マリエ
年々、転職エージェントの数は増えており、現在では2万社以上の転職エージェントが存在すると言われています。
私は企業の人事として、今まで120社以上、大手から個人事業主まで様々な転職エージェントをやり取りしていましたが、会社によってカラーが全然違うことはとても実感していました。
一概に良い悪いは判断しにくく、転職エージェントの特徴が違うのです。
マリエ
一つ言えることは・・・
オススメの転職エージェントは人によって違うということ!!
ここを間違えると、そもそも登録できず時間を無駄にしたり、全く違う求人を紹介されたりと理想の転職から程遠い結果につながってしまいます。
マリエ
そこで今回は、日々転職エージェントとやり取りしていた元人事の私がオススメの転職エージェントについて解説します!
どの転職エージェントに登録すれば良いか悩んでいる人のご参考になれば幸いです。
▼転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイトとエージェントの違いを解説|内定獲得率UPの使い方は?
▼スカウト型転職サイトの仕組み
転職サイトのスカウトサービスは怪しい?|転職のプロが仕組みを暴露
このページの目次
マリエ
転職エージェントには2種類あり、「総合型転職エージェント」と「特化型転職エージェント」と分かれます。
すでに行きたい業種やなりたい職種が決まっている場合は、専門的に話せる特化型転職エージェントを使うのをオススメします。
まだ特定の業界や職種に絞り切れておらず、悩んでいる場合は総合型転職エージェントを活用しましょう。
マリエ
転職エージェントは1つだけしか登録しないのではなく、複数社に登録するのが良いです。
なぜなら転職エージェント業は対人のビジネスなので、担当してくれるキャリアアドバイザーとの相性が悪ければ、転職に失敗する確率が高くなってしまうからです。
マリエ
複数のエージェントに登録しておけば、相性の良い担当者と当たる確率を増やせます!!
マリエ
私のオススメはビズリーチなどの「スカウト型転職サイト1社」と「転職エージェント2社」に登録すること!!
スカウト型転職サイトからは、企業からのスカウトも来ますが、中小規模の転職エージェントからのスカウトもきます。
(「無料でキャリア相談にのりますよ」というスカウトです)
ここで1社でも丁寧に相談にのってくれそうな中小転職エージェントに出会えたら、あなたの転職活動はグッと良い方向に進むでしょう。
マリエ
実際に足を運んで面談に行かなくても、メールや電話でのやり取りでエージェントの良し悪しは分かります。
相性の良い転職エージェントと出会えるかがカギです。
マリエ
では、さっそくJobTierでオススメの総合型転職エージェントを紹介します。
各転職エージェントには特徴があり、キャリアに自信がある人と自信がない人では、使うべき転職エージェントは変わります。
オススメの転職エージェントは人によって違うので、自分がどの転職エージェントを使うべきかは事前に確かめた上で登録しましょう。
また、すでに行きたい業界が決まっている人はオススメの特化型転職エージェントの章を確認してみてください。
マリエ
まずは代表的な総合型転職エージェント10社をマッピングしてみました。
残念なことに、求人数の多さとサポート体制の良さをどちらも兼ね揃えている転職エージェントは少ないです。
そのため、JobTierでは、自分のキャリアのレベル感を把握した上で、
への登録を推奨しています。
マリエ
まずはキャリアに自信がない方にオススメの転職エージェントを紹介します!
リクルートエージェントはリクルートが運営する総合転職エージェントです。
とにかく抱えている求人件数が他社エージェントを圧倒しているので、情報収集の意味合いでも登録しておくことをオススメします。
しかし、業界No,1で利用者数も多い分、転職サポートは中小規模のエージェントと比べると手薄になります。デメリットを補う他社エージェントと併用して使うことが、転職を有利に進める上でのポイントにです。
リクルートはゴリゴリの営業会社なので、年収交渉や内定交渉は得意です。上手に活用するとかなり心強いエージェントになります。
手厚いフォローに定評がある総合転職エージェントのパソナキャリア。
2020年 オリコン顧客満足度調査ランキングでは1位を獲得しています。
人材派遣業界最大手の「パソナ」が運営しており、取引企業数も16,000社と多いため求人数も充実。
何より、パソナの社風が「自社の利益よりも社会貢献を重視」しているため、求職者対しても親身なサポートをしてくれます。
人材派遣から始まり40年以上の実績があるため、女性向けの求人も充実しているのが特徴です。
マイナビが運営する人材サービス「マイナビエージェント」
20代に信頼されている転職エージェントNo,1を謳っており、大手企業の中では唯一、年代を絞ってプロモーションをかけている企業でもあります。
他企業に比べるとサービスを開始したのが遅く、利用者数も少ないため、丁寧なサポートが期待できるエージェントです。
マリエ
続いて、キャリアに自信がある方にオススメの転職エージェントも紹介します!
ビズリーチはハイクラス(高年収層)に特化したヘッドハンティング型の転職サイトです。
求職者はビズリーチに登録すると、企業や転職エージェントからオファーをもらえます。企業から「ぜひ会いたい」というラブレターをもらった上で面接に臨めるので、他の転職サイトと比べて内定率が高くなるのが特徴です。
また多くの転職サイトが無料で使えるのに対し、ビズリーチには有料会員があるのが他社と差別化している点。
企業からも求職者からもシステム利用料をとることで、従来の「お金さえ払えばブラック企業でも上位掲載が出来る」システムをなくし、より質の高い情報を配信出来るようにしたのが画期的だと言えます。
JACリクルートメントは年収600万以上のハイキャリア層にオススメの総合転職エージェントです。
※年収600万以下の場合は紹介がもらえない可能性があります。
外資系・国内企業のグローバルポジションにおいて実績No,1。管理職、エグゼグティブ層の転職でも必ず名前の上がるエージェントです。
求人の質の高さとキャリアアドバイザーの質の高さに定評があるので、キャリアに自信がある層は登録しておくべき転職エージェントでしょう。
一方で、年収で人を見る傾向があり、年収が低い人が登録した場合はドライな対応をされる良くも悪くも対応がハッキリしています。
手厚いフォローに定評がある総合転職エージェントのパソナキャリア。
2020年 オリコン顧客満足度調査ランキングでは1位を獲得しています。
人材派遣業界最大手の「パソナ」が運営しており、取引企業数も16,000社と多いため求人数も充実。
何より、パソナの社風が「自社の利益よりも社会貢献を重視」しているため、求職者対しても親身なサポートをしてくれます。
年収700万以上の管理部門(経理・人事・法務)限定になりますが求職者が自分にあうキャリアカウンセラーを選べる制度もあり、管理部門でのキャリアアップには最適のエージェントだと言えます。
マリエ
もしあなたがすでに下記の表に記載されている業界を目指している場合や、第二新卒やフリーターで転職を考えている場合は、特化型転職エージェントの活用もオススメします。
※第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には学校卒業後、入社3年以内に転職活動をする人のことを言います。
マリエ
特化型転職エージェントでは、その業界に精通した人や同じ境遇で転職を実際に経験している人が担当してくれるのが強みです。
実戦で役立つ情報を得ることが出来るので、入社後のイメージもわくため、自信を持って面接に臨みやすくなります。
マリエ
今までは比較的、知名度の高い転職エージェントを紹介してきましたが・・・
常時、転職エージェント20社以上とやり取りしていた人事の私が思うのは、中小規模の転職エージェントをフル活用した方が良い!!ということです。
中小規模とはこの記事では具体的には社員数が10名以下の少数精鋭の転職エージェントのことを指します。
マリエ
なぜそう思うのかの理由は4つです。
<中小転職エージェントを利用した方が良い理由>
マリエ
一つずつ解説していきます!
マリエ
中小規模の転職エージェントは登録人数が少ないので、数少ない登録ユーザーと自分が持っている求人をどうマッチさせて、理想の転職を実現させるかが腕の見せ所です。
転職エージェントは全国に約2万社あると言われており、競合も多いので、中小転職エージェントは生き残りに必死です。
その分、中小転職エージェントは登録者を雑に扱うことは少なく、企業に推薦する際も推薦理由や求職者の実績をしっかりと伝えてくれる会社が多いのが特徴です。
マリエ
書類選考で落としても「なんでですか?」って喰い下がる担当もいます・・・!
大手企業だと一人一人に対しての熱意は薄いですが、とにかく熱意ある対応をしてくれるキャリアカウンセラーが多いのが中小転職エージェントの特徴です。
マリエ
理由1と被りますが、中小転職エージェントは面談の質を重視しているので、2~3回面談を組んでから求人の提案をしてくれる会社も多いです。
私が以前、面談を受けたことがある転職エージェントは、「まだ転職時期は未定なんです」と伝えたにも関わらず、
とめちゃくちゃ丁寧にカウンセリングと提案をしてくれて感動すらしたことを覚えています。
マリエ
これがリクルートエージェントなどの大手転職エージェントだと・・・
求人数も登録数も多い分、きちんとヒヤリングしてマッチした求人を提案するというより、幅広くどこかに引っ掛かりそうな求人をバサっと提案されるイメージです。
どの規模の会社も良い悪いありますし、どこまでいっても担当の良し悪しに左右されるのが人材業界ですが、中小転職エージェントの担当者の方が熱意がある人が多いのは間違いないでしょう。
マリエ
中小転職エージェントではほとんどの会社でキャリアカウンセラーが企業担当を兼任しています。
求人数も登録者数も多い大手転職エージェントでは、企業担当とキャリアカウンセラーを分けて分業制にしないとまわらないです。
しかし求人数が少なく、登録者数も少ない中小転職エージェントでは企業担当とキャリアカウンセラーを兼任して一気通貫の質の高い面談が出来ます。
マリエ
代表的なエージェントだとJACリクルートメントやパソナキャリアも当てはまりますね。
ただ、より深く会社情報を知ろうと頻繁に企業人事とコンタクトを取ろうとしたり、実は紹介する会社の社長と飲み友だちですという関係性があるのは中小転職エージェントの方が多いと言えます。
マリエ
紹介される求人の社内事情をきちんと理解してくれている人の方が安心ですよね!
マリエ
企業に対しても求職者に対してもレスポンスが早い会社が多いです!
やはり、これも登録者の数が少ないことが一番の理由ですね。
人事から中小転職エージェントに電話をして、「あ、言い忘れたことあるな」と思ってもう一度電話をしたら、すでに求職者と話が済んでいた・・・なんてことも往々にしてあります。
マリエ
不安なことも多い転職時期にレスポンスが遅い、レスが返ってこない転職エージェントはさらにストレスが溜まるので避けた方がいいですよ!
では、相性の良い中小エージェントとはどこで出会えば良いのでしょうか?
オススメはビズリーチなどのスカウト型転職サイトに登録して、転職エージェントから送られるスカウトメールの熱量の高さで判断することです。
マリエ
私も人事の時に送っていたのでわかりますが、スカウトメールの文章を1通1通変えて送るのは結構大変です。
その中で、あなただけに向けたオリジナルの文章のスカウトメールを送ってくる転職エージェントは、一人一人をしっかりサポートしてくれる質の高い転職エージェント。
このような転職エージェントと出会えると、親身に相談にのってくれるので精神的にも安定した状態で、転職活動に臨めるでしょう。
マリエ
まずは前提として転職エージェントと転職サイトの違いを確認しておきましょう。
登録すると完全無料で転職相談にのってくれ、あなた(求職者)の希望にマッチした求人を紹介してくれる人材紹介サービス。
面接のフォローや年収交渉など求職者が直接企業とやり取りすることが出来ない。
マリエ
直近では転職サイトの中でも「スカウト型転職サイト」が増えてきています。
現状では、ほとんどの転職サイトでスカウト機能がついており、登録時にチェックを外すなどのアクションをしないとスカウトがもらえる仕組みになっています。
特に自力で登録者を集めることが出来ない中小転職エージェントは、転職サイトに登録してある人材データベースを買って、スカウトを送ることで登録者を集めているのが現状です。
マリエ
転職サイトに登録すると、転職エージェントから大量にスカウト(求人紹介)メールが来るのはこれが理由ですね。
ちなみにほとんどの転職サイトは、転職エージェントからのスカウトメールの方が圧倒的に多いです。
マリエ
では、良い転職エージェントに出会いやすい転職サイトとは実際にどんなサイトでしょうか。
自分のキャリアに自信がない人や年収400万以下の人は「リクナビNEXT」の方が合うかもしれません。
マリエ
どれも無料で登録でき、合わなければすぐ退会できるので、転職活動において登録しないのは損です!!
とは、言っても転職サイトに登録すると大量にエージェントからスカウトが来て、どのエージェントが良いのか分からず困っているという方もいるのではないでしょうか。
マリエ
見極めポイントはスカウトメールの内容です!!
1日30通以上、累計3000通以上のスカウトメールを打っていた元人事の私の経験からお伝えすると、スカウトメールにかけている情熱が、転職エージェントの質に直結すると言えます。
スカウトメールを一人一人の経歴にアレンジして送るのは予想以上に時間がかかります。
マリエ
なので、ほとんどの転職エージェントは、誰にでも使える文章のテンプレを使い回しています。
その中で、他社とは違うオリジナルの文章でスカウトしてくれる中小転職エージェントは「ぜひ登録してほしい、サポートしっかりします」とアピールしてくれているエージェントです。
マリエ
具体的に、転職エージェントのスカウトメールを熱意がある順番で並べてみました。
参照:ビズリーチ マイページ
熱意そこそこ:職歴や学歴だけ一部のみ求職者に合わせた文章
参照:ビズリーチ マイページ
参照:ビズリーチ マイページ
マリエ
テンプレメールとオリジナルメールの熱意の違いは一目瞭然ですよね!
マリエ
ちなみに最近は「ミイダス 」や「OpenWork」「AMBI」と言ったスカウト型サイトも勢いがありますが・・・
これらが出している実績には注意してください!!
参照:AMBI 公式HP
もちろんお金を払って導入した企業実績も含まれていますが、スカウト型転職サイト側が、名前をのせたい大手企業などには無料トライアルで使ってもらう代わりに、実績として載せることが出来ないかを交渉しているケースもあります。
マリエ
私が働いている会社でも無料トライアルとして3社とも使ったことありますが、その時の担当が裏事情としてこの実績のカラクリを教えてくれました。
マリエ
最後にもう一度おさらいです!
マリエ
あなたに合う転職エージェントに出会えることを願っています!