TOP > 書評・要約 > 【書評・要約】1%の努力
TOP > 書評・要約 > 【書評・要約】1%の努力
今回は1%の努力の書評・要約を行なっていきます。
・目標達成のために直向きに努力しているけど、報われない
・正直努力するのは苦手
このように感じている人も多いのではないでしょうか?
今回書評する1%の努力では、ひろゆきさんはがむしゃらに努力することは無駄だと言っています。
マリエ
これはどういうことか気になりますよね?
エジソンの名言で「天才は99%の努力と1%のひらめきである」という言葉があります。
これを聞くと「ひたすら努力することが大事だ!」と解釈する人が多いのではないでしょうか?
マリエ
この名言が意味するのは、99%努力しても1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になるということです。
ただ、本書では努力を否定しているわけではありません。
努力をできる才能がある人と努力をできない人がいますが、努力をできない人は、自分に合うポジションを探すための努力をするべき、と伝えています。
1%の努力はニコニコ動画や2ちゃんねるでも話題になり、2015年には英語圏最大の掲示板4chanの管理人になったひろゆきさんの著書です。
ひろゆきさんは自分は天才ではないし、努力をしてきたわけでもないと言っています。
1%の努力の書評を私なりに解説していきたいと思います!
このページの目次
マリエ
1%の努力の大まかな内容をここでは紹介します。
日本の社会では何かをする過程での努力を賞賛する傾向にあります。
例えば遅くまで残業をしている人は仕事を頑張っていると見られるのです。
しかし、いつも私達に求められるのは結果ですよね?
冒頭でもお伝えしましたが、エジソンの言葉で天才は99%の努力と1%のひらめきという名言があります。
マリエ
これはただひたすら努力をすればいいと解釈してはいけません。
がむしゃらに努力をするだけではいい結果は出ず、ひらめきがあることで努力は良い結果につながるのです。
本書ではがむしゃらな努力はせず、最小の努力で結果を出すのが大事だと伝えています。
マリエ
最小の努力でいい結果を出す・・これができたら苦労しませんよね。
本書では楽に生きるための最小の努力を身につける方法を知ることができます。
例えば、多くの人がやらない自分に合ったポジションに行くこともその1つです。
マジョリティなポジションでは必然的に競争が発生し、勝つために努力が必要になってしまいます。
マリエ
競争より、楽をするための最小の努力を身につけたい方にはおすすめの1冊です。
早速中身を私なりに解釈して、解説していきます。
マリエ
1%の努力はズバリ以下のような人におすすめです。
本書ではスケジュールに余裕を持っておくことの重要性や好きなことは仕事にするべきかという考え方に対して書かれています。
ビジネスマンや、これからの働き方を考えている人にも読んでほしい1冊です!
マリエ
抑えておきたいポイントも含めて私なりにまとめてみました。
本書の全体の要点を下記の3つに分けて解説していきます。
・1%の努力とはどういうことか?
・自分のポジションの取り方
・チャンスを掴み取るために
率直に言うと1%の努力とは最小の努力で、最大限の結果を出すために考え工夫するということです。
日本の社会では努力が評価される傾向がありますが、最終的には結果が重要です。
マリエ
ひたすら努力すれば、どうにかなるということはありませんよね。
ひたすら時間を使って努力をしたが、いい結果が得られないということもあります。
努力をしないという選択肢もあることを知り、最小の努力でいい結果を出す努力をしてみましょう。
マリエ
楽するためにいかに考え、工夫するかに対しての努力をするのが1%の努力というのが私の解釈です。
1%の努力で幸せな人生を送るために、自分がどういうポジションで生きていくかが重要です。
ポジションの取り方は以下のようなものがあります。
①どのような業界・会社で働くか?
②好きなことを仕事にしたい場合、どのように考えるか?
③他の人がやらないポジションを取る
マリエ
この3つがどういうことを意味するか紹介します。
まずは①と②に当てはまる部分です。
働く業界についてと好きなことを仕事にしてもいいのかということについて解説します。
働く業界・会社の選び方は社会のニーズがどこにあるかを抑えるべきです。
そして自分のスキルを社会のニーズに合わせて伸ばしていくべきなのです。
ニーズがないジャンルでは稼げないどころか、会社の継続も不安定になる可能性があります。
マリエ
私たちは稼げなければ生きていくことができませんよね。
好きなことを仕事にしたいと考えている場合もまずは本業で安定収入を得ることが重要です。
そして副業や趣味で好きなことをやっていくのが合理的です。
マリエ
生活の土台がある状態で好きなことをし、自己実現をしていくというのが私の解釈です。
次に③に当てはまる他の人がやらない特殊なポジションを取るということについて解説します。
多くの人がやるポジションは必然的に競争が出てきます。
マリエ
競争がある中ではより努力することが求められます。
しかし、ほとんどの人がとらないポジションでは競争も起きにくいです。
少ない努力で、結果を出す一つの考え方として、人が狙わないポジションを探すことを努力するというものがあります。
マリエ
人が狙わない勝ちやすいポジションを探すための努力をすることも1%の努力です。
マリエ
本書ではいつでも片手を空けておくことと優先順位をつけることが重要だと言っています。
片手を空けておくというのは、タイムスケジュールに余裕を持っておくことです。
常に忙しく時間に余裕がないと、チャンスが巡ってきたときに、そのチャンスを掴み取ることができなくなります。
マリエ
このような事例を紹介します。
みなさんも同じような経験はありませんか?
<例>
友人に新しいビジネスの話を持ちかけられたとします。
しかし、本業でスケジュールが埋まっていて動きたくても動けず・・。
スケジュールに余裕ができた時には、友人は次の人を当たり、ビジネスパートナーを見つけてしまっていたのです。
時すでに遅しで、もうそこにチャンスはなくなってしまいました。
このようにチャンスはふとした瞬間にやってきて、一瞬でなくなってしまうのです
そのためタイムスケジュールには余裕を持っておくのが重要です。
マリエ
余裕を持ってチャンスを掴みにいきましょう!
マリエ
1%の努力から得られる考え方の私が思う重要なポイントを解説します。
1%の努力とあるように、最小限の努力で最大限の結果を出すのが効率がいいですよね。
本書ではその最大限の結果を得るために以下のことを取り上げています。
・努力をできない人は自分に合うポジションをにいく必要がある
マリエ
これは1%の努力の考え方で重要なことです。
努力をできるというのはある意味才能で、努力できる才能がない人も多いのです。
努力をする才能がない人はマジョリティなポジションではいい結果を出すのは難しいです。
マジョリティの中では競争が激しくなってしまいますよね。
だからこそ努力をできない人はがむしゃらな努力しなくても勝てるポジションに張るべきなのです。
マリエ
私の解釈で以下の事例を紹介します。
<例:ビジネスの先行優位>
ビジネスだと早期参入することが優位に働き、世の中で流行った頃に参入するともう遅い傾向があります。
後発であれば、早期参入者を上回る付加価値が必要で、勝ちづらくなります。
他の人が参入しない早期に取り組むことで、競争なく結果が出やすくなります。
努力できる才能のある人が多い環境にいるなら、場所を変えるのも一つのポイントです。
自分に合う環境に移ることで、成功する可能性は十分にあります。
努力をできない人は自分が努力しなくても成功できる場所を徹底的に探していきましょう。
マリエ
これが努力できない人がするべき1%の努力なのです。
努力できない人ががむしゃらに努力しても、努力が無駄になる可能性があるというのはお伝えしました。
楽に生きるためには努力しなくてもいいポジションにいる必要があります。
マリエ
自分に合うポジションを探していきましょう。
多くの人がとらない特殊なポジションを取りましょう。
今でこそyoutubeやブログなどの広告業界には人がありふれています。
マリエ
でも例えば10年前はどうだったでしょう。
10年前はこういったメディアでの仕事をする人は少なかったです。
働き方というのも今ほど幅広くないので、会社員として働いていくという人が多かったことが想像できます。
マリエ
YouTubeやブログが注目される前に始めた人は競争も激しくなく、稼ぎやすかったでしょう。
このように自分が勝ちやすい場所を徹底的に探すことに努力するのです。
実際にこのような考え方で1%の努力を人生に取り入れていきましょう。
1%の努力を取り入れる上での注意点も解説します。
マリエ
私の解釈も入りますが、以下のことは気をつけた方がいいです。
注意点は稼げる見込みのあるポジションを取れた場合でも、確実性が出るまでは安定収入の道は捨てないことです。
確実でないのに安定収入を捨てると生活がままならなくなる・・なんてこともあり得ますよね。
過去に稼げる見込みを見つけて、本業も捨てて飛び込んだ事例も見ましたが、稼げずにまた会社員として戻ることになりました。
マリエ
稼げるか稼げないか実感は湧いてくるまでは継続をした方がいいのかもしれません。
確実に楽することができるとわかるまでは本業を捨てないことをおすすめします。
楽になるつもりがかえって、人生が大変になったということにならないよう気をつけましょう。
マリエ
私は本書を読み、楽に生きるためにまず勝てるポジションを探す努力をすることが特に重要だと感じました。
人は生まれた国や地域、家によって地位も学歴もある程度決まってくるものだと思います。
つまりその人のいる場所が少なからず人生に影響を与えます。
マリエ
極論ですが、貧しい家で生まれた人ががむしゃらに努力して、お偉いさんになるというのは少し難しいですよね。
ただがむしゃらに努力するだけで、結果が出なければ、努力が無駄になる可能性だってあります。
何に対して努力をするかが本書のポイントだと思いました。
多くの人がいる場所では競争が起き、結果を出すには努力が必要です。
しかし、競争相手が少ない場所では、結果が出やすくなります。
この勝てる場所を探すことに努力するというのがポイントだということがわかる本でした。
マリエ
努力は美学という考え方は捨て、人生をより楽に生きるために、考え工夫しましょう。
この記事を読んで気になった方はぜひ本書を手にとってみてくださいね。