Web業界の職種と年収|未経験からでも転職できるかを徹底解説

記事更新日: 2022/04/11

ライター: まつぱち

この記事でお伝えしたいこと
  • Web業界の8つの職種の業務内容と年収
  • 未経験からWeb業界に転職するために必要なこと
  • Web業界に向いていない人はどんな人か?

まつぱち

元転職エージェントでトップエージェントとして活躍したのちに、Webディレクターとして独立した私がWeb業界の職種や転職事情に関して紹介していきます。

Webディレクター×キャリアのプロ
転職市場を知り尽くしたプロ まつぱち

東証一部人事→トップ転職エージェント→Webディレクターとして独立

元トップ転職エージェントとして数多くの求職者のキャリア相談に乗ってきた経験あり。
その後2021年にWeb業界での実務未経験からWebディレクターとして独立。
JobTierをWebディレクターとして運営してきた経験を活かし、現在はフリーランスとしてWeb業界で活躍しています。

Twitter:@matsu_JobTier

この記事をご覧になっている方の中には

・Web業界に転職したいが、職種が多くて業務内容がイマイチわからない
・未経験からでもWeb業界に転職できるの?
・そもそも自分てWeb業界に向いているのかな…

このように感じている方も多いのではないでしょうか?

まつぱち

独立後、Web業界の会社で仕事を一緒にする機会もあります。

そして会社に所属していない私だから言えるWeb業界の職種の裏側も含めて解説していきます。

結論からいうと、Web業界へ未経験から転職することは簡単ではありませんが、可能です。

しかし、一括りにWeb業界への転職といっても、職種が様々に分かれており、職種によっても業務内容に大きな違いが出てきます。

そこで、Web業界の中で8つの職種では、それぞれどのような業務内容を行なっているかをこの記事で紹介します。

Web業界へ転職する場合、どの会社のどの職種に転職するかを考える必要があります。

自分がWeb業界へ転職し、どのようなキャリアを歩んでいきたいかを考えるのがポイントです。

まつぱち

Web業界がキラキラしたイメージを持っているかもしれませんが、どの職種も地道な業務が多いことです。

Web業界未経験で転職を考えている人は、日々の地道な努力が必要だということは覚えておきましょう。

しかし、インターネットやWebは今後も進化していくことが予想されるため、業界の将来性を考えてもおすすめです。

転職を検討している人はぜひこの記事を読み進めていただき、「未経験からでもWeb業界に転職できるか?」、「どんな人がWeb業界に向いているか?」など参考にしていただけると幸いです。

Web業界の職種には何がある?

Web業界は大きく括ると、Webサイトやインターネットを扱う仕事ですが、その中でもWebアプリケーションの開発やWebサービスの制作など事業内容は様々です。

またWeb業界の職種も多く、「Web業界に転職するとしたら、どこの職種に行けばいいんだろう?」と思う人も多いでしょう。

この章ではWeb業界の職種にはどのような職種があるかを紹介していきます。

Web系の職種を全部で8種類紹介

まつぱち

ここではWeb系の職種を全部で8種類紹介します。

Web業界の職種
・Webプロデューサー
・Webプランナー
・Webディレクター
・Webマーケター
・Webエンジニア
・Webデザイナー
・Webライター
・営業職

まつぱち

「こんなにいっぱいあるとわからない」と思ってしまう方も多いかもしれませんね。

営業職以外は全て横文字表記になっており、Web業界では他の業界にはない職種もあります。

各職種が担当する業務は違っており、自分がやりたい仕事に合わせて職種を決めていくことが必要です。

web業界の仕事は幅広い

Web業界の職種を8種類紹介しましたが、仕事の流れとしても以下のように上流と下流でも取り組む業務に違いがあります。

まつぱち

ここからもわかる通りWeb業界の仕事内容は幅広いです。

■Web制作の流れ
①事業計画の企画立案から始まり、クライアントのニーズをサイト設計に落とし込み
②Webサイトを作り込み、リリース
③リリース後に運用していく中であらゆる施策により集客・売上げをアップ

上流では事業計画の立案を行うWebプロデューサーの業務、下流ではWebサイトへの集客・売上げUPの戦略を考えるWebマーケターの業務があります。

さらにWebディレクターがWeb制作の現場で幅広い工程でディレクションを行なっていく流れです。

まつぱち

このように転職を目指す職種によっても担当する工程は変わるため、やりたい仕事に合わせて職種を選択しましょう。

また将来的なキャリアアップも考えておくことをおすすめします。

Web業界の職種の仕事内容

Web業界には数多くの職種があり、上流工程もしくは下流工程を担当するかで選択する職種が変わってきます。

職種によって仕事内容やキャリア、年収も全く変わってくるので、この章では8つの職種の仕事内容について紹介します。

必要なスキルや年収も合わせて解説するので、転職後「思っていた仕事と違って、向いてないかも」とならないために、しっかり理解しておきましょう。

Webプロデューサー

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ここではWebプロデューサーの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Webプロデューサーの仕事は主にWebサイト制作プロジェクトの統括をする仕事す。

例えばWebサイトをイチから立ち上げるとなった場合は、クライアントとコンセプト、ターゲットを話し合いながら、最終的なゴールを含めた事業計画を考えていきます。

事業計画の段階で市場分析、予算や人員などの計画、コンテンツ制作にかける期間も考えていく業務です。

ここでいうゴールというのは

・Webサイトから収益化し、会社の売り上げUPにつなげる
・集客をするために使う
・会社をPR・ブランディングする

といった戦略を決めていくことです。

まつぱち

Webのことに精通していないクライアントだとゴールが定まっていないことも多いので、事業計画の段階でWebプロデューサーがヒヤリングしていきます。

事業計画を立案に加えて、効果的なWebサイトにするためのサイト設計も考える必要があります。

必要なスキル

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Webプロデューサーになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webプロデューサーは決して簡単な業務ではなく、Webサイト制作プロジェクトの上流で責任者として業務を行う必要があり、以下のようなことが求められます。

Webプロデューサーが必要とするスキル
・マネジメントスキル
・経営者的思考
・Webサイト制作に関する知識
・ブランディング、マーケティングの知識
・企画力
・提案力、クライアントとの折衝スキル

Webのコンテンツ制作を進めていく際はWebディレクターが現場での中心になるため、Webディレクターを経験しておくこともポイントです。

年収

Webプロデューサーの年収は会社や求人にもよりますが、Web業界の中でも高い設定となっており、320万円〜1,000万円近くになります。

20代での平均年収は550万円となっており、日本全体の平均よりも高い傾向にあります。

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Webプロジェクトの管理を行うポジションであり、上流のため年収も高いです。

幅広い知識や経験が必要な職種のため、未経験での転職では狙えません。

ゆくゆくはWebプロデューサーを目指したい人はライターやマーケター、ディレクイターで十分な経験や実績を積み、ステップアップしていきましょう。

Webプランナー

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ここではWebプランナーの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Webプランナーの仕事はWebサイト設計の段階において、主に企画立案を行なっていくことです。

Webプロデューサーが事業計画・サイト設計の際にクライアントにヒヤリングをすることは紹介しましたが、Webプランナーが詳細を企画設計していきます。

クライアントが求める制作物をヒヤリングしたうえで企画書の作成を行い、プロデューサーやディレクターと詳細を決定していきます。

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Webプランナーはクライアントのイメージするものをしっかりヒヤリング、整理しのコンテンツが違ったものにならないかを確認する必要があります。

聞く・伝えるといったコミュニケーション力が必須になってきます。

必要なスキル

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Webプランナーになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webプランナーはサイト制作においてクライアントの要望をまとめ、制作者へ落とし込んでいく必要がある業務です。

業務上、以下のスキルが必要になってきます。

Webプランナーが必要とするスキル
・コミュニケーション能力
・傾聴力
・プレゼンテーション能力
・Web制作における知識

詳細な企画設計やプロジェクト進行をするために、クライアント、Webプロデューサーやディレクターの間に入りコミュニケーションを取る必要がある重要なポジションの1つです。

年収

Webプランナーの年収はWebプロデューサーよりも少し落ちる金額となっています。

平均年収は約450万円前後であり、より年収を上げるためにはポジションをあげたり、Webプロでニューサーにキャリアアップする必要があります。

Webディレクター

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ここではWebディレクターの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Webディレクターの仕事はWeb制作の段階において、現場で中心となりプロジェクト管理を行っていく業務です。

サイト設計をWebプランナーやWebプロデューサーとともに実施し、プロジェクトでのメンバー選定、進捗管理を行なっていきます。

進捗管理に加え、マーケターやデザイナー、ライターなどで構成されたチームのマネジメントも必要になります。

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特に定期的に記事を上げていく必要があるWebサイトの場合は、外部ライターの管理が必要な場合があります。

自社社員と違い何人ものフリーランスのライターを管理するのは難しいです。

Webディレクターは名前もカッコよく、クリエイティブで魅力的な職種だと思うかもしれません。

実情は多くのメンバーの管理をしながら、品質チェックも行わないといけないため、大変な業務量になります。

しかし、Webプロデューサーになるために経験しておくことはおすすめです。

必要なスキル

まつぱち

Webディレクターになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webディレクターは現場で中心となりプロジェクト管理をする必要があるため、以下のようなスキルが求められます。

Webディレクターが必要とするスキル
・Web制作の知識
・Webマーケティングの知識
・論理的思考
・マネジメントスキル
・コミュニケーション力
・マネジメントスキル

Webサイト制作ではエンジニア、デザイナーが制作したものをクライアントのニーズからズレていたら、口出ししたり、ライターが納品した記事のチェックをする際にWebマーケティングの知識も必要になります。

幅広い知識が求められるため、ライターやマーケター、エンジニアなど現場での実務を経験してから、Webディレクターを目指すのもおすすめです。

年収

Webディレクターの年収は300万円〜800万円ほどになる場合が多いです。

平均年収は490万円ほどでWebプロデューサーと比較すると約50万円ほど低くなります。

まつぱち

仕事の幅が広く、激務な割にはWebディレクターの年収は少ないんです…

ディレクターの先のキャリアパスも描いた上で、そのステップとして考えた方がいいかもしれませんね。

Webマーケター

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ここではWebマーケターの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Webマーケターの仕事内容はあらゆるインターネット、Webの技術を用いて売り上げを伸ばすために、集客・プロモーション・商品の宣伝を行うことです。

会社によっては広告運用、SNSやSEOの各マーケティング手法で力をいれている領域が分かれています。

またGoogle Analyticsなどを用いた現状分析とPDCAにより集客・収益UPにつながる施策を考え、実践していく必要があります。

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Webマーケターは地道な作業が多く、自分が考えた施策の結果が数字に跳ね返ってきます。

日々数字と向き合わないといけない業務なのでやりがいはありますが、大変な部分も多いです。

未経験からWebマーケターへ転職する前に「ブログ運営を副業でやって経験と実績を作るといい」といっているサイトも多いですが、

・広告運用の求人が多く、SEOやコンテンツマーケティングは少ない
・SEOで実績を作るには早くて3〜6ヶ月かかる
・今すぐ転職したい人にとっては実績を作れない

といったマイナス面もあるので、鵜呑みにして転職のタイミングを逃さないようにしましょう。

必要なスキル

まつぱち

Webマーケターになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webマーケターはツールを用いて現状分析、PDCAを行い、集客・収益UPにつなげていく業務であることから以下のようなスキルが求められます。

Webマーケターが必要とするスキル
・Google AnalyticsやSearch Consoleなどの分析ツール
・SEO、SNS、広告などのマーケティング手法の知識
・論理的思考
・課題解決力、分析力
・Excel、PPT他レポーティングツール

Webマーケターは思い込みではなく、データから分析し、マーケティング手法を組み合わせて自社の数字を伸ばしていくことが必要です。

年収

Webマーケターの年収は未経験からの転職時は300万〜1,000万円と幅広く、平均年収が約510万円ほどです。

マネージャーなどポジションを上げていくことによって、年収をアップさせることも可能です。

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Webマーケターはフリーランスでやっている人も多く、年収1,000万円稼いでいるような人もいます。

会社員として実務経験を積みながら、歩むキャリアを考えることもおすすめです。

Webエンジニア

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ここではWebエンジニアの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

WebエンジニアはWebサイト制作においてシステムの開発やコーディング、制作後の保守を行う業務になります。

Webエンジニアはさらに2種類のエンジニアに細かく分類することも可能で、「フロントエンドエンジニア」や「バックエンドエンジニア」といった言い方をします。

■フロントエンドエンジニア
デザイナーが考えたデザインをHTML/CSS/JavaScriptを用いてコーディングしていきます。
未経験からでも習得しやすいスキルになります。
■バックエンドエンジニア
Webサイトの裏側であるデータベース、サーバーなどの管理をする業務です。

まつぱち

Webマーケターは答えがなく、ある程度の経験を元に考えて業務を行う必要があります。

一方でエンジニアはある程度ゴールが決まっており、ゴールに向かってコードを書いていく仕事がメインなので、初心者でも取り組みやすいのがポイントです。

必要なスキル

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Webエンジニアになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webエンジニアはデザイナーが作ったデザインを元に、ゴールに向かって、サイトを構築していく仕事であることから以下のようなスキルが必要になります。

Webエンジニアが必要とするスキル
・HTML/CSS/JavaScriptのコーディング知識
・論理的思考
・コミュニケーション力
・データベースやサーバーに関する知識

求められているものをコミュニケーションを取りながら把握し、正確に作るスキルが必要になります。

エンジニアはPCに向かって黙々と手を動かすだけではなく、クライアントの意図を汲み取るためにコミュニケーションも必須です。

年収

Webエンジニアの年収は経験や会社によっても差がありますが、350〜850万円ほどが相場になります。

平均年収は579万円でWeb業界の職種の中でも比較的高い金額になっています。

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未経験の場合は年収が低くなる可能性が高いですが、Web業界は年功序列ではなく、成果主義な場合も多いです。

頑張りや実績次第で年収を上げられる可能性もあるのがポイントです。

Webデザイナー

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ここではWebデザイナーの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

WebデザイナーはWebサイト全体の配色からサイトのレイアウト、フォントの設定などのデザインを行う業務です。

おしゃれなデザインではなく、クライアントがターゲットとしているユーザー層やコンセプトとの親和性やデザインの原則などを元にデザインが行われます。

Webデザイナー独自の視点だと、ユーザーにとって見にくかったり不便などユーザビリティの悪いサイトになってしまいがちです。

まつぱち

Webエンジニアがコードを組むことができるデザインであること、ディレクターの品質チェックOKになるかといった下流工程も意識する必要があります。

必要なスキル

まつぱち

Webデザイナーになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webデザイナーはクライアントの求めるニーズに合うように、Webサイト全体のデザインを整える仕事を行うため、以下のようなスキルが必要になります。

Webデザイナーが必要とするスキル
・HTML/CSSに関する知識
・illustlator/PhotoShopに関する知識
・デザインに関する知識
・コミュニケーション力

年収

Webデザイナーの年収は270〜750万円となっており、未経験からの就職であれば、年収は低くなってしまいます。

平均年収は450万円ほどになります。

スキルや経験、会社によっても年収に違いが出てくるので、年収が低い場合はスキルを身につけつつ、転職してキャリアアップしていくことも検討しましょう。

Webライター

まつぱち

ここではWebライターの業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Webライターは企業のWebサイトやオウンドメディアに記事を量産していく必要がある場合に、ライティングを行い記事作成をしていきます。

最近のメディアでは最新情報を更新しながら、多くの記事を頻度高く入れていくことが大切なため、Webライターは需要が高くなっています。

まつぱち

フリーランスでWebライターをやっている人は非常に多く、会社としても人件費を削れるので、外部ライターを雇っている会社も多いです。

転職時の希望職種をWebライターに絞ると、求人数が少なくなるので、注意しましょう。

Web編集・ライティングの求人はありますが、SEOの知識やライター経験が求められる場合も多いです。

必要なスキル

まつぱち

Webライターになるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Webライターはメディアにコンテンツを更新していくために文章を書き続けなければいけなく、以下のようなスキルが必要となります。

Webライターが必要とするスキル
・論理的思考
・SEOに関する知識
・セールスライティング/コピーライティングの知識
・自己進捗管理

ライターはただ記事を書けばいいわけではなく論理的に文章構成をする必要があるため、ロジカルな考え方をできるかがポイントになります。

またフリーランスでも会社員でも納期までに何千文字を書かなければいけないので、自分で進捗管理できることは大切です。

年収

Webライターの年収は300〜700万円が相場で、平均年収は440万円ほどになっております。

未経験からフリーランスとして案件を獲得することも可能なので、フリーランスで経験や実績を積んだのちに、転職を考えるのも1つの手段です。

しかし、実績がつけばつくほど、高い文字単価で交渉でき、フリーランスの方が時間に対して得られる、収入も多い場合もあります。

まつぱち

Web業界で将来的にWebマーケターを目指したい人は、まずはWebライターとして転職するのもありです。

営業職

まつぱち

ここではWeb系の営業職の業務内容、必要なスキル、年収について解説していきます。

Web業界の中にも営業職は存在します。

Web業界の営業職はWebサービスをクライアントに提案する業務やWeb広告の営業といった業務があります。

クライアントとしては新規顧客を獲得したり、既存顧客にアプローチするなどのパターンがあるのです。

まつぱち

営業職は未経験可の募集求人も多く、業界未経験からでも入りやすいです。

いずれWebマーケターを目指しているが、なかなか書類選考通らない、内定が出ないという人はWeb業界営業で自社サービスや他の職種に詳しくなってから、職種チェンジをすることも可能です。

必要なスキル

まつぱち

Web系の営業職になるためにどのようなスキルが求められているかを解説します。

Web系の営業職は未経験からでも転職しやすいですが、営業の仕事のため以下のようなスキルが求められます。

Web系の営業職が必要とするスキル
・自社サービスに関する知識
・コミュニケーション力
・ヒヤリング力
・メンタル

年収

Web業界に限らず、営業に未経験から転職する場合は年収も低くなりがちです。

営業職の全体としての年収は300〜1,000万円となっており、幅広いです。

理由としてはスキルがあって結果を出している人は成果報酬で収入が増えていて、逆に未経験や結果を出せていない人はインセンティブがつかず、年収が低いからです。

平均年収は380万円ほどと低くなっております。

まつぱち

なお営業職の年収はWeb業界に絞ったものではなく、営業職全体なので、Web業界だけで見ればもう少し高くなる可能性もあります。

しかし、未経験であれば年収は低くなる可能性は高いです。

未経験からWeb業界に転職しやすい?

Web系の職種は紹介してきましたが、そもそも未経験からWeb業界やWeb系の職種に転職できるのか知りたい人も多いでしょう。

そこで、この章では未経験からでもWeb業界に転職できるのかについて解説していきます。

未経験から転職できる職種はある

まつぱち

結論からいうと未経験でもWeb業界、Web系の職種への転職は可能です。

しかし、未経験職種への転職は簡単ではないことも覚えておきましょう。

Web業界は日々進化し拡大しているため、業界的には人手不足な一面もあります。

求人を探してみると未経験可の求人も多く存在し、企業は未経験者も募集しております。

Web系の職種の中でも、プロデューサーやプランナー、ディレクターに未経験で転職するには現場での経験やマネジメント経験も必要です。

上流工程の職種は未経験では難しいですが、現場で作業をするWebエンジニアや編集、マーケターは多くの募集求人があります。

まつぱち

ただし、Webに限らず、どの職種でも新卒と違い現場で即戦力で活躍することを企業は求めているため、未経験の内定確率は5%ほどになってしまいます。

転職の軸を考えた上で、Web系の未経験職種へ転職したい場合は諦めずに転職活動に挑戦しましょう。

企業研究を入念にしよう

まつぱち

未経験からWeb系の職種へ転職するために、応募する企業の企業研究は大切です。

転職エージェントでは求人を紹介してもらえますが、応募の前にしっかりと企業のことを調べることが大切です。

転職活動では、書類選考と面接があり、志望理由を面接官が納得できるように伝える必要があります。

そのためには他の会社ではなく、応募先の企業を志望する理由を自分の中でも腹落ちさせるために企業研究を行うことがポイントです。

まつぱち

企業をなかなか選べない人は、エージェントに紹介してもらった企業の中で納得感あるものを1社ピックしてみて、ミッションやビジョンに共感できるかを考えることから始めましょう。

試行錯誤した経験を転職先で活かせることをアピール

まつぱち

企業研究を終え、応募企業が見つかったら、その会社・職種で自分の経験を活かせるかどうかを考えていきましょう。

まずは職務経歴、自己PRや志望動機で現職の経験を応募先で活かし貢献できることをアピールしながら職務経歴書を作り込むことを意識しましょう。

どの会社でも使いまわせる書類では企業人事の印象にも残らず、書類選考にも通りません。

数多くの企業に応募するよりも企業を絞り、企業調査と自分をPRできるような職務経歴書を作り込むことの方が大切です。

まつぱち

自分をPRするために、例えば副業でブログ運営をやっていれば、その副業を通じてどのように試行錯誤して改善していったかを伝えましょう。

注意点としては副業でブログ運営を経験し、Webマーケターやディレクターの求人に応募するだけでは他の応募者と差別化できません。

ブログ運営を通してどのような施策を考え、検証して得られた結果がどのようなものかという試行錯誤から転職後は、どのように貢献できるかをアピールすることがポイントです。

まつぱち

私もWebサイト運営でGoogleアナリティクスやサーチコンソールを使いながら、サイト内記事を分析し、記事の質や内部リンクなどを改善したことをしっかりアピールしました。

Web業界へ転職する際の会社や職種の選び方

Web業界には職種も多くありますが、規模を選ばなければ、会社も多く存在します。

スタートアップやベンチャー、メガベンチャーといった企業がありますが、「とりあえず入れそうな企業に入る」のは危険です。

この章では、どのような基準で企業や職種を選択していけば良いかを解説していきます。

自分がどうなりたいかを考える

まつぱち

最も大切なことはWeb業界へ転職して、自分がどうなりたいかを考えることです。

今後キャリアを築いていく上で、現職の業界ではなく、Web業界へ移る事を考えている人は

・自分の市場価値を上げたい
・バリバリ仕事をして成長したい
・年収アップさせたい

といった人も多いのではないでしょうか?

まつぱち

バリバリ仕事をして成長し、市場価値も上げるためには、自分で考えてPDCAを回していくことが必要です。

市場価値が上がると、次の転職の際も企業から欲しいと思ってもらえるようになります。

そして企業に提供できるスキルがあれば、条件交渉によっては大幅に年収を上げることも可能です。

Web業界に転職し、市場価値を上げていきたいのであれば、最初に取り組む業務が大切なので、求人票の業務内容は確認しましょう。

転職後に経験できる業務内容が重要

まつぱち

転職後にどのような業務に取り組めるかが重要ということはお伝えしましたが、ここでは例を使って紹介していきます。

例えばWebディレクターの中でもすでに完成しているWebサイトの運用の業務についたと想定します。

大手のキュレーションメディアでは数多くのライターにKWを渡し、進捗管理をしながら、完成した記事の校正・校閲を行い公開する業務になります。

この一連の業務の中では、ほとんどルーチンワークになってしまい、スキルが身につきません。

まつぱち

だからこそ将来的に成長し、市場価値を上げていきたいのであれば、どのような業務に取り組めるかが大切です。

大手のキュレーションメディアなどであれば、すでに完成している場合も多いので、これから立ち上げ・グロースを行なっていくサービスに関われる会社がおすすめです。

また、会社のサービス利用者を増やすために集客の施策・実行を考えながら行えるWebマーケターは市場価値も高くなるでしょう。

【注意】大手企業への転職

まつぱち

大手企業の方が安定しているし、安心できるという人は注意が必要です。

Web業界は大手よりも圧倒的にベンチャーが多く、大手企業から転職すると年収は下がります。

指示された仕事をただやるような作業やルーチンワークよりも、日々自分で考え新しいことに立ち向かっていかなければいけません。

しかし、自分で考えてPDCAを回していくことで、着実にスキルや経験が身につき、市場価値が上がっていきます。

一度年収が落ちたとしても、自分の市場価値を上げたい人は年収を気にしないこともポイントです。

まつぱち

大手企業でルーチンワークをこなしながら、高い年収で安定した働き方がしたいというのも1つの生き方です。

しかし市場価値は上がらないので注意してください。

Web業界への転職に向いていない人

Web業界は未経験からでも転職が可能ですが、インターネットやデジタル技術の進化も早く、変化の激しい業界です。

将来性はありますが、全ての人がWeb業界への転職に向いているわけではありません。

この章ではどのような人がWeb業界への転職に向いているかを解説していきます。

まつぱち

特に以下のような人はWeb業界へ転職することに向いていないので、注意が必要です。

環境や方向性の変化に適応するのが苦手

Web業界への転職に向いていない人の特徴1つ目は環境や方針の変更に適応するのが苦手な人です。

近年のインターネット技術の進化は年々早くなっており、Web業界自体が変化しやすい業界となっております。

各々の企業がWebやインターネットの変化についていかなければいけません。

Web業界はベンチャー企業も多くあり、ベンチャー企業は方針が変わりやすい傾向があります。

まつぱち

昔からある日本の製造業や大手メーカーは過去の技術を守り、変化に対しては慎重になる傾向がありますが、Web業界は真逆の環境をイメージした方がいいでしょう。

ベンチャー企業は1日前に行ったことが翌日には方針が変わることはよくあります。

この変化が激しい環境をポジティブに捉え楽しめる人は向いていますが、ずっと同じ環境に安心感を覚える人や変化にストレスを感じる人は向いていません。

転職の際にはしっかり自分を見つめて判断しましょう。

向上心があまりない

向上心があまりない人はWeb業界へ転職した後の業務で苦労します。

Web業界は変化が激しいために、日々勉強して新しい知識を取り入れていく必要があります。

まつぱち

勉強や新しい知識を取り入れることが苦手な人はWeb業界へ転職する前に自分を見つめて、考え直すことをおすすめします。

Web業界ではトレンドや技術が進化し、少し前に流行っていたものが時代遅れになることも多いです。

企業として、個人として成果を出していくためにも、向上心を持ち日々勉強していくことが大切になります。

コミュニケーションを取るのが苦手

コミュニケーションを取るのが苦手で、黙々とPCに向かって作業をしたいという人にはWeb業界は向いていません。

Web系の仕事は一人で黙々とPC上で作業をするイメージを持っている人も多いかもしれません。

しかし各職種の業務でも紹介した通り、Web制作のフローでは複数の職種が連携しながら業務を進めていきます。

まつぱち

うまくコミュニケーションが取れないと、仕事上ロスが発生したり、クライアントが求めるものとズレた制作物になってしまうかもしれません。

ロスにより、結果納期に間に合わなかった場合は、クライアントに迷惑をかけたり、自社の信頼もなくなる可能性があります。

Web業界のフローでは制作物に対し、各職種がチームとなりコミュニケーションを密に取りながら、業務を進めていくことが大切です。

【フリーランスがおすすめ】自由な時間・場所で働きたい人

Web業界は時間や場所にとらわれず自由に働けると考えている人もいるかもしれません。

しかし実情は時間や場所にとらわれずに働ける職種は限られています。

Web業界ではチームを組んで密にコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくため、他のチーム員と同じ時間帯に仕事をする必要があります。

まつぱち

特に会社員であれば、テレワークを織り交ぜながらも、1ヶ月に何回かはチームの人と顔を合わせて、コミュニケーションを取ることも大切ですね。

Web業界といえども、会社員である以上、時間や場所を自由にして働くことは難しいです。

もし時間や場所にとらわれない働き方をしたい場合はWebライターをフリーランスで行うことがおすすめです。

フリーランスのWebライターの案件は多く、夜中に記事を書いて納期までに間に合わせることができれば、報酬を得ることができます。

まとめ

Web業界は職種によって仕事内容や年収が変わってきます。

未経験の職種への転職場合は、いきなり上流の職種を担当できることは少ないので、未経験からでも入りやすい職種を経験し、キャリアアップするための戦略も考えてみましょう。

Web業界への転職を考えている場合はやりたい仕事に加え、自分がWeb業界に向いているのか、どういったキャリアを歩みたいかまで考えておくことがおすすめです。

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