絶対に失敗しない入社式の自己紹介は？【元人事が例文も公開】

この記事ではこんな疑問に答えます。

安心して本番に臨むためにも自己紹介の練習はした方が良いですが、案外先輩たちも覚えていないので仮に失敗してもそんなに気にする事はないです。

入社式の自己紹介は重要

入社式の自己紹介は1分程度と言われることが多いので、アドリブで適当に済ますこともできますが、それだと勿体ない！！

入社式の自己紹介で顔と名前を先輩に覚えてもらえたら、配属先でも声をかけられやすいですし、共通項があれば仲良くなりやすいです。

入社式の自己紹介の基本の流れ

私が働いていた会社は営業会社だったので、特に自己紹介は力を入れていました。

実際に、後輩に指導していたノウハウをお伝えできればと思います。

前提：誰向けの自己紹介かを考える

この設定がないと、話す内容にブレが出ます。

入社式の自己紹介の場合は、大抵の場合、「先輩社員に、一緒に働きたいと思ってもらえる（可愛がってもらえる）自己紹介」になるかと思うので、それを軸に内容を作っていきましょう。

「熱意があって早く大きな仕事を任せたいと思ってもらいたい」のであれば、「◯年以内に、リーダーポジションを目指します」などのやる気がわかる目標を入れた方が良いですし、

入社式の出席者が社長や役員のみの限られた人数であれば、事前に彼らの出身地や経歴をリサーチしておき、共通点を合わせて自己紹介をすると良い印象を得られやすいです。

 

名前・配属先など簡単な紹介

さあ、実践編です。

自己紹介の冒頭は名前、出身地、大学名、配属先などは基本情報を伝えましょう。

配属先は先に話す事で、同じ配属先の先輩たちは「この新卒の自己紹介はちゃんと聞こう」と話を聞く姿勢になるので、忘れずに話すことをオススメします。

入社を決めた理由、感謝の言葉

入社を決めた理由を話すのは、新卒で入社している社員が多い場合に特に効果的です。

入社を決めた理由は「人が良かったから」「事業内容に惹かれたから」など、新卒で入った先輩方にも当てはまる理由が多いです。

今後の抱負

やる気を見せるためにも今後の抱負は具体的に述べることをオススメします。

遠い未来まで決まっていればそれに越した事はないですが、1年後または長くても3年後くらいで仕事に関する目標を伝えるようにしましょう。

ご指導を願う結びの言葉

最後の締めの言葉です。

初めて会社組織に入ることになるので、わからないことばかりだと思います。

敵を作らず、まずは先輩方から素直に学ばせていただく姿勢を伝えましょう。

応用編｜印象に残す自己紹介するためのポイント

名前の由来やあだ名を話す

珍しい名前の場合、名前の由来を話すと納得感もあり覚えてもらいやすいです。

以前、新卒で「成亜（せいあ）」君という子がいたのですが、「おじいちゃんから日本だけでなくアジア（亜細亜）で成功して欲しいと言う意味で成亜と名付けてもらった」と話をしていて、とても印象に残る自己紹介だなと思いました。

出身地や家族のエピソードを話す

出身や育ちが地方の場合、同じ出身の人の共感をかなり得られます。

東京都の場合も、「生まれも育ちも東京都の〇〇区です」などなるべく具体的に話すようにしましょう。

 

もし時間があれば、小さい頃の家族のエピソードもいれると良いです。

「おばあちゃんっ子でした」や「小さい頃はやんちゃで両親に怒られてよく泣いていました」など小さい頃の体験を入れることで無条件で良い人に見えます。

 

特技や趣味を話す

特技や趣味がある方はさらっと伝えるのもオススメです。

旅行やカフェ巡りなどよくある趣味でも良いですが、「ブレイクダンスが出来る」「マジックが得意」など印象に残りやすい趣味・特技がある方は印象に残りやすいです。

以前、新卒で「タイに卒業旅行に行って、象使いの免許を取りました」と話している人がいて、その子は一気に「象使いの子」と顔と名前を覚えてもらっていました。

【例文あり】新卒の自己紹介の雛形

まずは自己紹介の基本の型をチェック

 

応用編｜印象に残るフレーズを散りばめる

新卒の自己紹介を作る上での注意点

注意点は全部で5つです。

話が長い

自己紹介は何分以内にと指定されているケースが多いので、時間内に必ず納めるようにしましょう。

もし、人事から時間を言われていない場合は、「何分程度でまとめれば良いですか？」と聞いてあげると仕事ができる子だなと思ってもらいやすいです。

態度が悪い

意識的ではなくても、緊張して、

人がいますが、これらは聞いている側からすると不快です。

新入生が緊張している事は聞き手側ももちろん分かっているので、声が震えてしまうなどは温かく見守ってもらえるので安心してください。

また、せっかくの晴れ舞台なので、スーツ・靴・カバンは清潔感のある物を選びましょう。

先輩方に一緒に働きたいと思ってもらえるかは強く意識した方が良いです。

ネガティブな発言が多い

こちらも意識的ではなくても、

などネガティブな発言をしてしまう方がいるのですが、ポジティブな言葉に変換することを意識しましょう。

自分がどんな後輩が入ってきたら嬉しいかを考えると分かりやすいかと思います。

毎回ネガティブな反応をされたら嫌になってしまいますよね？

敬語がぐちゃぐちゃ

自信がない人は事前に調べてスクリプトを作っておきましょう。

自己紹介なので、基本「です・ます」調で喋り、あえて難しい敬語は使わなくて大丈夫です。

入社式の自己紹介は様々なシーンで応用できる

例えば・・・

その際も、「誰にどのような印象を与えたいのか」の軸を最初に決めてから考えるようにしましょう。

取引先のお偉いさんなのか、事務さんなのか、ほぼ同じ年の人なのかによっても言葉づかいや話す内容は変わってきます。

最後に：良い自己紹介をするためには練習が必須

それは、良い自己紹介をするためには練習が必須という点です。

可能であれば録音または録画をして聞き返してみましょう。

私も最初に自己紹介の練習をした時は、あまりの下手さにびっくりしました。

入社式の自己紹介。たかが1分と思わず、練習してみてはいかがでしょうか？

新卒で良いスタートダッシュを切る上での心構えもチェックしておきましょう！

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