すず
みなさん、こんにちは!JobTierのライター すずです!
日本には数々の協会がありますが、その中にはすごくユニークなものがあることをご存知ですか?
日本あんこ協会、日本吹矢レクリエーション協会、日本ふんどし協会・・
そして今回はなんと・・「面白い協会」と言われると必ず名前が上がる、「日本残業協会」の会長にお話を聞くことができました!!
日本残業協会?一体なにをしてるの?どういう背景で設立されたの?
すず
次から次へと疑問が湧いてきます(笑)
ということで、
日本残業協会 会長 藤橋さんに聞いた日本残業協会の正体をここで暴いていこうと思います!!
すず
協会の名前は聞いたことがある!という人も多いのでは?
この記事でどんな取り組みをしているのか、ぜひ知ってください♪
このページの目次
すず
藤橋さん、今日はたくさん質問させていただきます!
よろしくお願いします!
藤橋さん
よろしくお願いします!
zoomで取材させていただきました!ビールを被っていなくても素敵な方です(取材日:7月26日)
すず
日本残業協会とはどんな協会なんでしょうか?
藤橋さん
日本残業協会は残業している人のモチベーションを上げて明るい気持ちにさせることを目的とした協会です。
藤橋さん:残業を肯定する訳でも否定する訳でもなく、「どうせ残業するならモチベーション上げて楽しく行こう!そして早く帰ろう!」というのがコンセプトです。
働く人のモチベーションが上がるようなユニークな企画や、協会を通して人と人が交流できるような場を提供しています。
■日本残業協会の今までの活動事例
すず
取り組み自体も本当にユニークですよね!
この協会を設立したきっかけは何でしょうか?
藤橋さん
自分が残業していた時に感じた気持ちがきっかけでしたね。
藤橋さん:広告代理店で働いていたとき、一人で夜まで残業していることが結構あったんですよ。
小さな広告代理店だったので、フロアに一人だけで他の部屋も真っ暗で・・なんとなく自分しかやってないのかなとモチベーションが下がることがあったんですよね。
そういうときにコンビニに買い出しに行くと、他のビルにはまだ電気がついてるのが見えるんです。
それを見て、自分だけじゃないんだな、頑張ろうって思えたんですよね。
こういう気持ちを与えられる場があったら面白いんじゃないかなと思ったのが、協会設立のきっかけでした。
すず
ご自身が感じた思いを実現させたんですね。
でも協会を設立するって大変じゃないんですか・・?
藤橋さん
広告代理店に勤めていたこともあり、協会の設立自体は難しくなかったですね!
構想だけ立てて踏ん切りがつかない状態だったんですが、友人の「面白そうだね!」という後押しで設立を決めました。
すず
特に印象に残っている取り組みはありますか?
藤橋さん
いくつかありますが・・横浜市開港記念会館で講演をしたことですね。
藤橋さん:以前温浴施設をやられている団体の方と知り合いになり、一緒に温泉に入ることで交流をする「湯ミニケーションプロジェクト」を行ったんです。
その時のご縁で、その方々がやられたイベントにゲストとして登壇させていただいて。
講演のほか、知り合いに作曲してもらった日本残業協会の曲を流して、協会のイメージキャラである残蜜さんやアイドルの方に歌ってもらったり踊ってもらったり・・。
とにかくすごい体験をさせてもらいました。
すず
すごい・・!自分の協会のイメージソングとイメージキャラでイベントに参加するなんてなかなかできない経験ですね!
藤橋さん
本当に!いい意味でなにやってるんだろうな自分って思いました(笑)
協会を運営していなかったらできなかった経験だなと思います。
イベントの時の写真。みなさんすごく楽しそう!
すず
色々な活動をされていらっしゃると思いますが・・運営していてよかったことはなんですか?
藤橋さん
色々ありますが・・「サイトに来てくれた方の声が聞けた」ことがまずありますね。
藤橋さん:日本残業協会のHPで「残業力検定」というものを受けることができるんですが、設問の最後にフリーでコメントできるようになっているんですよ。
そこにコメントを残してくれる方が結構いらっしゃって。「私は今こういうことで頑張ってます!」とか「元気が出ました」とか・・。
サイトを見て前向きな気持ちになってくれているんだなというのが分かって、運営してよかったなと思います。
すず
サイトを設立したときの藤橋さんの気持ちがちゃんと伝わっているんですね・・!
藤橋さん
あとは、協会を通して繋がりが増えたことが嬉しかったですね。
すず
仕事関係の繋がりですか?
藤橋さん
それもありますが、仕事関係なくできた繋がりも多いんですよ!
藤橋さん:人づてで紹介してもらったりして、仕事関係なく飲みに行ったりとかもしていました!
協会を運営することで、今まで出会うはずもなかった人たちと出会えるのはすごくいいなと思います。
すず
大人になってから広がる交友関係・・いいですね・・!
逆に、もう運営を辞めたいと思ったことはあるんでしょうか?
藤橋さん
辞めたいと思ったことはないですが・・大変なことはありました(笑)
藤橋さん:新しいコンテンツを作成しようと個人でお仕事をされている方に依頼をしたんですが、なかなか完成しなくて・・。
半年で完成予定だったんですが、数年かかってしまっています・・(笑)
すず
随分延びましたね・・。
藤橋さん
本当に・・こういうこともあるんだなと学びました(笑)
すず
最近はコロナでなかなか活動もできていないとも聞いたのですが、変わったことはありますか?
藤橋さん
元々やっていた取り組みができなくなったことは大きな変化ですね。
そして何より働き方自体が変わり、協会としてやりたいことも新しく出てきました。
藤橋さん:このコロナ禍でリモートワークによって家で仕事をする時間が増え、人とのコミュニケーションが以前より取りづらくなっていると思うんです。
そしてコミュニケーションが取れないことで、モチベーションが上がらない人もいるんじゃないかなと。
なので、「みんな頑張ってるよ」ということをお互いに理解し合えるような環境作りをしていくことが自分たちの役目かなと考えています。
すず
時代に沿った取り組みですね!実際に考えられていることはあるんでしょうか?
藤橋さん
広い意味での同期とコミュニケーションを取れる仕組みをつくってみたいですね!
藤橋さん:特に大きい会社だとそうだと思うんですが、同期って結構重要な存在だと思うんです。お互い頑張ろうぜと言い合える存在というか。
それを自社だけでなく他の会社も含めて「同じ時期に業界に入った同期」として捉え、コミュニケーションできる場をつくってみたいなと思っています。
案外、同じ業種の他社の人って関わりが持てないんですよね。
そういった方同士で交流できる場があると面白いなと考えています。
すず
日本残業協会を今後どうやって運営していきたいと考えていらっしゃいますか?
藤橋さん
色々な方と関わっていきたいですね!
藤橋さん:自分一人だとやっぱり限界があるんですよね。
なので「一緒にやろうぜ!」と言えるような方とどんどん関わっていきたいなと思っています。
最終的な目標は残業に対してマイナスな気持ちを抱く必要がなくなり、協会がなくなることです!
すず
協会がなくなること!まさかの目標でした(笑)
他にJobTierを通して発信したいメッセージはありますか?
藤橋さん
一緒にやりたいと言ってくださる方がいれば、ぜひご連絡ください!
藤橋さん:特に、このコロナ禍で人と人との繋がりをつくっていきたいと思う方、そういった仕事をしている方とはぜひ一緒にやってみたいです。
あと今後活動をしていくにはアプリ開発が必要になってくると思っているので、アプリを一緒に作っていける人がいらっしゃったら、ぜひご連絡をいただきたいですね!
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日本残業協会 会長 藤橋さんにお話をお伺いしました!
前々から協会の名前だけ聞いたことがあったのですが、実際に中で協会を運営されている藤橋さんのお話を聞くと、より協会の面白さが際立つと感じます。
今後日本残業協会がどんな取り組みをしていくのか?とても気になるところです!
すず
HPには今までの取り組みのお話など様々載っているので、気になる方は覗いてみてください♪
藤橋さんと一緒にお仕事をしたいという方も募集中とのことです!
「「日本残業協会」の会長にこれからの残業を聞いてみた」(15年12月、exciteニュース)
「今こそ残業と向き合いザギョニスタへ進化!~真摯に仕事に取り組み明るい日本を~」(B-plus)
「藤橋 遼さん | 体験した発想を広げ、社会をちょっと良くしたい」(15年10月、another life)