TOP > インタビュー・対談 > 【イベント参加レポ】大張流ストロングスタイル経営論。溢れるプロレス愛も体感してきた。
マリエ
こんにちは、JobTier編集長のマリエです。
2022年6月21日、第167回グローバル人事塾のイベントに参加してきました。
今回のテーマは『大張流ストロングスタイル経営論』
日本プロレス界の最大手団体・新日本プロレスを率いる大張高己社長が、ご自身の経験をふまえた組織マネジメント論やキャリア論、経営論を語ってくださるイベントです。
今回はこのイベントをレポートという形で、内容や感想を振り返りたいと思います。
講演イベントの内容
感想としては・・・このイベントに参加してプロレス業界への見方がガラッと変わりました!!
実はワタクシこのイベントに出会う前はプロレスを見たことがなく・・・「プロレス?痛そうだし見てられない。何でやるんだろう」くらいの感覚でいました(プロレス愛にあふれる皆さん、ごめんなさい)
でも、このイベントに参加して、
がよく分かりました。
組織論・キャリア論と書くと、テクニック論に近い考察を期待する方もいらっしゃるかもしれません。
この会は、それよりももっと深い大張社長のプロレス愛と本質的かつ熱い想いを聞ける会でした!!
マリエ
JobTierを見てくれている若い方やプロレスに興味がない人こそ、ぜひ読んで知っていただけたら嬉しいです!
このページの目次
提供:グローバル人事塾
マリエ
まずはイベントの概要についておさらいします!
第167回グローバル人事塾
【大張流ストロングスタイル経営論】
日時:2022年6月21日(火)19:00〜21:00
場所:新橋 アルヴァスデザイン
※リアル&オンラインハイブリッド開催
講師:大張高己氏
新日本プロレスリング株式会社 代表取締役社長 New Japan Pro-wrestling of America, Inc. CEO 株式会社ブシロード 執行役員スポーツ&ヘルスケア本部長
1997年NTT入社。SEとして勤務しながらV1リーグ(当時)バレーボール選手としても活動。同社在籍中にカリフォルニア大学にてMBAを取得。M&Aや新ビジネス開発に従事したのち、法人営業部長、営業支店長等を歴任。2018年12月執行役員としてブシロード入社。翌年1月新日本プロレス経営企画部長。同年11月米国法人を設立しCEO就任。2020年10月より
新日本プロレスリング代表取締役社長(第10代)。今年50周年を迎えた新日本プロレスにおいて、自身のバックグラウンドとコロナ禍の環境変化を捉えデジタルとグローバルに重点を置いた経営を行っている。
ファシリテーター:阿部淳一郎氏
株式会社ラーニングエンタテイメント 代表取締役
若手の採用・育成、定着領域に強い人材開発コンサルタント。早稲田大学教育学部卒。筑波大学大学院修了。保健学(ストレスマネジメント領域)修士。大手社会人教育企業等を経て 2004 年に起業。「 若手人材の能力を潰さず、引き出し、
活躍してもらう」をコンセプトに人材 開発・採用支援領域で事業を展開。講演・研修登壇実績約 2000 本。大企業からベンチャー企業まで人事コンサルティング実績 30 社。大学講師歴も長く学生の就職活動にも精通。2014年からサンフランシスコへも事業展開。2021年には一般社団法人日本ハラスメントリスク管理協会の立ち上げに参画し、現在、参事。企業のパワハラ予防支援にも力を入れている。
著書『ロジカルティーチング ガツガツしていない若手社員を伸ばす技術』
『奇跡の就活術』など合計5冊。
主催:一般社団法グローバル人事塾 ~日本最大級の人事勉強会~
前半は大張社長によるプレゼン形式、後半は参加者含めてのワークショップとQAの流れでした。
マリエ
ちなみに参加者はトータルで50名程度!
リアル会場の熱気はすごかったです!
実は、会場に行ったもののみんな熱狂的なプロレスファンでアウェイな空気だったらどうしようと密かに心配していたんですが・・・プロレスファンかどうかは半々くらいの割合で、無事、私も疎外感なく会場で楽しむことができました><
マリエ
よく知らない人のために新日本プロレスについても補足しておきます。
知っている方は読み飛ばしちゃってください!
新日本プロレスとは?
1972年アントニオ猪木氏によって設立された日本で最も長い歴史を誇るプロレス団体。
強さを追求する「ストロング・スタイル」を旗印に80年代・90年代に一大プロレスブームを巻き起こす。
現在は国内外合わせて年間200大会を実施。(配信用大会含む)個性豊かな選手の活躍で再び注目を集めている。
▼プロモーションムービー
マリエ
この記事では時系列ではなくハイライトという形で、私が印象に残ったことをまとめます!
イベントの様子(提供:グローバル人事塾)
マリエ
まずビックリしたのが大張社長のキャリア。
大張社長はNTTで輝かしいキャリアを築きながら、44歳で未経験のプロレス業界に転職。
その理由が「一度きりの人生、本当に自分がやりたいことに全力で打ち込みたい」からとのこと。
講演の中でも、
「憧れと夢」「自分の特性」「ニーズ」 3つが重なる部分の仕事ができることが理想。
プラス 「賭ける覚悟」があるか。
というお話をされていましたが、幼少期から憧れだったプロレスラーに通ずるプロレス業界に身をおく覚悟を決め、40代でチャレンジしているのは説得力がすごい。何より年齢は関係ないんだなと痛感しました。
マリエ
40代で大きくキャリアチェンジするって、結構勇気がいりますよね・・・!
また、大張社長の好きな言葉として「生まれ変わるなら生きているうちに」という長渕剛さんの言葉をあげていて、「65歳まで働く時代、まだキャリアの折り返し地点なので」と話す姿が印象的でした。
マリエ
コロナ前は40万人以上を動員していた新日本プロレス。
コロナの影響をもろに受けて、動員数は一時期1/2まで落ちたそうで・・・。
そこで勉強になったのが「原動力となるエンジンは止めない」「必ず吹いている追い風を見極めて攻める」という考え方。
新日本プロレスの場合は、エンジン=試合。なので試合は止めずに、新しいチャネルを強化。
海外で無観客試合を実施しながら、有料配信サービス・グローバルECの立ち上げ・アプリ開発をスピーディーに対応。SNSやTVもフル活用して認知拡大に努めたそうです。
マリエ
毎日SWOT分析しながら、追い風と向かい風の事業を見極め、攻める事業を決めたという生々しいお話も聞けました!
土台を固めた上での今、リアル開催解禁→連日超満員の会場を実現。
まさに戦略勝ちですね!!
マリエ
コロナ禍で社長に就任した大張社長。逆境の中での就任で最初は大変なことも多かったそうです。
もし私がその状況で社長に就任したらどうするだろうと思いながら聞いていましたが、大張社長がお話しされていた中でも、
この辺りは非常に大事なポイントだなと感じました。
特に「なぜこの会社に入ったのか?」は必ず聞く質問とおっしゃっていたのが印象的でした。
マリエ
即実践できるかつ本質的なお話ですね・・・!
マリエ
イベントを通じて伝わってきたこと。
それは大張社長のプロレスへの愛!!!!
苦しい時はずっとプロレスに助けてもらったとのエピソードもあり、大張社長が心からプロレスが好きでプロレスの価値や素晴らしさを広めたいと思っていることが伝わってくる講演でした。
『プロレスは、人々が立ち上がるための心の支えである。
我々「新日本プロレス」は、コロナ禍でこそ、その真価の発揮時であり、世界中のファンを元気づけなければならない』
上記は新日本プロレスの経営理念です。経営理念も印象的ですね。
また、最後のQAで大張社長が日本のプロレスが世界でも通用するくらい強い理由を、
マリエ
大張社長のマネジメント論や事業戦略の考え方を知れたのはもちろんですが、今まで興味の範囲外だったプロレスの魅力を知れたことが個人的には大きな収穫でした。
イベント後、まずはyoutubeでプロレスの試合を見ましたが、背景を知って見てみるとレスラーのカッコ良さや迫力がより引き立つ。
リアルで見るのも良いかもと初めて思えました!!
マリエ
今後もプロレス業界と新日本プロレスの動向に注目していきます!!
素敵なイベントをありがとうございました!