますよね。
東谷さん
はい、今後も他社とは一線を画す「マインド面も大事にするコンサル会社」として、さらに組織を拡大していけたらと思っています。
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マリエ
東谷さん、本日はお話を聞かせていただきありがとうございました。
コンサル会社の疑問(偏見)を解消できて、私としては大満足です!!
本日、取材させていただいた株式会社ノースサンドは事業拡大のため新卒・中途ともに積極募集中とのこと!
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「ダイレクトリクルーティング経由で採用した社員の定着率は93%。その理由に迫る!」(2021年2月、HR Pedia)
東谷 昂(ひがしたに すばる)さん