キャリトレ 評判|採用のプロが実際に利用!ビズリーチとの違いは?

記事更新日: 2021/06/03

ライター: るてぃ

この記事の結論
  • キャリトレは全ての20代にオススメ出来る訳ではないので注意

  • キャリトレ に登録すると企業より転職エージェントからスカウトが大量に来るので、上手に活用する必要がある

  • 理想の転職に近づくための転職サービスは人によって変わるので、自分に合ったサービスを選ぶ必要あり
この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上

本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier

 

るてぃ

ビズリーチの姉妹サイトの「キャリトレ

CMが話題になったことや、ビズリーチが運営している20代向けサイトということで「使ってみようかな」と思った方も多いのではないでしょうか?

「キャリトレ」は確かに魅力的な企業からのスカウトもあるので、利用を悩むサイトですが・・・

 

るてぃ

結論からお伝えすると、キャリトレは一部の人のみ合うサイトなので、全員が使って得をするサイトではないです。

この記事では実際に1ユーザーとしてキャリトレ を利用したこともあり、人事としてキャリトレ の営業担当とやり取りをして裏事情も知っている私が、

  • 「キャリトレ」が合う人、合わない人
  • ビズリーチとの違い
  • 実際に1ユーザーとして「キャリトレ」を使ってみた感想
  • スカウトをくれた転職エージェントの良し悪しの見極め方

を中心にしっかり解説していきたいと思います。

 

るてぃ

この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。

キャリトレとは

るてぃ

まずはキャリトレがどんなサービスなのか、概要をお伝えします!

運営会社
株式会社ビズリーチ
オススメ年代
20代
対応地域
全国(首都圏中心)
求人の量
求人の質
まずは公式HPを見る  〉

キャリトレは株式会社ビズリーチが運営する20代向けのスカウト型転職サイトです。
登録者の73%が20代のため、求人も若手募集の求人が多いです。

キャリトレが売りにしているのは5分から始められる転職活動。
AIが自動でその人に合った求人をオススメしてくれて、求人の「興味あり」「興味なし」を回答するほど、AIが学習してオススメの精度が上がるという機能です。

 

るてぃ

キャリトレはマッチングアプリみたいに直感的に操作できるので、使いやすいです!

キャリトレの特徴を30 秒で解説

るてぃ

 

さらにわかりやすくするためにキャリトレの特徴を図解で表してみました。

キャリトレの特徴を詳しく解説

るてぃ

実際に、どんな特徴があるのかまとめてみました。

キャリトレ の特徴

  • 登録者の7割以上が20代
  • AIによるオススメ機能が優秀
  • 企業から面接確約スカウトがもらえる

 

るてぃ

正直、似たような後追い転職サイトが増えてしまったので、他社にないキャリトレの特徴は見つからなかったです。

2014年にキャリトレ(当時はキャリアトレック)としてリリースされた際は画期的だったのかもしれません。

今はAIによるオススメ求人の提案機能が付いている転職サービスが増えてきてしまいましたからね。。

 

るてぃ

では、特徴について1つずつ解説していきます!

登録者の7割以上が20代

キャリトレは新規登録ユーザーの73%が20代という数字を出しています。

採用担当者向けのキャリトレ公式HPでは「若手優秀層に強い」採用プラットフォームと打ち出しており、20代でも特に優秀な若手にオススメの転職サイトと言えます。

 

るてぃ

なので、「次期責任者候補」や「CEO直下ポジション」など次世代の会社を引っ張ってくれる存在を募集している求人も多いですね!

実際のキャリトレの登録画面を見てみると、確かにこのような求人がオススメでたくさん出てきます。


参照:キャリトレ 公式HP

 

るてぃ

ワークライフバランスよりもキャリア志向でバリバリ働きたい20代にはオススメ出来るサイトです!

キャリトレの他にも、20代向け転職サイトは多々あります。

「20代の登録比率が高い」と言われている転職サイトを比較してみました。

 

るてぃ

キャリアに自信がない人はまずは「エン転職」や「Re就活」で探したほうが選考が通りやすいですよ!

自分のキャリアがどのレベルか分からない方は求人数も多い「doda」の利用をオススメします。

採用担当者向けの公式HPもチェックしよう!
人事のアドバイス

転職サイトの公式HPには必ず「求職者向け」と「採用担当者向け」と2つのサイトが存在します。

確認するとしても「求職者向けのサイト」だけを見ることが多いと思いますが、私は両方のサイトを見ることをオススメします。

参照:キャリトレ 公式HP
求職者向けは登録を促したいので、求職者によって良いことしか書かれていません。

しかし、採用担当者向けのサイトも見ることで

・本当はどのターゲット層が一番利用しているのか
・採用担当者が楽するための機能(スカウトの自動配信や代行配信など)が何があるのかなど、

求職者に隠されている重要な情報を把握することが出来るのです。

AIによるオススメ機能が優秀

キャリトレの売りポイントは「通勤時間・ランチタイム・寝る前」などちょっとした時間でも転職活動ができ、1タッチで自分から企業にアピールすることも出来る点です。


画像参照:キャリトレ マイページ

 

るてぃ

直感的に操作ができて、どんどん精度の高いオススメ求人を提示してくれるなんて楽で最高ですね!

企業から直接スカウトがもらえる

キャリトレでは、企業があなたの職務経歴書を見て、スカウトを送ってくれます。(一度面談しましょうという内容が多いです)

お互い時間を使って会いましょうの内容なので、通常のスカウトに比べて非常に効率的で内定獲得にも繋がりやすいです。

 

るてぃ

キャリトレは、送れるスカウトの通数に制限があるため、企業もきちんと職務経歴書を見てスカウトをくれるケースが多いですね。

キャリトレとビズリーチの違い

 

るてぃ

キャリトレはビズリーチと比べられることが多いですが、何が違うのかを表でまとめてみました。

運営会社が同じなため、もちろんターゲットを被らせるようなことはしていません。

キャリトレとビズリーチには明確な違いがあります。

 

るてぃ

キャリトレはポテンシャル重視で、ビズリーチはスキル重視のイメージですね!

私はビズリーチもキャリトレもユーザーとして使ったことがありますが、正直ビズリーチの方がスカウトが多かったので、一概に20代だから「キャリトレ」と決めつけない方が良いかもしれません。

 

るてぃ

年収500万以下でも、職務経歴書の書き方次第でビズリーチまらスカウトメールはたくさんもらえます!

私は人事として、2年以上ビズリーチでスカウトを打ってきて、スカウトをもらいやすくなる職務経歴書の書き方は熟知しているのもあるかもしれません。

 

るてぃ

ただ、年収500万以下の第二新卒ならキャリトレの方がスカウト通数は多くなると思います。

キャリトレがオススメできる人まとめ
  • 20代でキャリアアップしていきたい人
  • まずはどんな求人があるか情報収集から始めたい人
  • 一都三県に勤務希望の人

  • 特に年収500万以下の第二新卒(卒業3年以内の社会人)はキャリトレオススメ

  • 20代後半でキャリアに自信がある人と第二新卒でも年収500万以上もらっている人はビズリーチキャリトレの併用がオススメ

るてぃ

さらに詳しく違いを知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください!

実際に使ってみて分かったキャリトレの注意点

 

るてぃ

キャリトレは私も転職を検討した際に使ったことがあります。

実際利用してみて、登録前に知っておきたい注意点も何点かあったので辛口レビューでお伝えしたいと思います。

キャリトレの注意点

  • 企業からの直接スカウトは少ない
  • スカウトに期限がある(15日間)
  • 地方の求人数は少ない
  • キャリトレ単体に転職サポートはない

 

るてぃ

1つずつ解説していきます!

企業からの直接スカウトは少ない

 

るてぃ

期待して登録したのに、企業よりも転職エージェントからのスカウトの方が圧倒的に多かったです(涙)

キャリトレからは1か月で60通程度のスカウトメールをもらいましたが、その内の8割近くが転職エージェントからの「一度キャリア相談してみませんか?」のスカウトでびっくりしたのを覚えています。

※キャリトレでは転職エージェント=ヘッドハンターという名称で呼ばれています。

 

るてぃ

実際の内訳はこんな感じでした。

 

るてぃ

大量にメールが来るので、最初は「こんなに企業やエージェントから求められてて嬉しい!」ってなるんですが・・・。

実際は、企業から直接もらえるスカウトから応募出来た方が内定獲得率は高くなるので、企業からのスカウトメールが多い方が嬉しいんですよね。

るてぃ

また、気をつけないといけないのは転職エージェントが送ってくる求人の中には「釣り求人」として、キャリア相談に呼びたいがために実際は手が届かないような魅力的な求人をつけてくること。

キャリトレは、転職エージェントからのスカウトメールが多いので、釣り求人が入ったメールも多いと言えます。

キャリトレは登録したユーザーのデータを中小エージェントに売っている?
人材業界の悲惨な裏事情

昨今は転職エージェントが乱立して顧客の獲得が厳しいため、転職エージェントは他社転職サイトに登録したユーザーのリストを購入し、スカウトメールを打つことでお客さんを集めているのが現状です。

このこと自体は合法なのですが、この事実を知らないユーザー(あなた)からすると、キャリトレに登録して企業からスカウトもらえると思ったのに、
・「なんでこんなに無名の転職エージェントからばっかりスカウトが来るんだ」
・「個人情報が漏洩されてるんじゃないか」
と思う訳です。



特にキャリトレに登録している転職エージェントは、聞いたこともない中小規模の転職エージェントも多いです。

これはなぜかと言うと、転職エージェントのビジネスモデルを理解していると非常にわかりやすいのですが、
転職エージェントは自分のお客さんである求職者が、自分が抱えている求人の中で転職を決め入社しないと1円も売り上げになりません。

つまり、まずは面談をする求職者がいないと話にならないので、売り上げ確保のために、必死にスカウトメールを何通も送ってくるのが実態です。

スカウトに期限がある(15日間)

 

るてぃ

企業や転職エージェントから送られてくるスカウトメールには期限があり、過ぎると失効となるので注意してください。

私もスカウトをもらったことに喜んで、返信をすっかり忘れて失効した大手企業からのスカウトメールがありました。

 

るてぃ

キャリトレを始め、ほとんどの転職サイトにはスカウトに期限があります。

キャリトレの場合は15日間です。

 

るてぃ

一方でスカウトに返信期限がないのは、ビズリーチやミイダスですね。

ただ、その場合でも人気の求人はすぐに締め切ってしまうので、気になる企業からスカウトがきたら即返信を心がけるようにした方が良いです。

地方求人は少ない

キャリトレに掲載されている求人のうち、半分以上が東京勤務の求人です。

東北地方や中国・四国地方などは、特に100件以下しか求人が掲載されていない県もあるので注意してください。

 

るてぃ

地方勤務を希望している人にはオススメできないです!!

 

キャリトレ単体に転職サポートはない

キャリトレはスカウト型転職サイトと呼ばれるジャンルの転職サポートです。

なので、転職エージェントからスカウトをもらい、その転職エージェントを利用しない限りは、

  • キャリア相談
  • 自分にマッチした求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書のチェック
  • 模擬面接など面接サポート
  • あなたに代わって面接日程調整コーディネート
  • あなたに代わって年収交渉 

といった転職サポートはつきません。

 

もし初めての転職などで不安な場合は、このようなサービスを提供してくれる「転職エージェント」を活用した方が良いです。

キャリトレでも熱心にサポートしてくれるエージェントは見つかるので、それを活用しない手はないですね!

 

るてぃ

スカウトをもらった転職エージェントの良し悪しの見極め方は、次の章で説明します!

キャリトレを活用して優秀な転職エージェントを探そう

転職エージェントの良し悪しの見極め方

転職エージェントから大量にスカウトをもらう中で、エージェントの良し悪しの見分け方が分からないという方も多いのではないでしょうか?

「魅力的な求人を持っている」を軸に選ぶのももちろんアリですが、ここでは「しっかりキャリア相談にのってくれて、理想の転職へのサポートをしてくれるか」の軸で見たときの転職エージェントの選び方をお伝えできればと思います。

 

るてぃ

見極めポイントは、スカウトメールの内容です!!

1日30通以上、累計3000通以上のスカウトメールを打っていた元人事の私の経験からお伝えすると、スカウトメールにかけている情熱が、転職エージェントの質に直結すると言えます。

なぜかと言うと、スカウトメールを一人一人の経歴にアレンジして送るのは予想以上に時間がかかるからです。

 

るてぃ

なので、ほとんどの転職エージェントは、誰にでも使える文章のテンプレを使い回しています。

その中で、他社とは違うオリジナルの文章でスカウトしてくれる転職エージェントは「ぜひ登録してほしい、サポートしっかりします」とアピールしているエージェントです。

 

るてぃ

魅力的な文章でくれるのは、大手のエージェントより、中小転職エージェントが多いです!

具体的に、キャリトレから送られてきた転職エージェントのスカウトメールを熱意がある順番で並べてみました。

熱意MAX:完全オリジナル文章

参照:キャリトレ マイページ

熱意そこそこ:職歴や学歴だけ一部のみ求職者に合わせた文章


参照:キャリトレ マイページ

 

熱意なし:全員に同じ文章

参照:キャリトレ マイページ

 

るてぃ

熱意MAXの文章を送ってくれた転職エージェントとはぜひ連絡を取って、積極的に頼ってみましょう!!

キャリトレで良いスカウトメールをもらうコツはこの記事も参考にしてみてくださいね。

 

キャリトレで素晴らしいエージェントと出会った話

 

るてぃ

実際、私はキャリトレを利用して素晴らしいエージェントと出会えました!

正直どのスカウトをもらっても、心が動かなかったのですが(今すぐの転職ではなく、情報収集目的で登録したこともあり)、カノープス株式会社の代表の方からもらったスカウトの件名「3年後の市場価値を確実にあげる」は響いたので返信をしました。

 

るてぃ

ちなみに、本文の内容もすごく良くて、普段スカウト文章考えてる私も唸る内容でした・・・!

 

るてぃ

しかもメールの内容通りの素晴らしく丁寧なキャリアカウンセリング。

私はこんなスケジュールでエージェントと面談を行いました。

平日仕事終わりの19時30分〜の面談で、時間は1〜2時間程度が多かったです。

  • 1回目(8/23):ざっくばらんに今までやってきたことをヒヤリング

  • 2回目(8/30):自分の出来ることの分析(強み・弱み)とやりたいことのヒヤリング

  • 3回目(9/6):次のキャリアで何をすべきかと求人の提案

提示された求人は1件のみでしたが、すぐに転職しようかなと思っておらず、転職の軸がぼんやりだった私でも「そうそう!こんな求人が欲しかった」と思う求人を提案してくれて感動したことを覚えています。

 

るてぃ

とにかく数が欲しい場合は「リクルートエージェント」などの大手を利用した方が良いですが、サポートの質を求めるなら腕の良い中小規模の転職エージェントに頼むべきですね!

中小規模の転職エージェントと大手の転職エージェントの対応の差をイラストで表すとこれだけ違います。

るてぃ

私は他にも何名か転職エージェントを利用していますが、多くのエージェントは「私が伝えた条件に合う求人を提示してくれる人」でした。

でも、プロの転職エージェントは、

  • 私が言語化できない強みや本当にやりたいことを、私の代わりに整理して言語化してくれる人

であり、その上で

  • 潜在的なニーズを満たした求人の提案が出来る人

だと思います。


どんな人でも今まで生きてきた人生を、1回1時間のキャリア相談で伝えることなど到底できません。

やはり、しっかり転職サポートしてもらうには大手ではなく中小転職エージェントでしっかり時間をとってくれる会社にも頼んだ方が良いです。

 

るてぃ

転職のたびに人生相談が出来るような転職エージェントを見つけられるとベストですね!

キャリトレの良い口コミ・評判を集めてみた

 

るてぃ

今までの内容は私の主観がほとんどなので、他にもキャリトレを利用した人の声も集めてみました!

求人数が多い、効率も良い

るてぃ

10万件の求人票をチェック出来るのは良いですよね!

選考のスピードが早い

るてぃ

返信のスピードや選考のスピードが早いと言う声も多かったです。

自分の市場価値を認識できる

 

るてぃ

好印象の口コミが目立ちました!!

キャリトレの悪い口コミ・評判を集めてみた

るてぃ

続いて、悪い口コミ・評判も集めてみました!

マッチしない求人のスカウトが多い

るてぃ

どの転職サイトやエージェントでもそうですが、キャリトレでもマッチしない求人のスカウトメールが多いという声はありました。

人事や転職エージェントも忙しいので、条件で大枠のフィルタをかけてスカウトメールを送っていることがほとんどです。

一人一人の職務経歴書をしっかり確認してメールする企業は少ないので、マッチしないスカウトメールがあるのも仕方がないと言えるでしょう。

転職エージェントからのスカウトメールが多すぎる

 

るてぃ

私と同じように、企業より転職エージェントからのスカウトが多すぎるという声も。

コツとしては、企業や転職エージェントが面談を確約してくれる場合が多い「プラチナスカウト」のみしっかり見るのがオススメです。

使い勝手が悪い

 

キャリトレをおすすめ出来る人は?

 

るてぃ

最後にもう一度、キャリトレをオススメできる人のまとめです。

キャリトレがオススメできる人まとめ
  • 20代でキャリアアップしていきたい人
  • まずはどんな求人があるか情報収集から始めたい人
  • 一都三県に勤務希望の人

  • 特に年収500万以下の第二新卒(卒業3年以内の社会人)はキャリトレがオススメ

  • 20代後半でキャリアに自信がある人と第二新卒でも年収500万以上もらっている人はビズリーチキャリトレの併用がオススメ

 

るてぃ

人によって自分に合う転職支援サービスは変わってきます。
本気で転職を考えている人はこちらの記事もチェックしてみてくださいね!

 

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