エン転職のスカウトを120%活用するには?採用担当がコツを解説

記事更新日: 2021/01/13

ライター: るてぃ

この記事で分かること
  • エン転職でスカウトメール経由で選考に進むと、内定率がUPする

  • エン転職でスカウトメールをもらうコツ
    ーWEB履歴書の項目を全て埋める
    ー毎日ログインする
    ー「気になる」ボタンを自分から押す
この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
エン転職を利用して実際に毎日スカウトを打っていました。 毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上

本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier
本日のアシスタント
社会人営業3年目 きだっち
新卒で医療機器メーカーに勤めて3年目。営業成績は常に平凡。頑張っているものの評価につながらず、お給与は入社時のまま。

転職活動を検討しているが、はじめての転職に不安も多く、現在は情報収集を行っている。
座右の銘:取り敢えずやってみる!

きだっち

エン転職から来るスカウト、きちんと確認したことがないのですが・・・

 

るてぃ

え、それは勿体ない!!
エン転職はスカウトを活用することで、内定率をグッと上げることが出来ますよ。

きだっち

え、そうなんですか?

るてぃ

はい、実際私も人事としてエン転職を活用して採用活動をやっていましたが、内定を出した4名中3名がスカウトメール経由でした。

そこで、今回は、エン転職のスカウトメールに関して

  • 自分の条件に合うスカウトメールが増えるコツ
  • スカウトメールの活用法
  • そもそもエン転職のスカウトメールとは?

について解説していきたいと思います。

エン転職のスカウトメールの特徴

企業と転職エージェント両方からスカウトメールがもらえる

るてぃ

エン転職の場合、企業と転職エージェントの両方からスカウトメールをもらえるのが特徴です。

転職エージェントからスカウトが来た場合、下記のように転職エージェントから来たことが分かる目印がつきます。

るてぃ

ちなみに、企業からスカウトをもらった場合、こんな風に表示されます。



スカウトメールには期限がある

きだっち

あれ、このスカウト期限切れじゃないですか?

るてぃ

そうなんです!!エン転職のスカウトには期限があります。

スカウトの期限は最長で27日間のようです。

しかし、それ以前に求人掲載が終了した場合は、スカウトの期限も短くなります。

きだっち

気をつけないと、せっかくもらったスカウトの有効期限が切れてしまう可能性があるんですね。

特典付きのスカウトメールがある

きだっち

るてぃさん、すごいスカウト発見しました。
特典がついているスカウトもあるんですか?

るてぃ

はい、企業はスカウトメールを目立たせるために特典をつけることが出来ます。

 

きだっち

面接交通費支給に前給保証!?

これは魅力的!!

るてぃ

知名度のない企業ほど、張り切って付ける傾向にありますね。

私が働いている会社もベンチャー企業なので、どうにか当てはまるものがないかと必死に探してつけていました。

るてぃ

ちなみに付けられる特典はこんな感じ!

<スカウトの特典種類>

  • 書類選考免除
  • 一次面接免除
  • 一次・二次面接免除

  • いきなり役員面接:書類選考なしで、最初の面接が役員面接
  • いきなり社長面接:書類選考なしで、最初の面接が社長面接
  • 管理職採用:管理職やマネージャーとしての採用前提で面接

  • 前給保証
  • 面接交通費支給
  • 食事会の開催
  • 出張面接

  • 上司・同僚との面談設定
  • 社内見学
  • 体験入社

 

きだっち

体験入社の特典付きの企業もあるんですね!

るてぃ

数は少ないですが、ありますよ。
事前に社内の雰囲気が分かるのはかなり安心できますよね。

スカウト機能を使うメリット

きだっち

特典付きのスカウトは確かに魅力的ですけど、スカウトを活用するメリットってそんなにあるんですか?

るてぃ

きだっちさん、大アリです!!
スカウトを活用するとこんなメリットがあります。

スカウトを活用する際のメリット
  • 内定率が格段に上がる
  • 思いもよらない企業からもスカウトがもらえる

 

内定率が格段に上がる

るてぃ

一番はこの理由ですね!!
自己応募よりスカウト経由の方が内定獲得率が上がります。

ただし、これは企業からスカウトをもらった場合限定です。

エン転職の場合は転職エージェントからもスカウトをもらえますが、転職エージェントからのスカウトの場合は意味がありません。

るてぃ

企業からスカウトをもらうと内定率が上がるのは、説明するまでもないと思いますが・・・

企業がどうやって、スカウトを送っているのかの流れを知ると分かりやすいと思います。

企業がスカウトメールを送る際の流れ

  • 検索条件を決める
    ※主に年齢、転職回数、希望勤務地、直近のログイン時間、職種など
  • 条件を調整しながら、スカウトを送る人数を絞る
  • 絞った対象者にスカウトメールを送る

るてぃ

正直、スカウトメールの内容はテンプレートで使い回しているものもありますが・・・

「スカウトを送る対象者を条件に合う人だけに絞っている」点はどこの会社も変わりません!!!

きだっち

つまり・・・書類選考で落ちる確率が下がるということですね!!

るてぃ

その通り!!

もちろん、登録してあるWEB履歴書の情報が少ないと判断できず、「とりあえずスカウトを送っておこう」という場合もありますが、

基本的には採用したい層にアプローチ出来るのがスカウトメールの良い点です。

るてぃ

しかも、転職サイトの場合、先払いで掲載料を払っているので、企業の人事担当者も「絶対に採用を決めないと」と必死なんです。

きだっち

確かに、40~50万掲載費用を払っていて、入社する人が0人だと責任を問われそうですね。

るてぃ

なので、採用担当者の心理から考えても、スカウトを送った採用条件に合う人から返信は貴重な返信。

知名度のない企業であればあるほど、必死に返信してくれると思います。

(稀に人手が足りなくて、スカウトの返信が放置されてしまう場合もありますが・・・)

るてぃ

企業によっては一次面接を免除したり、いきなり役員面接で内定を出す約束をするスカウトメールもありますからね。

きだっち

なるほど、スカウトメールをちゃんとチェックしないのは勿体ないですね・・・!

 

思いもよらない企業からスカウトがもらえる

るてぃ

思いもよらない企業からスカウトがもらえるのもメリットですよね!

きだっち

確かに、自己応募だと自分がイメージできる範囲内の企業しか応募できないですもんね。

るてぃ

そうですね、そうすると同じ業界・同じ職種の企業か、またはCM放送していて知名度のある企業しか見つからないデメリットがあります。

きだっち

スカウトメールを見ることで、自分が受ける企業の可能性を広げる発想はなかったです。

スカウト機能を使うデメリット

るてぃ

一方でスカウト機能をONにするとこんなデメリットもあります。

スカウト機能を使うデメリット
  • マッチしないスカウトも送られてくる
  • 転職エージェントからのスカウトが多い
  • 特典のあるスカウトは少ない
  • 在籍中の企業がバレる

 

マッチしないスカウトも送られてくる

きだっち

実際、全く条件に合わないスカウトも送られてくるんですよね。

るてぃ

多くの転職エージェントや企業は自動送信機能を使っていますからね。。

きだっち

自動送信ですか?

るてぃ

そうです!広めに条件設定して抽出した候補者全員に一斉にテンプレメールを送ることです。

担当者は1クリックでスカウト送信を終えられるので楽なんですよね。

なので26歳で希望職種が営業の人でも、希望していない人事の求人をもらったりするのは、企業が検索条件を20代で設定して20代の人に一斉にテンプレメールを送っていたりするからです。

るてぃ

自動送信の仕組みはこちらの記事が分かりやすいので読んでみてください。

るてぃ

スカウトメールの通知がうざい場合は、「各種設定」から設定を変更することで通知が来なくなるので上手く調整してくださいね。


参照:エン転職マイページ

転職エージェントからのスカウトが多い

るてぃ

エン転職のスカウトは転職エージェントと企業と両方からもらえるのですが・・・

転職エージェントからのスカウトが意外に多いです(涙)

るてぃ

実際に、私がエン転職に登録してもらったスカウトの内訳は・・・

私がもらったエン転職のスカウトメールの内訳

  • 転職エージェント:13社
  • 企業:9社

きだっち

企業からバンバンスカウトがもらえる訳ではないんですね。

るてぃ

そうですね・・・。

ちなみに私は「自己PR欄」が未記入なので、自己PR欄をもっと充実させればスカウトメール量は増えると言えるでしょう。

 

特典のあるスカウトは少ない

るてぃ

前章で魅力的なエン転職のスカウト特典を説明しましたが、実際に特典の付くスカウトメールを送る企業は少ないです。

なので、スカウト特典に期待すると「思っていたのと違う・・・」というケースは往々にしてあります。

るてぃ

実際に私がエン転職に登録してもらったスカウトの一部を公開します。

きだっち

本当だ。案外、特典のついているスカウトって少ないんですね。

 

在職中の企業に転職活動がバレる可能性がある

るてぃ

一手間を加えないと、あなたが勤めている企業の人事に転職活動をしていることがバレる可能性があります。

きだっち

バレるといろいろと厄介なんで困ります!!

何をしたら良いんですか?

るてぃ

「ブロック機能」を使えば、設定した企業があなたの登録しているレジュメを見ることが出来なくなりますよ。

ブロック機能の使い方

  • 各種設定を選択

2.  スカウト・オファーサービスの利用設定から「変更する」を選択

3. 「WEB履歴書の非公開企業の設定」でスカウトやオファーを受けたくない企業名や転職エージェントを追加する

るてぃ

この設定をしておけば、あなたが勤めている企業があなたのWEB履歴書を見ることは出来ないので安心してください。

裏側公開|エン転職にはデイリースカウトがある

るてぃ

エン転職は私も人事として採用で使っていた転職サイトです。

エン転職の特徴としては、毎日30通だけスカウトメールを送れること。
※一番メジャーな掲載プランの場合

るてぃ

なので、律儀な採用担当者は毎日30通送ることをノルマにスカウトを送信しています。

一方でデメリットを挙げると、「30通送る」ことがノルマになっている採用担当者は候補者のレジュメを見ずに適当に送っている場合があるということです。

きだっち

なるほど、スカウトメールをもらっても浮かれすぎちゃいけないってことですね。

スカウトメールが来ない人の特徴と対処法

きだっち

実際、みんなスカウトってもらえるものなんですか?

るてぃ

基本を抑えれば、誰でももらえますよ!

ポイントは3つです。

スカウトをもらうためのポイント
  • WEB履歴書を全て埋める
  • 毎日ログインする
  • 「気になる」ボタンを自分から押す

WEB履歴書を全て埋める

るてぃ

良いスカウトをもらうためにも、WEB履歴書は全て埋めましょう。

きちんとしている採用担当者なら履歴書の内容はしっかりと目を通した上でスカウトメールを送ってくれます。

なので、採用担当者が見た時に、スカスカの履歴書なのは非常に勿体ないことなのです。

るてぃ

具体的には、エン転職の赤枠で囲った5つの項目を埋めましょう。

プロフィール/経験職種/職務経歴/自己PR/希望条件

きだっち

埋めていないものは「未登録」とつくんですね。
早速全部埋めてみますね!!

 

毎日ログインする

るてぃ

地道ですが毎日ログインするのも大事です!!

採用担当者がスカウトメールを送るとき、転職希望者がアクティブなユーザーかどうか、つまり転職意欲が高いかどうかは非常に気になる点です。

るてぃ

転職意欲が高い方は、転職サイトをよくみているので返信スピードも早いですからね!

入社までスムーズに進む可能性が高いです。

きだっち

確かに転職意欲がないのに、転職サイトは開かないですもんね。納得です。

 

「気になる」ボタンを自分から押す

るてぃ

エン転職の最大のポイントとしては「気になる」ボタンを押してアピール出来る点です。

きだっち

押したら必ず応募しなきゃいけないってことはないですか?

るてぃ

それは、ないので安心してください!

採用担当者としては、自社求人に「気になる」ボタンが押されると、ポップアップの通知が入ります。

なので、一度は目にします。

るてぃ

実際、私も「気になる」ボタンをくれた方のWEB履歴書から確認し、良い方にはスカウトメールを送っていました。

または「気になる」ボタンを押してくれた方の返信として、採用担当者は「あなたにぜひ応募してもらいたい」という意思表示の意味合いで「応募歓迎」のメールを送ることも出来ます。

るてぃ

もちろん、条件が合わなければ「応募歓迎」も「スカウトメール」ももらえないと思いますが、自分からアピールすることでスカウトをもらえる確率は格段に高まると言えますね!!

きだっち

なるほど、全然活用してなかったです・・・

るてぃ

それに、「気になる」ボタンを押すと、マイページの気になる求人リストの欄にブックマークされるので便利ですよ。

きだっち

ちょっと、しっかり活用してみようと思います!!

まとめ

るてぃ

エン転職では、スカウトメールを活用することで転職をかなり有利に進めることが出来ます。

きだっち

活用しないのは勿体ないと本当に思いました。

るてぃ

上手に活用して、あなたの理想の転職を実現させてくださいね!

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