TOP > インタビュー・対談 > 子供があこがれるオトナを増やす|株式会社LvC代表 長谷川亮太さんにキャリアの本質を聞いてきた
マリエ
こんにちは、JobTier編集長のマリエです。
突然ですが、あなたは自分が会社を辞めたいと思った時に、即日中に辞める選択をできますか?
「さすがにすぐには・・・」「スキルがないから無理!」
こんな風にすぐに辞める選択をできない方がほとんどなのではないでしょうか?
マリエ
今回、お話を伺った株式会社LvC代表の長谷川さんは「選択できるオトナを増やす」をミッションに掲げ、ベンチャーキャピタル事業や人材紹介業を始めとした様々な事業を展開している経営者の方!
主に20代のキャリアについて本質的なことをお話ししてくださり、私自身も非常に勉強になりました。
またインタビュー前は、複数の会社を経営するイケイケな社長と話すのかと緊張していたのですが・・・
マリエ
新卒時や起業前の葛藤も赤裸々に話してくれて、起業家の方も私たちと同じように悩む時期があったのかと安心・・・!
「自分と同じように悩んでいる20代の背中を押したい」と語る長谷川さんの熱い想いを記事にしました!!
このページの目次
マリエ
長谷川さん、本日はお話できることを楽しみにしていました!
どうぞよろしくお願いします!
長谷川さん
よろしくお願いします!
zoomで取材させていただきました!(取材日:7月12日)
マリエ
長谷川さんは2年前に起業されたとのことですが、学生の時から起業しようと思っていたんでしょうか?
長谷川さん
いや、当時は全く考えていませんでした。
マリエ
意外です・・・!起業を考えたきっかけは何だったのでしょうか?
長谷川さん
同世代の人が集まる交流会で、独立して自分で事業をやっている子と出会ったのがきっかけですね。
長谷川さん:僕は社員2000人の会社で8年間ずっとトップクラスの成績だったので、給与も悪くなかったしある程度満足していました。
でも、その子と話したら、話のレベルが高すぎて全くついていけなかったんですよ。本当に衝撃を受けました。
マリエ
そんなに違ったんですね・・・!
長谷川さん
その後、当時自分が尊敬する会社員の40代の方を紹介して、その子と一緒に飲みに行ったら、その方も話に全くついていけなかったんですよね。
長谷川さん:その時、「このまま会社にいても厳しいな」って思いました。
と同時に、SNSが普及して誰でも情報発信でき、年齢関係なくチャンスがある時代。
転職ももちろん考えたんですが、やっぱり本気になるなら自分でやった方が良いなと思って起業することを決めましたね。
マリエ
なるほど、それですぐ会社を立ち上げたんですか?
長谷川さん
いや、実は1〜2年くらい躊躇しましたね。
長谷川さん:ただ、その間もすでに起業している子や経営者の方とご飯に行ったり話したりはしていました。
起業家の人たちと話す時間が増えると、だんだん自分の考えも変わってくるんですよね。
そしたら上司に毎回凛義を通すのも、何人もの上司に決裁のハンコをもらいに行くのもだんだん馬鹿らしく思えてしまいました。
マリエ
気持ちすごく分かります・・・!
でも、長谷川さんのキャリアを見ると、長谷川さんだからこそ独立できたんじゃないかなと思っちゃう人も多いんじゃないかと思いますが・・・
長谷川さん
いやあ、僕も1年目はひどかったですよ。
毎日、本当に会社に行きたくないと思っていました。
長谷川さん:先輩の女性社員に「亮太、大丈夫?」と言われて「大丈夫じゃないです・・・」と消えそうな声で言った記憶は今でも覚えています。
当時、日記をつけていたんですけど、振り返ると病み具合が半端なかったのが分かりますね(笑)
自分の仕事の出来なさに、あれだけ落ち込むことはもうないんじゃないかなと思います。
当時のことを思い出して話してくれる長谷川さん
マリエ
長谷川さんでもそんな時代があったんですね・・・
長谷川さん
そうです。今の経歴だけ見るとキラキラして見えるかもしれないですが、「こんな僕でも起業できた」って言ったほうがあっているんですよね。
長谷川さん: 正直、僕はスマートに起業した訳ではないのでカッコよくはないんですけど、ほとんどの人は僕と同じようなタイプだと思っています。
マリエ
確かにパッと起業しちゃうような子たちは少数派ですよね。
長谷川さん
そうそう。 だから同じように葛藤している人たちの背中を押してあげたいんです。
完全にお節介な義務感なんですけど。
マリエ
それで、人材紹介会社を立ち上げたんですか?
長谷川さん
そうですね。
僕が交流会でたまたま出会った起業家に会って人生が変わったように、「人をきっかけに人は変われる」と思っています。
長谷川さん:僕は起業の道を選びましたが、起業が全てだとはもちろん思っていません。
話を聞いて転職をオススメしない場合は、今の会社で頑張った方が良いってハッキリ伝えてあげています。
一人一人幸せって違うと思うので、人と比べず自分なりの幸せの定義を言語化するお手伝いはしていますね。
マリエ
それは素敵ですね!!
長谷川さん
だからこそキャリア相談ではなく、ライフ相談をすると言っています。
長谷川さん:あくまでライフの中のキャリア。
「なりたい自分」って誰でも持っているはずだから、そこから逆算してキャリアを作っていこうねって話を面談ではしていますね。
マリエ
長谷川さんが掲げる「子供がオトナにあこがれるシャカイをつくりたい」というビジョン!
とても素敵ですよね!
長谷川さん
ありがとうございます。
僕自身は小学生の時から大人になりたくないと思って生きてきました。
長谷川さん:子供時代がすごく楽しくて、大人になっても実感がわかなかった。
なんでそう思うのかなと深堀りして考えてみたら、周りに「自分がこんな風になりたい!」と思えるあこがれる大人がいなかったことに気づいたんです。
マリエ
確かに、かっこいいと思える大人って少ないかも・・・
長谷川さん
朝の通勤ラッシュの電車の中を思い浮かべても、顔が死んでる大人が多いですよね。
長谷川さん:結局、大人になれば選択肢が増えると思っていたけど、選択できない大人が増えちゃっているんだなと思いました。
20代のうちはいいですよ。ちやほやされるし、選択肢も多い。
でもそのまま気づかず歳を重ねて、40代や50代になってしまったら・・・。
選択することが出来ずに、仕方がなく今を過ごす大人になってしまいます。
長谷川さん
だからこそ、自分で自分の人生を選択して、活き活きと過ごすことができる大人を増やしたいって思ったんです。
そんな親を見たら、子供も大人って楽しいんだな!かっこいいな!って思いますよね。
マリエ
それは本当にそうですね!
でも、自分で選択できるようになるためにはどうしたらいいんですか?
長谷川さん
20代のうちに圧倒的当事者意識が持てる会社に勤めて、自分にキャリアをつけることかなと思います。
長谷川さん: 僕は大企業にいたからこそよくわかるんですが、与えられる環境に慣れてしまうと自分にスキルがつかないんですよ。
業務のマニュアルが整っていて、一から十まで教えてくれる。全てが整っている環境は楽だけど、あとが大変です。
その点だと、起業は一番良いと思いますけどね。 自分の成長が会社の成長にダイレクトに繋がる。
起業が心配なら社長や社員が当事者意識を持って働いている環境をオススメします。
結局人って自分が思っている以上に周りに影響を受けると思うんですよね(笑)
マリエ
私も独立してその点はすごく実感してます。。
長谷川さん
ちなみに僕が思ったあこがれる大人は起業家の人たちばかりでした!
長谷川さん:起業家の人って楽しそうに生きている人が多い。
まあ、それはそうですよね。
会社のミッション・ビジョンが自分の人生と一致しているから「どうして自分はこの仕事をやっているんだろう」と悩むことががない。
マリエ
会社員だと自分の想いと会社の方針が合わないことは往々にしてありますもんね。
長谷川さん
よく見えない人生は不安だと言うじゃないですか。
長谷川さん:僕は、「見えた人生の方がつまらないでしょ」と思います。
ゲームのクリアのやり方を分かっていて、誰がわざわざやるの?って。
マリエ
確かに、面白さは薄れますね。。
長谷川さん
もちろんこれに関しては価値観の違いはあると思います。
でも、20代の子で僕の考え方に共感してくれる子は増えている実感はあります。
マリエ
私もその考え方には共感ですね!
長谷川さん
一歩踏み出してチャレンジする20代が増えれば、選択できる大人も増えるはず。
僕は一歩踏み出したのが30代だったので、もっと早く動いていればと思うことはありますね。。
マリエ
この記事を読んでいる「今」がチャンスという訳ですね・・・!
最後に、今後の長谷川さんの目標も教えていただけますか?
長谷川さん
今後は人材紹介だけではなく、キャリアを模索している方たちに転職に限らず何か一歩を踏み出せる事業に力を入れていこうと思っています!
LvCが一人でも多くの誰かのきっかけになれるような会社になれば嬉しいです。
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長谷川さん本日は熱い想いを語っていただきありがとうございました。
マリエ
長谷川さんが経営している株式会社LvCでは、転職相談だけではなく、起業・独立・副業と様々な支援も可能とのこと!!
少しでもモヤモヤした気持ちを抱えている方は、一度相談してみてはいかがでしょうか?
人生が変わるきっかけとなる時間を過ごせるかもしれませんよ!