ブラック企業の基準って何?16個のあるあるネタと予防策とは

記事更新日: 2021/06/07

ライター: けんけん

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この記事で分かること
  • ブラック企業の特徴とは?
  • ブラック企業の見分け方とは?
  • ブラック企業に入ってしまったらどう対処すべき?

 

ちょっ待って、うちの会社ブラック企業なのでは!?

せっかく入社した会社がブラック企業だったらちょっとショックですよね。

給与未払いや予想以上の長時間労働などの問題は、これから新卒入社や中途入社する人にとっては、なんとしても回避したいものです。

 

そして、転職しようにもブラック企業に勤めながら転職って結構キツイ!!

ブラック企業は給与が安い会社も多いので、生活のために我慢をしながら数年働かざるを得ないという状況も考えられます。

 

そこで今回は、過去に相談件数が多かった失敗談の中から、ブラック企業のあるあるネタをピックアップしました。

事前に確認すべき予防策や「ブラック企業かも・・・」と思ったときの対処法をご紹介していきますので、参考になれば幸いです。

そもそもブラック企業の基準ってあるの?

 

そもそもブラック企業に定義や基準はあるのでしょうか?

 

率直に言うと、ブラック企業に定義はありません!

いくつかの劣悪な職場環境や企業体質が重なってブラック企業と呼ばれています。

またそれぞれの感じ方によっても、その会社がブラックかホワイトかは違います。

 

けんけん

Aさんが「ブラック企業」と思っていても、Bさんは「やりがいのある会社」と思っている場合もあるということです。

とはいえ、ブラック企業には「こうだったらブラックと言えるよね」というパターンがあります。

次に紹介するブラック企業あるあるで3つ以上当てはまる方は、対策をしたほうが良いでしょう。

あなたの会社は大丈夫?
ブラック企業の基準
  • 残業時間が80時間を超えている
  • 週1日以上の休みがない
  • 有給が取得できない
  • 残業代が出ない
  • 給料の未払いがある
  • 給与が理由もなく下がる
  • 不可解な天引きがある
  • 給料が安すぎる
  • 離職率が以上に高い
  • 退職勧奨など社員への圧力が強い
  • なぜか簡単に入社できた
  • 理不尽な経営方針
  • 家族経営
  • セクハラ・パワハラが横行している
  • 精神論、根性論が多すぎる
  • 法律を守らない

ブラック企業あるある3選【労働時間編】

けんけん

ブラック企業あるあるについて詳しく解説していきます。

まずは労働時間編です。

①労働時間が長すぎる

なんと言ってもブラック企業という言葉が連想するのは「長時間労働」ではないでしょうか?

実際に、長時間労働や休日出勤を強いられて、労働者を道具扱いする悪質な会社もあります。

「単純に仕事量が多すぎる」

「周りの人も働いていて帰りづらい」

「仕事が終わったら別の仕事を押し付けられる」

このようなことが重ると、残業が増えて、結果的に長時間労働を強いられることになります。

けんけん

また社員の能力以上の仕事を与えた結果、能力を労働時間でカバーし続け長時間労働になってしまう、といった経営やマネジメント側の問題がある場合もありますよね。

他にも非正規雇用の労働者の場合、派遣切りや契約解除を恐れて企業側の申し出を断り切れない、というパターンも存在します。

けんけん

1つ理解しておいて頂きたいのは、労働基準法では「1日8時間、週40時間」の法定労働時間が定められています。

「月の残業は45時間以内、超えるようであれば労使協定を結ぶ」という「36協定」が決まりです。

ただし、会社と社員の間であらかじめ働く時間についての協定である36協定が締結されている場合は、会社は「1日8時間、週40時間」を超えて社員を働かせることが可能です。

典:厚生労働省

けんけん

つまり、月に80時間以上残業する月が続くようであれば、ブラック企業の可能性が高いと言えるでしょう。

「厚生労働省の通達に基づいて目安とされる基準で、「過労死ライン」というものがあります。

この「過労死ライン」とは、月80時間の残業時間を超えると、従業員の命の問題に関わるという基準を指します。

 

②休日出勤が当たり前

きだっち

最近、休日出勤が多い気がす・・・。あれ、いつ休んだっけ??

けんけん

ブラック企業であると、人員不足などを理由に休日出勤を強いられるパターンが多いです。

特にシフト制や土日出勤がある会社の場合だと、休日出勤を迫られるケースが多いです。

飲食業、アパレル・販売業、宿泊業などに多い傾向があります。

 

出典:NHK世論調査

上図はパート・アルバイトも含みますが、

  • 休みが決まっていない人が全体の24%
  • 週休1日の人が11%

と、休みが少ない人が多いことが伺えます。

けんけん

労働基準法では、会社は社員に対して週1日以上の休日を与えなければいけないと決められています。

また、社員に休日出社させた場合には、その分の賃金も支払う必要があります。

そのため、休みが週1日以上もらえてない時があったり、休日出社分の賃金が支払われていない場合は、ブラック企業である可能性が高いです。

 

③有給休暇が取れない

 

けんけん

有給は必要なときにちゃんと取得できていますか?

有給休暇が取れているかどうかもブラック企業を見極める指標となります。

労働基準法第39条には、このように記されております。

使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

引用:労働基準法第39条

つまり6ヶ月以上の勤続し、なおかつ8割以上の出勤をしている人は、自由に有給を使用できる権利があります。

原則、社員は自由に有給を取得することができるので、有給の使用を制限するのは違法です。

けんけん

ちなみに有給を取得する際、社会人として最低限の報告・連絡は必要ですが、「義務」ではありません。

そのため、次のような会社独自のルールは守る義務はないのです。

・有給を取得する際は、上司に許可を取る必要がある

・必ず事前に相談する必要がある

・有給を取得する理由を必ず報告する

けんけん

毎回理由を聞かれてしまう場合は、上司が納得しやすい理由をまとめたこの記事も参考にしてみてくださいね。

ブラック企業あるある5選【給与編】

けんけん

続いて給与編も書いていきたいと思います。

①残業代が出ない

きだっち

残業しているのに、残業代を支払われたことがありません。。

けんけん

契約内容をきちんと確認しましたか?

みなし残業制をとっているブラック企業では、残業代が支払われないリスクがあります。

つまり、みなし残業制をとは、

・実際に残業していなくても何時間かの残業時間分の給与が上乗せされて支払われる

・みなし残業分の時間を超えた残業に対しては、残業代を支払う義務がある

という制度です。

 

もし、みなし残業以上の残業をしているにも関わらず、残業代が支払われていない場合はブラック企業と言えるでしょう。


出典:アルファ

 

残業時間が0であれば同じ報酬をもらえますが、残業をするとみなし残業は残業代別途支給の場合よりも少ない収入になってしまいます。

みなし残業制の会社だったとしても、所定の残業時間を超えた場合、残業代はしっかり出ます。

けんけん

自分の月の残業時間はきちんと把握しておきましょうね

 

給料の未払いがある

けんけん

理由もなく、給料の一部が支払われなかったり、手当てが支払われていなかったことはありませんか?

経営不振に陥った時、社員にきちんと説明もせずに給与の未払いが発生するケースがあります。

一般的には最初にコストカットされるため、人件費がカットされるという訳です。

 

③給料が理由もなく下がる

給料の未払いのケースのように、理由もなく給料が下がるケースがあります。

減給は正しい段階を経て社員と交渉すしたうえで行うものですが、予告なしで下がるのは違法です。

 

④不可解な項目での天引きがある

気にならないくらいの微差で給与からの天引きがされているケースがあります。

入社するときに説明を受けていない項目で天引きされていませんか?

  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 所得税
  • 住民税

上記の内容はよくある天引き項目ですが、それ以外の項目で見覚えのない項目がないか確認してみましょう。

きだっち

私の前職は、社員交流費として毎月1500円の徴収がありました。

 

⑤給料が安すぎる

けんけん

厚生労働省が定める最低賃金を下回っている場合、間違いなくブラック企業と言えるでしょう。

時給制で働く方は、令和元年に改定された最低賃金を確認してみてください。

都道府県によって最低賃金は異なるので、自分の働いている地域の最低賃金をチェックしておきましょう。

参考:厚生労働省HP

ブラック企業あるある8選【企業体質編】

けんけん

続いて企業体質編も書いていきます。

ブラック企業は似たような企業体質を持っています。一つ一つ紹介していきます。

①離職率が異常に高い

きだっち

毎月何人も社員が辞めていくんです・・・

けんけん

離職率が高い会社は当然、ブラック企業の可能性が高いですね。

劣悪な環境で働き続ければ、当然のことながら離職者が増えていきます。

離職率が多いということは、これまでに説明したなんらかの理由で退職をする人が多いのかもしれません。

企業によっては、使えない人材は切り捨てる企業体質の場合があります。

 

②社員への圧力が強い

ブラック企業の肩を持つわけではないのですが、健全な企業経営をする上で、実力のある人間を残し、能力のない人間に辞めてもらうのは非常に合理的な手段です。

けんけん

しかし、行き過ぎた退職勧奨や非人道的な圧力をかけることは大きな問題です。

下記事例は日本航空での事案で、退職勧奨の慰謝料として20万円が支払われました。

上司が「いつまでしがみつくつもりなのかなって」「辞めていただくのが筋です。」「懲戒免職とかになったほうがいいんですか。」などの表現を用いて退職を求めたこと、しかもその面談は長時間に及んだことなどを社会通念上相当と認められる範囲を逸脱している違法な退職勧奨と判断(以下省略)

出典:厚生労働省 日本航空事件

他にも、

  • 高すぎるノルマを課して退職への誘導させる
  • 不要と思われる上司との面談が異常に多い
  • 仕事を与えない

などのパワハラとも受け取れる退職勧奨の事例もあります。

 

③なぜか簡単に入社できた

退職者がたくさんいると、新たに雇用する必要があります。

そのような企業では、「うちの会社で耐えられるか?」が本当の採用の基準になっていることがあるため、簡単に入社できてしまうことがあります。

きだっち

バイトの面接のように1回だけで入社が決まる場合などは注意しないとですね。

 

④トップダウンのワンマン経営

けんけん

他にも社長の完全トップダウン型のワンマン経営の場合、ブラック企業の可能性がありますね。

ワンマン経営自体が悪い経営手法ではないのですが、「ワンマン経営=周りの社員の意見が反映されない」というマイナスイメージが強いのも事実です。

そうなると、周りが社長や役職者に意見を言うことができずに、社員の活気が失われることが多いです。

 

他にも、

・社員が理不尽に怒られる

・罵声が飛び交う

・責任を取ろうとしない

・社長の意見がコロコロ変わって充分な説明がない

などの特徴が見られたらブラック企業と言えるかもしれません。

きだっち

こんな環境の社長の下で働くことになったら、精神的にダウンしてしまいそうです。

 

⑤家族経営

上位の役職者が親族で固められているような、いわゆる家族経営の場合、ブラック企業化する可能性があります。

けんけん

家族経営は、利害関係者が家族のため、家族の職位を守る経営に陥りやすいですからね!

その結果、

  • 役職者が守られる保身的な経営方針になったり
  • 逆にトップダウンが強すぎて社員がついていけなかったり

など、役職者と社員の間に軋轢が生じやすいです。

 

⑥セクハラ、パワハラが横行している

セクシャルハラスメント、パワーハラスメント、モラルハラスメント、マタニティハラスメントなどが横行している場合もブラック企業と言わざるを得ません。

きだっち

セクハラ、パワハラは個人の感じ方の問題なので難しい問題でもありますよね。

  • 個人が好きなことを自由に発言しがちなフランクな職場
  • 体育会系過ぎる社風
  • マネジメント経験が浅いメンバーが多い

場合は、セクハラ、パワハラが横行しやすいです。

けんけん

実際、ハラスメントが横行している会社は、一度社内で問題が起こりでもしない限り改善がされることはないでしょう。

問題が起こり、企業体質がよくなれば良いのですが、改善の余地がなければブラック企業と言えます。

 

⑦精神論・根性論が多すぎる

けんけん

精神論・根性論で突き進んでしまう会社も要注意です。

「やればできる」「まだまだイケる」「大丈夫っしょ」

発言する本人は何気ない言葉でも、言葉を受ける当事者にとっては論理性の欠片も感じない無意味な言葉になっていることが多いものです。

 

根拠のない励ましを受け続けるのは、良好な人間関係があった上で言わないと響かないものです。

きだっち

私ならプレッシャーかけられているようにしか聞こえないです(涙)

あまりにも過度な精神論・根性論が多かったらブラック企業と言えるでしょう。

ただし、会社には精神論でしかマネジメントをする手段を知らない上司がいることは事前に理解しておきましょう。

 

⑧法律を守らない

けんけん

驚くことかもしれませんが、法令遵守ができていない企業が存在します。

「法律を知っているけど守らない」のは言語道断ですが、「法律を知らなくて守れない」企業が存在します。

主にこのような企業体質はベンチャー企業や中小企業に多く見受けられます。

けんけん

理由として、社内に法務部を設置していなかったり、法律に関する相談をうまく弁護士に行えていなかったりすることが挙げられますね。

法律を守っていないことが発覚すれば、企業ブランドを下げるのでマイナスポイントになります。

そして社員は「法律を守らない会社の一員」になってしまうので、「法律を守っているか?」「社会的良識に沿った企業行動を行っているか?」ということには常にアンテナを張っておきましょう。

事前にブラック企業を見抜く方法とは?

きだっち

なんだか恐ろしくなってきました。

事前にブラック企業を見抜く方法はないのでしょうか?

ブラック企業に間違って入らないようにするために、入社前に気づくに越したことはありません。

けんけん

100%見抜く方法はないのですが、見抜きやすくする方法についてはお伝えしますね!

口コミサイトを見ておく

けんけん

ベストな方法は口コミサイトをきちんと確認することです。

転職の失敗を避けるために、社内の風通しの良さや社内の実態を知っておきたいですよね。

PRtimesが出している調査でも転職活動時に最も知りたい情報は「給与などの待遇」についで「働く社員のリアルな声」でした。

出典:PRTimes

けんけん

しかし、社内の雰囲気や社員の生の声は、求人情報には載っていないのがほとんどです。

そのために、事前に会社の口コミを確認しておくと良いでしょう。

次の2つのサイトで口コミを確認してみてください。

運営会社
オープンワーク株式会社
サービス開始
2007年〜
口コミ件数
900万件
まずは公式HPを見る 〉

業界のパイオニア的存在のOpenWork。(旧社名:Vorkers) 
口コミ件数が圧倒的に多いので、OpenWorkで口コミを確認しておけば間違いないと言えるでしょう。

運営会社
株式会社リブセンス
サービス開始
2010年〜
口コミ件数
300万件
まずは公式HPを見る 〉

こちらも知名度抜群な転職口コミサイトです。
転職会議の口コミは企業側は交渉しても消せないので、かなりリアルな口コミが見れます。

 

ちなみに、退職者の口コミは腹いせで嘘に近いことを書いているケースもあるので、100%信じてしまうのは危険です。

そのため、なるべく中立的な意見や客観的な意見を参考にするのが良いでしょう。

入社する前に社内見学をさせてもらうように申し出るのも一つの手です。

もしブラック企業に入ってしまったら…

きだっち

そうは言っても、ブラック企業に入ってしまったらどうしたら良いでしょうか?

けんけん

この場合、退職(転職)するか同じ会社に居続けるかの2つの選択肢しかありません。

いずれにしても真実を見極めながら、慎重で堅実な行動を取ることが最も重要です。

そのためには、次の3つのことを抑えておくと良いでしょう。

・他の社員の「退職した理由」に対してアンテナを張ること

・会社に対して将来性があるか考えること

・無理に頑張りすぎないこと

けんけん

ブラック企業に入ってしまった場合は、「いつ退職しても良いように備えておく」「しっかりと準備して転職をする」ことを心がけていくと良いですよ!

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