NiziU(ニジュー)は人気ない？虹プロジェクトは失敗したのか？

2020年にTVでの虹プロジェクトの放送、動画配信サービスのhuluでの配信があり、NiziUは有名になりました。

虹プロの番組とはNiziUが誕生するまでのオーディションの様子をドキュメンタリーとして放送している番組です。

しかし2021年後半では、NiziUをあまりメディアなどで見かけません。

この記事ではNiziUが人気がなくなった理由やJ.Y.Park氏の手がけたプロジェクト、ビジネスが失敗したのかについて解説していきます。

NiziUが有名になった背景

huluの配信でも人気のあった虹プロジェクトに取り上げられていたガールズグループNiziU。

2019年に日本やハワイ、LAでグローバルオーディションが行われ、三次審査ではプロデューサーのJ.Y.Parkが直接審査を行い結成されました。

その後2020年に虹プロジェクト（虹プロ）が放送され、huluでも動画が配信されました。

huluの人気ランキングではバラエティジャンルで虹プロが1位を獲得し、huluの総合ランキングでも2位を獲得するほどの人気でした。（参照：hulu News&Infomation)

コロナ禍のタイミングで経済活動自体が落ち込んでいる中、女の子たちが厳しい練習やオーディションに励む姿に心打たれた人が多かったのではないでしょうか？

またプロデューサーであるJ.Y.Parkさんのマネジメント力や言語化する力をすごいと称賛する声も多く見られます。

虹プロが人気になった背景としては

・虹プロが放送され、オーディションのために頑張る子たちの姿
・プロデューサーの言葉やビジネススキルに興味を示す人たちが多かったこと

これらの要因が強かったことが考えられます。

人気の低迷：曲の再生回数の変化

NiziUの出した曲ではMake U happyが特に有名で、再生回数もかなり多かったですが、新しい曲が出るたびに、再生回数は減少傾向にありました。

Make you happyはプレデビュー曲ですが、1日でyoutubeのMV再生回数が1000万回を超える、すごい勢いでした。

再生回数はその後も伸びました。

しかし、その後何曲かリリースされていますが、全体的に再生回数は減少傾向にあります。

各局の再生回数は以下のようになっています。※YouTubeの各MVを調査

NiziUがリリースした4曲において上から順にリリースされましたが2020年6月30日にプレデビュー曲としてリリースされたMake you happyが最も再生回数が多かったです。

そして時期を経るごとに再生回数も減っていることからファンが減っていることが考えれます。

NiziUはなぜ人気が低迷したのか？

虹プロの配信後も曲を発表するなど、NiziUは2020年は軌道に乗っており、Make U happyはMV公開初日で1,000万回再生に達するなどの人気がありました。

しかし2021年にはNiziUをあまり見かけなくったと感じている人も多く、人気が低迷しておりますが、その理由について考えましょう。

NiziUの売り出し方を間違えた？

NiziUはK-POPがコンセプトであり、メンバーは韓国人が多いと思い込んでいる人も多いですが、実は日本人のガールズグループです。

プロデューサーのJ.Y.Parkさんや事務所自体は韓国ですが、メンバーは日本人といった珍しいグループ構成になっています。

従来の女性K-POPグループはスタイルが良く、綺麗な顔立ちの綺麗な人が多かったですが、NiziUは少し異色です。

日本人特有のかわいさを残しつつも、韓国風な衣装や様相にしていて、アンマッチが起こっている可能性があります。

一時的には虹プロの影響で人気が出ましたが、日本と韓国のスタイルを混合させたグループのため、次第に人気がなくなっていったことが考えられます。

メディアへの出演が少なかった？

虹プロはTV放送もあり、マス向けに配信されたことで人気になりました。

多くの人がオーディションの様子も見ることができましたが、総合的にNiziUはメディアへの出演が少なかったように思います。

ファンを増やしていく上ではマス向けのメディアやその他のメディアにも数多く出ることは大切です。

しかし、NiziUはメディアに出る回数が少なかったといえます。

日本でのTV番組に出演するにはハードルが高かった、もしくは戦略的に合わなかったのかもしれません。

プロデューサーが韓国の人で、K-POPのコンセプトを持ったグループであったことや、若者のTV離れもあることが理由として考えられます。

そもそも韓国で知られていない

NiziUは韓国ではまだデビューしておらず、一般的には知られていないです。

NiziUは日本人のK-POPグループであり、虹プロも日本で先に放送され、韓国では未放送です。

NiziUはK-POPといえど日本人であり、韓国で戦うには言語の壁やパフォーマンスのレベル、日韓関係など様々な要因がありそうです。

日本で人気になるK-POPグループは韓国でも人気があることが多く、メディアの露出も増えるといった好ループがあります。

しかし、NiziUには韓国での評判、メディアの露出頻度などが負のループになっていて、日本での人気も下火になっている可能性があります。

SNSの更新が低い

NiziUはSNSの更新頻度も少ないといわれています。

通常韓国のK-POPアイドルはSNSを使って配信を行ったり、YouTube、TikTokをうまく活用していますが、NiziUはSNSをうまく使いこなせていません。

通常人気が出るアイドルグループは最初はメディアへの露出は少ないものの、発信を積極的に行い、ファン獲得に動きます。

しかしNiziUは発信が少なく、ファンの拡大に失敗したといえます。

2020年は虹プロが話題になり、年末の紅白歌合戦にも選出されたため、成功したかのように見えてしまったのかもしれません。

J.Y.Parkのプロジェクトは失敗に終わった？

J.Y.Parkさんは過去NiziU以外にもアイドルをプロデュースしており、人気になったTwiceもその1つです。

Twiceは2015年から活躍しており、長い期間日本でも人気があったK-POPアイドルグループになります。

Twiceはデビューから6年経った今でこそ、人気は低迷していますが、一般的にアイドルグループは何年か経つと人気の陰りが出てきます。

虹プロは話題になりましたが、番組に対する一時的な盛り上がりでした。

つまり、NiziUに対してはファンがほぼついていなかったといえるのではないでしょうか？

また韓国でデビューが難しい今、日本にターゲットを絞ったファン獲得や今の時代に合わせたSNSでの発信など挽回策はゼロだとは思えません。

プロデューサーのJ.Y.Parkさんがどのように考え、動いていくのかは不明です。

しかしデビューから2年目の現時点で、J.Y.Parkさんのプロジェクトが失敗ではないと思います。

これからのJ.Y.Parkさんの動き方やNiziUの皆さんの活躍に期待です。

まとめ

2020年の虹プロジェクトのTV放送でオーディションの様子を描いた番組が放送されたことをきっかけに、NiziUは話題になりました。

しかし2021年にはNiziUの人気は下がっており、その理由やそもそも虹プロジェクトは失敗したのかについてお伝えしました。

人気の低迷は売り出し方や発信の課題により、ファンの心を掴めなかったことではないかと考えます。

課題はあるもののJ.Y.Parkさんのプロジェクトが失敗ではないでしょう。