きだっち
もう営業も一通り経験したし、思い切ってキャリアチェンジしようかしら…。
まつぱち
きだっちさん、キャリアチェンジを甘くみたらいけませんよ!!
まつぱち
中途採用では、即戦力の採用を行うので未経験の方の採用(キャリアチェンジ)は非常に難易度が高いです。
キャリアチェンジが難しい理由
きだっち
そうなんだ…。キャリアチェンジは諦めた方が良さそうですね。
まつぱち
諦めるのは早いですよ!
職務経歴書で上手くアピールできれば、キャリアチェンジの転職も夢じゃありません。
このページの目次
まつぱち
業界は未経験だけど、職種を経験を活かす!
そんなキャリアチェンジは、職種スキルのアピールをしましょう!!
例えば、金融業界で営業をしていた人がIT業界の営業職に転職するという場合です。
営業という職種は変わらないので、職種経験をアピールしましょう。
この時に、現職の業界ならではの職種スキルではなく、職種の本質部分のスキルをアピールすると良いです。
営業であれば、「売り上げ目標達成する力」「お客様の課題にサービスを提案する力」のように、どの業界でも必要な営業の本質部分です。
きだっち
その業界だから活躍できたのではなく、本質が分かっているから、どんな業界でも活躍できる!というアピールが必要なんですね!
まつぱち
その通り!
どんな業界でも活かせるスキルや親和性の高い業務を強調して書きましょう!
まつぱち
未経験の業界では、学ぶことがたくさん!
学習意欲を職務経歴書でアピールしましょう!
きだっち
そんなことも職務経歴書に書いていいんですね。
まつぱち
履歴書は減点方式、職務経歴書は加点方式です。
これを書いてはダメというルールはないので、しっかり自己PRしましょう。
特に業界を変える時は、業界の知見を一から学ぶことになります。
知らないことを知ることに意欲的な方であれば、教えがいもありますし、伸びしろも感じられます。
これまでの新たな業務を覚える時の意欲的な姿勢や努力したエピソードを書くとよいでしょう。
きだっち
職種のスキルは体を使って覚えるけど、業界知見は自ら学習する力が重要なんですね。
まつぱち
その業界ならではの知見やノウハウをアピールしましょう。
業界は変えずに、職種のキャリアチェンジをする場合、活かせるものは業界の知見です。
専門知識や資格、人脈があればアピールしましょう。
きだっち
独学で勉強して知識を身に着けることもできそうですが、その業界で実務経験を積んでいるといないとでは、違いますね。
まつぱち
その通り!
現場を経験しないと分からない、業界特有の雰囲気やお作法があったりするんですよね。
きだっち
私は医療機器メーカーに勤めてますが、病院の雰囲気や仕事の内容は普通の事業会社と違う点が多かったりします。
まつぱち
職種のキャリアチェンジの場合、転職理由に納得感があるかが重要視されます。
なぜならば、職種を変えたいのであれば現職で異動希望が叶わなかった理由が必要だからです。
現職で異動の希望を出したものの、
といった事情に納得感が必要です。
職種を変えることが目的なのに、会社まで変えてしまうと社風が合わなかったり、給与が下がったり、大きなリスクを伴います。
きだっち
業界を変えるとなると会社を変えないと無理ですが、職種のキャリアチェンジは現職でも叶いそうですもんね…。
まつぱち
転職理由は、「どうしてもあなたの希望が現職で叶えられない」という点が必要です。
まつぱち
業界・職種をともに変えるキャリアチェンジは超難易度が高いのでオススメしません。
大きなキャリアチェンジでは、あなたがこれまで経験してきたことを活かせない可能性が高いです。
応募できる求人も少ないですし、選考の難易度も高いです。
入社後も想像以上の苦労を覚悟した方がいいです。
きだっち
新卒入社で1から教えてください。とは訳が違いますもんね。
中途採用で未経験を採用する企業側にも、負担は大きそう。
まつぱち
「どうしても大きくキャリアを変えたい」という方は、以下の点を意識して職務経歴書を書いてみてください
。
まつぱち
職務経歴書には、ポータブルスキルを記載しましょう。
業界も職種も活かせる経験が少ないため、ビジネスマンとしてのスキルをアピールするとよいでしょう。
直接、業務に活きなくてもポータブルスキルがあるのとないのとでは大違い。
職務経歴書の見栄えにも影響を与えます。
きだっち
ビジネスマンとしての最低限のスキルはないといけないですね。
ポータブルスキルが高いとポテンシャルも感じてもらえそう!
まつぱち
キャリアチェンジの際はポータブルスキルのアピールが必須です!!
まつぱち
実務経験はなくとも、活かせる資格を取っておくとアピール材料になります。
きだっち
資格は履歴書に書くんじゃないんですか?
まつぱち
アピールしたいことは、職務経歴書に詳細を書くことをオススメします。
履歴書は職務経歴書と異なり、書く項目やルールが決まっています。
余計なことを書くと減点されてしまいます。
職務経歴書は自由に自分をアピールするものなので、プレゼン資料だと思って作成しましょう。
まつぱち
資格取得をした背景や努力した点を詳細に書くとよいでしょう。
資格取得も簡単なことではありません。
今回のキャリアチェンジに対する意気込みとして、「現職が忙しい中でどのように勉強したかの苦労話」や「勉強する中で抱いた興味・関心」を記載しましょう。
きだっち
資格取得した経験を実務で活かしたい!という思いが伝わりそうですね!
まつぱち
大きなキャリアチェンジには、それなりの覚悟が必要です。
将来を見据えたキャリアプランは見通しが立っていますか?
きだっち
げげげ…軽い気持ちでキャリアチェンジを考えていました…。
まつぱち
「軽はずみな考えではない」「人生をかけた大きな決断」というアピールが必要です。
まずは、新しい環境に慣れて、業務を覚えてというところからのスタートです。
しかし、1年後、3年後、5年後、どのようになっていたいか、考えてますか?
あるいは、どのくらい成長して会社に貢献できているか想像はつきますか?
この回答は妥当性のあるものでなくても構いません。
きちんと、将来を考えているかどうかが問題です。
きだっち
その通りにならなくてもいいんですね。
自分の人生計画を踏まえて、キャリアプランを考えてみます。
まつぱち
よっぽど現職の給与水準が低かったり、あなたのポテンシャルが高く評価されない限りは、100%年収が下がると思っていいでしょう。
きだっち
はい…そのつもりです…。
まつぱち
間違っても希望年収に現職以上の数字を書いてはいけません。
エージェントの推薦状やエントリーシートには、希望年収と最低希望年収を記載して、企業に応募する場合が多いです。
その際に、現職の年収以上を希望するとお見送りになる可能性があります。
まつぱち
「未経験の仕事なのに、年収アップまで考えるなんて志向性が弊社と合いません。」という理由でお見送りになった事例も多いです。
きだっち
年収は、謙虚な姿勢が重要なんですね。
まつぱち
最低希望年収は、生活水準が保てる最低ラインを書きましょう。
希望年収は現収と同じ数字か、少し低めの数字を記載することをおすすめします。
きだっち
汎用的な職務経歴書じゃ絶対に落ちてしまいますね。
キャリアチェンジの時は、職務経歴書をしっかり作り込みます。
まつぱち
新しいことにチャレンジすることは、素晴らしい経験です。
転職の成功をお祈りしています!