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今回は「1分で話せ」の書評・要約を行なっていきます。
マリエ
「1分で話せ」はプレゼンテーションなどで”伝える”ためのテクニックが詰まったビジネス書です。
本書はYahooアカデミア学長でグロービス講師の著者・伊藤羊一さんにより書かれています。
伊藤羊一さんのプレゼンテーションはソフトバンクの孫社長にも一目を置かれたほど!
マリエ
あの孫さんも認めさせるほどのプレゼンテーション術!気になります!
会社でプレゼンテーションをする機会がある人は多いでしょう。
でも、こんなことを感じる人もたくさんいるのではないでしょうか?
マリエ
そんな悩みを持つ人には特に読んでいただきたいです。
本書では人に何かを伝えることや、プレゼンテーションにおける極意に関して書かれています。
人に動いてもらうためにはどのようなプレゼンをするべきなのか?
その極意を解説していきます!
このページの目次
「1分で話せ」はプレゼンテーションの極意について書かれています。
プレゼンテーションで伝える際に重要なこと、それは上手い下手は関係ないということです。
マリエ
上手い下手は関係ない?
上手くできるようになった方がいいのではないでしょうか?
上手いプレゼンテーションを意識して、資料をきれいにまとめたり、かっこよくジェスチャーをしたり・・
それでプレゼンテーションが上手くいったと思っても、相手が動いてくれないということは十分に起こり得ます。
プレゼンテーションは相手に伝えて理解してもらうだけではダメ。
相手に動いてもらうことが重要なのです。
プレゼンテーションは、最初は相手に意識をむけ、まず聞いてもらうところから始まります。
そして提案を理解してもらい、動いてもらうところまでいって、初めてゴールになります。
「1分で話せ」がどのような人におすすめか紹介します。
マリエ
ズバリ以下のような人におすすめです。
「1分で話せ」では人を動かすための真髄が書かれています。
ビジネスの様々なシーンで活用できる超重要スキル、是非身につけておきたいですね。
「1分で話せ」では、伝えるということの考え方からテクニックまで、幅広く紹介されています。
マリエ
ここでは以下の内容を解説していきます。
1分で話せの要約項目
まずはプレゼンテーションなど伝えることにおいて基本の考え方を説明します。
マリエ
伝えるうえでの基本として、重要だと感じたのは以下2点です。
マリエ
この2つはプレゼンテーションにおける考え方の部分になります。
1. 相手を意識すること
プレゼンテーションなどで伝えるためには、相手に意識を向ける必要があります。
マリエ
聞き手は話す側の話を真剣に聞いていない場合も多いです。
会社の会議でプレゼンテーションをしていても、自分の仕事をしている人っていますよね。
自分が聞き手に回った時も、違うことを考えている時があったりすると思います。
そんな中で自分に意識を向けてプレゼンテーションをしても、相手には伝わりません。
必ず相手に意識を向けてプレゼンテーションを行いましょう。
マリエ
相手はどんな立場の人なのか?どのくらいの知識があるのか?ということを考え、その人に合ったプレゼンテーションをすることが大切です。
2. 相手が理解し、動いてもらうのがゴール
プレゼンテーションにおけるゴールは理解してもらうことではありません。
マリエ
人に伝えて、理解してもらうだけで終わっている人・・多いのではないでしょうか?
プレゼンテーションでは、相手に対し動く必要があることを伝え、そして実際に動いてもらわないといけません。
内容を理解してもらって終わりでは、最も重要な問題がそもそも解決しないのです。
例えば、話し手はAさんに□□をしてほしいと伝えているつもりでも、Aさんは「なるほど。でも結局何をすればいいの?」と聞き返す・・
残念ながら、そんな伝え方では意味がないのです。
マリエ
聞き手がいつまでに何をすればいいのかがちゃんと伝わっていないといけませんね。
相手がアクションをする必要がある場合は、相手にどうやったら動いてもらえるかを考えて話をしましょう。
話を伝えるための基本事項の他、何を意識すればいいでしょうか。
それは、「話を簡潔にわかりやすく伝えること」です。
多くの人は話をちゃんと聞いていないため、長々とまとまりなく話しても聞いてもらえません。
マリエ
でも話を整理して話すのが苦手・・そんな人もいますよね。
そんな方は、具体的なプレゼンテーションの構成としてピラミッドストラクチャーというものを使うのがおすすめです。
ピラミッドストラクチャーとは、一般的に結論→根拠→事実という流れで話を進めていきます。
分かりやすく図を用いて説明します。
ピラミッドストラクチャーでは、結論を根拠によって論理的に理解させ、最後に事実や具体例を話します。
マリエ
この構成で話すことで、論理的にも感覚的にも伝わるんです。
どういうことなのか、順番に解説します。
論理的に理解させる
ピラミッドストラクチャーは、結論を先に言い、次に根拠を言うのがポイントです。
先に結論を聞くことで、人はどのような話をされるかを認識して話を聞くことができます。
結論と根拠を述べることで聞き手は論理的に理解しやすくなるんです。
結論と根拠の構成で論理的に話すことによって、聞き手の左脳が刺激されます。
左脳は一般的に言語的思考や理論に強いため、この2段階で左脳に働きかけられるのです。
しかし論理的なだけでは、理解はできても自分ごととしてイメージできず、動いてもらえないことも多いです。
マリエ
そこで次に、イメージをさせることで右脳に働きかけます。
自分ごととしてイメージさせる
論理的な説明を行なったら、次は自分ごととして捉えてもらう必要があります。
ピラミッドストラクチャーの3段目の事実や具体例を話すことで、イメージができるようになり、動く必要性を感じるのです。
この具体例というのは右脳を刺激します。
ロジカルで左脳を刺激した後は、イメージで右脳を刺激させることでスムーズな理解に繋がります。
マリエ
聞き手に動いてもらうためには、このように3段構成で左脳と右脳の両方に働きかけると非常に効果的です。
本書の重要なポイントを解説していきます。
先ほどもお話しした通り、プレゼンテーションにおいては最終的に聞き手に動いてもらう必要があります。
聞き手が理解して動くにはロジカルに伝えるだけではダメなのです。
マリエ
ここを捉え間違えると、プレゼンテーションの方向性がずれてしまいかねません。
ただし、動いてもらう前提としてはロジカルに説明し、理解してもらう必要があります。
そのため最初に結論を話し、次に根拠を伝えます。
その次に事実や具体例で自分ごととしてイメージさせないといけないのです。
マリエ
要約でも解説しましたが、本書の重要ポイントはここに尽きます!
重要ポイント
相手に動いてもらうためのプレゼン構成の順序
①結論
②根拠
③具体例
「1分で話せ」では、社会人として重要な「伝えるテクニック」について書かれています。
マリエ
今まで解説したポイントをまとめるとこんな感じです。
この中でも、今から実践しようという時に特に意識した方がいいことを解説しようと思います。
特に意識した方がいいこと、それは「相手に動いてもらえるように伝えること」です。
マリエ
具体的には、ピラミッドストラクチャーで伝えることを意識しましょう。
会社でのプレゼンテーションは資料を用いて説明ができます。
そのため、資料全体の流れを結論→根拠→事実や具体例を説明するという構成にすることで、相手に動いてもらえるようなプレゼンテーションをつくることができます。
ピラミッドストラクチャーを利用することで、プレゼンテーションの流れを分かりやすく構築することはできます。
しかし、各プレゼンテーションで聞き手がどういう層の人たちなのかは常に意識するべきです。
理想は相手によってプレゼンテーション内容をカスタマイズするのがベストです。
マリエ
これはプレゼンテーションによって様々だと思うので、実践する際には注意してください。
「1分で話せ」を解説しました。
多くの人は会議の場でプレゼンテーションすることがあると思います。
マリエ
だからこそ全てのビジネスマンに読んでいただきたい1冊です。
プレゼンテーションのゴールは聞き手に動いてもらうこと。
動いてもらうために紹介したプレゼンテーションのテクニックはぜひ意識してみてください!