今回は「言葉にできるは武器になる」の書評・要約を行なっていきます。
突然ではありますが、
・バイトするなら、タウンワーク。
(タウンワークCM)
・世界は誰かの仕事でできている。
(ジョージアCM)
このキャッチコピー聞いたことありませんか?
マリエ
これは筆者であるトップコピーライターの梅田悟司さんが考えたものです。
そんな言葉のプロである筆者が、気持ちをうまく言葉にできずに悩んでいる人に向けて独自の手法を教えてくれている1冊です。
本書は「話し方・伝え方」を教えるノウハウ本ではありません。
ノウハウではなく、言葉を伝えるために重要な頭の中にある思いや感情を磨く方法が書かれています。
マリエ
頭の中にある思いや感情を磨く方法とは一体どういったものなのでしょうか?
私なりに中身を解釈してみましたので、早速解説していきます。
このページの目次
「言葉にできるは武器になる」では、
・内なる言葉=頭の中にある思いや感情をどうすれば言葉にできるのか?
・言葉として思いを伝えることで人の心は動く
ということを伝えています。
マリエ
気持ちを言葉にすれば人を動かすことができるため、言葉は武器になるのです。
内なる言葉と表現していますが言葉には2種類あります。
1. 内なる言葉=頭の中にある思いや感情
2. 外に向かう言葉=口から発する言葉
内なる言葉で思考を深め、外に向かう言葉に転換して外に出すのが重要なのです。
マリエ
「言葉にできるは武器になる」はズバリ以下のような人におすすめです。
この本では頭の中にはあるけどうまく言葉にして伝えられない人に向けて、言葉を伝えて人を動かせる方法が書かれています。
そのため思いを言葉にするのが難しいと感じている人はぜひ読んでみてください。
「言葉にできるは武器になる」の中身を深掘りしていきましょう。
マリエ
特に抑えておきたいポイントも含めて私なりに3分割に要約してみました。
「言葉にできるは武器になる」の3分割要約・解説
・内なる言葉に気づく
・向き合うために言葉を外に出す
・思いを言葉にする
マリエ
要約の1つ目では自分の内なる言葉を認識することがポイントだというお話をします。
気持ちを言葉にして人を動かすには、内なる言葉を外に向かう言葉に変換する必要があるのです。
しかし頭の中で巡る思考や感情を言葉にするのは難しいですよね。
マリエ
本当は言葉にして伝えたいけど、なかなか言葉にできないこと多いのではないでしょうか?
いきなり綺麗に言葉にするのは難しいので、段階を踏む必要があります。
まず最初は自分の思考の中で巡っている感情・考えを認識するということから始めてみましょう。
そのときどのような内なる言葉が生まれているのかを把握してみてください。
頭の中で生まれた気持ちをどのような言葉で表現すれば良いか思考することで、語彙力の増加にもつながります。
頭で考えた表現が口から発せられるため、言葉のレベルを上げるには内なる言葉も磨いていく必要があります。
マリエ
思考を繰り返す中で表現力も豊かになっていくのだと、私は解釈しています。
まずは自分の頭の中に生まれている言葉を自分で認識するところが最初の段階です。
要約①のポイント
・内なる言葉を自分で把握し、思考を繰り返す中で表現を良くしていく
マリエ
要約の2つ目では内なる言葉は外に出していくのがポイントということをお伝えします。
言葉にするためには内なる言葉と向き合い磨き、外に向かう言葉のレベルを上げていく必要があります。
マリエ
内なる言葉と向き合うってどういうことでしょうか?
自分の頭の中の気持ちや考えを把握するのが重要だということは要約①でお伝えしました。
次の段階は言葉を外に出していくことで、内なる言葉と向き合っていくのです。
頭の中の気持ちを把握しようとし、頭の中でのモヤモヤに気づくことあるのではないでしょうか?
人間は頭の中では過去の記憶をもとに考えることが多いです。
このモヤモヤするというのは過去の記憶を思い出している状態なのです。
ここで過去の記憶を一旦捨て、頭の中で考えていることを外に出すのがポイントです!
マリエ
では、どういう風に外に出したらいいのでしょう?
取り掛かりやすい方法を紹介しますね。
言葉を外に出す方法
最も取り掛かりやすいのが頭にあることをアウトプットとして紙に書き出す方法です。
思考する中で以下のようなことがあっても紙に書き出すことで解決に繋がります。
・頭の中が断片的で考えが散らかっている
・最初に考えたことを忘れてしまった
紙に書き出すことで、自分が考えていることを俯瞰的に見るように意識してみましょう。
そして断片的であれば、それらをつなぎ合わせることもでき、分類することもできます。
マリエ
紙に書き出せば、自分の頭の中を見える化して、思考を深めていくことができるというのが私の解釈です。
要約②のポイント
・今の考えを紙に書き出すことで頭の中と向き合い、さらに思考を深めていく
マリエ
要約の3つ目では思いを言葉にして伝えるということをお伝えします。
最終的に言葉にするには思いを言葉として人にどう伝えるかがポイントになります。
要約の②までの段階で、自分の中の思いを認識し、言葉として磨いている状態ですね。
人がその思いに響いたり、動いてもらえるにはどう伝えるかが最も重要になってきます。
戦略として言葉の型や心構えを持つことで、思いを言葉に変えていきましょう!
早速、言葉の方と心構えについて解説していきます。
言葉の型
マリエ
言葉の型は難しい日本語ではなく、中学までに学ぶような型ですよ。
この型というのは、一般的に話の中で使う以下のようなものです。
・比喩の表現
比喩を使うと相手に合う話に変えることでイメージしやすくなります。
・反復により印象を持たせる
反復では余計なことは繰り返さずに、大事なことだけを繰り返すのです。
繰り返された部分は何度も相手の脳に入るので印象が強くなり残ります。
・断定する
曖昧な言い方よりも言い切る方が聞き手も印象に残り、心も動きます。
マリエ
3つの言葉の型は一部ですが、私の解釈の中で重要なものを取り上げました。
言葉を生み出す「心構え」
マリエ
心構えとは考え方の部分で、本を読んで一歩先を行っているなと印象を受けました。
ここも私なりの解釈です。
言葉のプロが実践している先を行った心構えは以下の通りです。
・ただ一人に伝える
多くの人に伝わる言葉にしがちですが、たった一人に伝わればいいという考えが重要だったのです。
・常套句を排除する
誰もが使うような決まり文句・常套句は個性が失われてしまうのです。
常套句ではなくその人の言葉を伝えることで心に響きやすくなります。
・きちんと書いて口にする
書いた言葉を口に出して、伝わりやすいかどうかもポイントです。
読んで難しい言葉では心はなかなか動かないで注意しましょう。
マリエ
3つの心構えは一部ですが、私の解釈の中で印象を受けたものを取り上げ私なりの解釈で解説しました。
この言葉の型や心構えをうまく使うことで自分の内なる言葉を外へ向かう言葉へ変えていくことができます。
そして結果、聞き手が言葉に響き、動くということにつながります。
「言葉にできるは武器になる」での重要な鍵となるポイントを解説します。
内なる言葉を把握しようとするとどうしてもモヤモヤとしている気持ちが見えることが多いと思います。
マリエ
要約②で解説した過去の記憶を入れまぜ、思考しているからですね。
ここで過去の記憶と思考を切り離すのが重要です。
過去の記憶を切り離し、今の感情だけを紙に書き出していきましょう。
マリエ
頭の中で同時に考えると、入り混じってしまいますが、書き出すことで、切り離すのは簡単ですよ。
感情が断片的だったとしても、そのまま書いてみてください。
書き出した思いを並べて、つなぎ合わせたり、分類したりすると、断片的であってもつながり、頭の中が俯瞰できます。
この作業によって自分の思考もより深めていくことができます。
「言葉にできるは武器になる」を実践に取り入れましょう。
マリエ
仕事でもプライベートでも取り入れられるポイント多いですよね。
頭の中の気持ちを伝えられたら・・・そう思うことは日々多くあります。
思いを伝えて、動いてもらうにはまず言葉に出せるようにならなければいけません。
思いを外に出すためにまずは書き出すという作業をすることがおすすめです。
紙に書き出し、自分の思考を深めていきましょう。
自分の頭の中では思っていても、伝えられていないことが多かったので、まさに実践しなきゃと思える1冊でした。
マリエ
仕事やパートナー関係で思いをうまく伝えられず悩んでいるなら是非読んでもらいたいです。
頭の中にあることを自分でも、認識できていなかったり、伝えることができていない人は多いと思います。
本当はその思いをわかってもらい、動いて欲しい・・・。
なんて思う瞬間があるなら、本書で思いを伝えるということを学び、内容を実践してみましょう。