有効求人倍率に騙されるな!あなたにとって有効な情報を得ましょう

記事更新日: 2021/08/02

ライター: まつぱち

このような方に向けた記事です
  • 厚生労働省発表の有効求人倍率がやばい…転職できない⁈
  • この有効求人倍率って何を示してるの?
  • 転職活動において自分にとって有効な情報を得たい

まつぱち

みなさん、こんにちは。まつぱちです。

 

1月29日に厚生労働省より発表された有効求人倍率について、正しい理解をしていただくために、本記事を執筆しました。

本日のプレゼンター
転職市場を知り尽くしたプロ まつぱち
現役転職エージェント(最年少現場責任者)
  • 東証一部上場グループ人事部出身
  • 累計キャリア相談者数6,000名以上
  • 相談者の利用満足度90%超え12ヶ月連続達成
  • 累計25回、社内月間売上トップ受賞
まつぱち先生として外部対談やTwitterでの匿名転職相談も好評
Twitter:@matsu_JobTier

まつぱち

2020年平均の有効求人倍率は1.18倍⁈

 

ヤバイ…!ヤバイ…!なんじゃこりゃ…!って焦っている方も多いのではないでしょうか…。

きだっち

はい!はい!ニュースやTwitterとかを見るとヤバそうなのは分かるんですが、この数字をどのようにとらえていいのか、ピンとこないです…。

まつぱち

さすが、きだっちさん!一般的に流れている情報を鵜呑みにしてはいけない点に、よくお気づきで!

本日のアシスタント
アラサーOL きだっち
JobTierで学んだ知識を活かし、アシスタント歴9か月目にしてコロナ禍での転職活動成功!
派遣社員(事務職)から未経験エンジニアへのキャリアチェンジを実現させました!
Twitter:@kidachi_JobTier

きだっち

そうなんです。私事ですが、コロナ禍での転職を経験して「正しい情報を」「正しく理解して」「正しく活用する」ことの重要性を学びました!

※きだっちの転職体験記はこちら↓↓

まつぱち

今回この記事では、以下の内容を解説させていただきます。

この記事を読んで分かること
  • 厚生労働省発表にの有効求人倍率の真の意味
  • 情報元、ハローワークの実態
  • あなたにとって有効な情報はいかに

きだっち

めちゃめちゃ気になりますね…。私にとって有効な情報…。

まつぱち

では、さっそく解説させていただきます!

2021年1月29日 厚生労働省より有効求人倍率の発表!

2020年の雇用情勢は大幅に悪化⁈ 

参考:日本経済新聞

まつぱち

2021年1月29日に厚生労働省は、2020年平均の有効求人倍率や労働力調査の結果を発表しました。

厚生労働省発表内容のサマリー

  • 2020年平均の有効求人倍率は1.18倍、前年度比で0.42ポイントの下落
  • 働く意欲のある有効求職者は6.9%の増加(183万人)
  • 企業からの有効求人数は21%の減少(216万人)
  • 今回の有効求人倍率の下げ幅は、45年ぶりの大幅下落
  • 2020年平均の休業者は過去最大
  • 完全失業率は2.8%と11年ぶりの悪化

きだっち

これだけ数字を並べられたら、雇用情勢の悪化を実感しますね…。恐ろし…。

まつぱち

ここで、要注意!!

 

この有効求人倍率は、ハローワークに申し込んだ求職者1人あたりの求人数を示しています。

厚生労働省のデータ元はハローワークのみ

まつぱち

有効求人倍率は、全国のハローワークで仕事を探す人1人に対し、企業から何件の求人があるかを示す指標です。

現在、転職の方法は多様化しています。

転職サイトや転職エージェントといった転職サービスと利用する方も増えていれば、自分で企業へ直接応募する方法や知人から企業を紹介してもらって転職する場合もあります。

転職方法の多様化と同時に、企業の採用方法も様々です。

転職サイトや転職エージェントに求人を出して採用をする企業もあれば、スカウトサイトへ登録している転職希望者へ企業が直接スカウトする場合もあります。

リファーラル採用やヘッドハンティング、最近ではSNSを活用した採用もトレンドとなっています。

まつぱち

こんなに転職市場は広いのに、ハローワークの世界だけに絞った情報では範囲が狭すぎます。

きだっち

確かに、私は転職活動の時にハローワークなんて登録しませんでした。

きだっち

実際のところ、ハローワークに登録している方ってどんな方なのでしょうか?

 

あと、求人を出している企業も気になります…。

ハローワークに登録している人はこんな人

まつぱち

ハローワークで転職活動をしている人の傾向です。

 

今回のデータ元となっている「有効求職者」にあたる方々。

ハローワークに登録している人は…

  • 転職リテラシーの低いアナログな方
  • 派遣社員や契約社員も多い
  • ハローワーク登録者の85%が30歳以上

きだっち

最新の情報を正しく収集して転職活動を行っている人や正社員としての就業が前提の人は、ハローワークには登録してなさそうですね…。つまり、厚生労働省の情報も役に立たない方が多い。

まつぱち

その通り、転職の方法も増え、情報も溢れる中で、ハローワークを利用する方は少ないですね…。

まつぱち

特に、経歴が荒れていたり、年齢が高く、転職エージェントのサービスを利用できない方がハローワークに登録することが多いですね…。

きだっち

ハローワークに登録している人はハローワークだけで転職活動をしていることが多いということですね。

 

ますます、厚生労働省の有効求人倍率のデータ元が限定的なものだと分かりました。

ハローワークで求人があるのはこんな企業

まつぱち

ハローワークに出ている求人は、こんな企業の求人ばかり…。はっきり言って要注意。

ハローワークで求人を出している企業は…

  • 採用にコストをかけられない業績の悪い企業
  • 採用ノウハウがない古い体質の企業
  • エージェントが契約してくれないブラック企業

きだっち

ヤバすぎ、闇すぎ、、、こんな企業の求人だけを有効求人として国のデータにしているんですか…。

まつぱち

ハローワークは採用する側の企業も無料で求人掲載ができるので、転職サイトや転職エージェントにお金を払うことができない企業が使っていることが多いです。

 

人を採用するにも、お金がなくて困っている企業ですね…。

まつぱち

あとは単純に、色んな採用手法を使った採用をするという発想がない古い体質の企業です。

まつぱち

一番怖いのは、エージェントすら契約してくれないブラック企業です!!

ブラック企業や経営が不安な企業は、エージェントも求人を出す契約を結びません。

そのような企業の求人は、転職希望者の方にオススメすることができないからです。

まつぱち

ハローワークの闇に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

あなたにとって有効な情報とは?

正社員としての安定した職・ブラック企業ではなく優良企業に転職したい…。

「正しい情報を」「正しく理解して」「正しく活用したい」

あなた理想のキャリアを叶えるため、あなたにとっての有効な情報はどこにあるのでしょうか。

まつぱち

一つの正解は、転職エージェントに相談することですね。

 

転職のプロとしてのノウハウや最新の情報を持っているといえるでしょう。

厚生労働省が定義している有効求人倍率は、ハローワークの限定的な求人のみです。

あなたの経験で応募できる求人やあなたの希望に合った求人ではない可能性が高いです。

転職サポートの経験が豊富で、最新の採用情報を持っている腕のよい転職アドバイザーから、あなたにとって有効な情報を収集しましょう。

まつぱち

しかし、転職エージェントもビジネスなので、時にはあなたの転職サポートが第一優先ではなくなることもあります。

 

JobTierの記事では、エージェントの裏事情や業界の闇を解説しているので、転職エージェントを活用される際は参考にしてください。

きだっち

転職エージェントや人事、コロナ禍での転職を経験している私たちだからこそ、みなさまに有益な情報を届けたい!という思いでサイトを運営しています。

一般的にニュースで発表される情報があなたにとって、有効な情報とはかぎりません。

厚生労働省が出しているデータも、ハローワークにおける雇用情勢といった限定的な情報。

また、SNSで話題になっているからという理由で影響を受けてしまわないようにしましょう。

まつぱち

もし、ご自身のキャリアや転職活動にお悩みの方がいらっしゃれば、私のTwitterのマシュマロ相談よりご相談ください!

 

@matsu_JobTier

この記事に関連するラベル

転職エージェント一覧

Webスクール一覧

ページトップへ