ユニコーン企業クラスと言われ、SaaS業界TOPクラスにまで急成長しているジョブカンの理由を徹底取材

記事更新日: 2021/08/10

ライター: 坂本 真梨絵

 

マリエ

こんにちは、JobTier編集長のマリエです。

バックオフィス業務を効率化するクラウドサービスの「ジョブカン

管理業務をやっている方であれば、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

ジョブカンは現在シリーズ累計導入実績12万社突破し、急成長を続けるサービス。

マリエ

そして少数精鋭部隊ながら、実は近年、IT業界を賑わしている時価総額が数千億円の企業と肩を並べる勢いの売上や知名度を、未上場ながらに築き上げているサービスなんです!!

さらにジョブカンは、

  • SaaS業界では珍しい自己資本のみの経営
  • 黒字経営を続けているため、安心してチャレンジできる環境
  • 業界未経験で入社してもすぐに即戦力となれる教育体制
  • 雇用形態、社歴など関係なしにフラットな関係でコトに向かって走れるチーム

という特徴もあり、元人事の私としてはどうしたらこんなに強い組織が作れるのかとても気になる・・・。

マリエ

ということで今回は、ジョブカンの統括責任者である石山さんにジョブカンの魅力や組織の強さの秘密について聞いてきました!!

今回取材させていただいたのは・・・
株式会社DONUTS 執行役員
    ジョブカン統括責任者 石山瑞樹 さん
2012年に株式会社DONUTSに入社し「ジョブカン勤怠管理」のサービス責任者に就任。マーケティング・制作ディレクション・営業支援・ブランディング構築など、多岐にわたる業務を兼任し、クラウド勤怠管理システムシェアナンバーワンのポジションにまで成長させる。その後、ジョブカンのシリーズとしてワークフロー、経費精算、採用管理、労務管理、給与計算をリリース。

ジョブカン統括責任者 石山さんにインタビュー

 

マリエ

石山さん、本日はお話できることを楽しみにしてました!

どうぞよろしくお願いします!

石山さん

よろしくお願いします!


zoomで取材させていただきました!(取材日:2021年7月29日)

何が違う!?ジョブカンと他社との違いは?

 

マリエ

早速、ジョブカンの魅力について聞いていきたいと思います。

まずはサービス内容を改めて教えていただけますか?

石山さん

ジョブカンは2010年にスタートしたサービスで、勤怠管理から始まり今では、ワークフロー、経費精算、採用管理、労務管理、給与計算、BPO事業と展開しています。

石山さん:8月後半には会計サービスもリリース予定です。

複数のサービスを展開することでバックオフィス全体の効率化を目指していて、現在はシリーズ累計で12万社突破してるような状況です。

参照:ジョブカン公式HP

 

マリエ

8月後半には新サービスもリリース!勢いがありますね!

石山さん

成長率でいうとSaaSはスタートアップ企業の指標がT2D3(3倍 3倍 2倍 2倍 2倍)と言われている中で、ジョブカンは2012年から2020年までの9年間で5倍5倍5倍3倍3倍2倍2倍2倍1.5倍の勢いで成長しています。

 

今もその勢いを保ったまま成長を続けているのは、他社と比べても珍しいと思いますね!

 

マリエ

比較するとさらに凄さが伝わります。

実際、驚異的な成長率の秘密は何なのでしょうか?

石山さん

ジョブカンでは全員がコトに向かって、本質的な議論ができるのが強みかなと思います。

「ユーザーにとって本当に良いサービスなのか」徹底的に追求しているのがジョブカンの特徴です。

 

マリエ

え、どの会社もそうなのではないでしょうか・・・?

石山さん

他の会社だと中々、本質的な議論をしにくい理由があるんですよね。

石山さん:やはり上場を目指すと、

  • 時価総額を上げることにも意識が向いてしまうことが度々起こったり、
  • 世間的に注目を集めやすい機能だけど、現場で使われない機能の開発を進めてしまったり、
  • 資金繰りが厳しい時は、短期的な利益を優先する判断をせざる得ない時もある

のではないかと思います。

 

マリエ

確かに、それは思います。。

石山さん

ジョブカンの場合は、

①現時点では上場を目指していないため、時価総額を気にする事なくあくまでサービスの質を一番に追求できる

②ジョブカン以外の核となる事業もほぼ黒字(2020年度実績)なので会社の経営自体が安定している

この理由から、
長期目線で本質的な判断ができると思っています。

 

マリエ

なるほど、説得力がありますね。

石山さん

他にも、業界未経験者が集まったからこそ、既存の常識に囚われないユーザー目線のサービスが作れたというのもあるかもしれません。

本当にユーザーが使いやすいサービスを開発

 

マリエ

業界の知見があった方が有利なのではないでしょうか?

石山さん

実は僕自身、業界未経験でITリテラシーも全くない中でジョブカン事業部の責任者に就任したんですよ。

石山さん:周りからは心配されたんですが、振り返ってみると、変に知識が入ってないからこそユーザーが使いやすいサービスが出来たんじゃないかなと思います。

 

マリエ

知識がありすぎると、初心者の感覚が分からなくなるとはよく言いますよね。

石山さん

まさしくそうで、僕の強みはITリテラシーがない人たちの気持ちがわかったり、これおかしくない?と業界に染まってないからこそ言えること。

石山さん:例えば、今でこそtoBでも当たり前に自動でアカウントを発行してお試しができますが、当時はtoC向けサービスでしか一般的ではありませんでした。

toB向けは、資料請求をしたユーザーに事務局がアカウントを発行してあげて、IDを送ってあげる。これが常識だったんですね。

でも本質を考えたらおかしいなと思い、ジョブカンではtoBでも無料でお試しできる期間を設けました。

流行ってるトレンドの流れに全て影響を受けずに、独自でサービスとユーザーに向き合って作った結果、ジョブカンが伸びたのではないかなと思います。

雇用形態関係なくコトに向かえるチーム

石山さん

なので、今も積極的に未経験者の採用は続けています。

実際に地方で受付事務をやっていた子がジョブカンの営業として活躍していたり、保険や証券会社の営業マンが事業責任者に抜擢されたりしていますね。

 

マリエ

おお、未経験者でも活躍できるのは夢がありますね!!

石山さん

はい。ジョブカンは急成長中のサービスということもあって、他の会社と比べてポストが空いてます。

 

今はサービスの責任者が兼任していることが多いです。


未経験からでも掴めるチャンスについて熱く語ってくださいました

石山さん

他の会社だと、今入っても中々ポストが空いていなかったりするじゃないですか。

石山さん:ジョブカンの場合は、SaaS経験者だから有利には一切していないので、ビジネスセンス、素直さ、ポジティブさ、粘り強さ、そう言ったものが全てあれば未経験者でもトップを狙える可能性は十分ありますね。

 

マリエ

素敵ですね!

とは言っても、学歴とか今までの雇用形態は考慮されてしまいますよね?

石山さん

ジョブカンの場合は全てのメンバーにチャンスがありますよ!

石山さん:ベンチャーとかITは当たり前かもしれないですけど、基本的にそんなに上下関係がないのが特徴です。

なので、インターン生やアルバイトがチームのコアメンバーだったり、一時的に契約社員がリーダーで社員が部下になる場合もあります。

 

マリエ

それは自分にもチャンスがあると思えますね・・・!

石山さん

はい、うちの場合は「社員じゃないから出来ない」と言う人は合わなくて、フラットに能力を比べて、その人が先導した方がサービスが伸びるなって場合は「ちょっとリーダーやってみてよ!」と声をかけたりしています。

 

マリエ

なるほど。

ただ・・・もし契約社員がリーダーになった場合、ちょっと関係性がギスギスしないかは不安です。

石山さん

ギスギスするのはコトに向き合っていないのが原因だと思うんですよね。

全員がそのサービスに集中していれば、序列を考えずに本当にサービスのことを想った意見って出てくるはずなんですよ。

石山さん:もちろん会社の利益を優先しすぎると、喧嘩が生まれることもあると思いますよ。

利益の追求とユーザーのことを想った質の高いサービスって必ずしも合致しなかったりするので。

ちなみに、契約社員でも一時的にリーダーをやった時に、コトに向かった働きかけをしていることが伝われば、後から社員登用になったりもします。

ジョブカンは根本的に向かっているところが上場とか時価総額とか会社のメディアに出て知名度を上げたいとかではなく、ただサービスに向き合って良いものを作るって意識でやっているので、安心してみんなサービスにいついて語れるのが特徴ですね。

 

マリエ

まさに理想のチームですね!!

石山さん

しかも、会社自体が他の事業部含めて黒字化しているので、安心してチャレンジができるのも強みです。

石山さん:ベンチャー企業ってこれから事業を伸ばしていこうって点で夢はありますけど、「どこかで資金調達したお金がショートしたらどうしよう」とか「コロナで実は経営難なのでは?」とか不安もあると思うんですよね。

 

マリエ

すごい分かります・・・。

石山さん

でも僕たちは自分たちが稼いだ資金の中で勝負してるので、潰れるリスクは他社に比べるととても低いです。

なので、会社が潰れる心配はないから、自分たちの事業のことだけに専念できるんです。

 

マリエ

気持ちのゆとりがある中でチャレンジできるって大事ですよね。

石山さん

はい、ジョブカンメンバーには思いっきりチャレンジしてもらいたいなと思いますね。

石山さん:僕らの場合は8つのサービスそれぞれが、常に競合より少ない人数で、知恵を工夫しながらどう競合に勝つかにチャレンジしています。

他社が200人とか人数がいる中で、僕らは少ない場合は15人程度で1サービス運営していることもあります。

それでも競合に負けず劣らずに売上を伸ばしていたりするので、成長意欲の高い人にはかなり刺激的な環境だと思いますよ!

クラウドERPのトップを目指す

 

マリエ

最後にジョブカンの今後の目標について教えてください!

石山さん

新しく会計サービスにも参入したので、まずは会計サービスと言えばジョブカンもあるよねと認知される段階に早くいきたいなと思っています。

石山さん:3年5年ぐらいの中長期だと、今クラウドERP(ERP=会計・人事・生産・販売・物流といった業務に必要な機能を網羅的に備えたITシステム)って言葉が流行り出していると思うんですが、このクラウドERPでまず一番を目指したいです。

ジョブカンはサービス全てがすごい勢いで伸びています。

その中でクラウドERPで一番を取れれば、世の中にインパクトを残せていると実感できますし、一番を目指すのは分かりやすい指標かなと思っています。

トップを本気で目指していきたいと思っているので、共感してくれる方はぜひジョブカンを一緒に盛り上げてもらえたら嬉しいです!

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マリエ

今回は、株式会社DONUTS ジョブカン統括責任者の石山さんにお話を伺いました!

この記事を読んで、ジョブカンに興味を持った方はこちらのページも読んでみてくださいね!

インタビューをさせていただいた石山さんの取材実績

バックオフィス支援で導入10万社 企業のDXを裏側から効率的に支える」(2020年10月、SankeiBiz)

afterコロナのバックオフィスは「100名規模を“1人”が支える」!? 導入実績10万社「ジョブカン」が見据える未来のHR」(2020年10月、データのじかん)

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