新卒でベンチャー企業辞めたい…。経験談からわかる理由と対策とは?

記事更新日: 2021/08/11

ライター: るてぃ

この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上
本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier

るてぃ

皆さん、こんにちは。 JobTier編集長のるてぃです。

私自身ベンチャー企業で人事として働いていましたが、新卒でも会社にマッチしていないと辞めていく人を数多く見てきました。

るてぃ

今この記事を読んでいる皆さんも迷っていたり、不安な気持ちを持っているのではないでしょうか?

自分自身のためにも後悔しない選択をする必要がありますよね。

今回は、実際に新卒でベンチャー企業を辞めたマイさんにお話を聞きました。

マイさん(仮名)

大学卒業後、映像制作・イベント企画運営のベンチャー企業に入社。 クリエイターとして採用されるが、イベント企画・運営・ECサイトの運用・バイヤー・営業・ライター・SNS運用など幅広い業務を担当。

3万人規模のイベントの運営の際には、始発から終電まで16連勤の仕事をこなす。その後、自分の時間を作るために転職を決意。

退職後は人材系の営業職として、ベンチャーで培った経験をもとにご活躍。仕事だけでなく趣味のダイビングにも時間を使えるライフスタイルを実現。

るてぃ

実体験や人事目線の考え方をもとに、辞めたい理由は適切なのかをお伝えします。

あなたのキャリアプランを考える際の参考にしてみてくださいね!

ベンチャー企業を辞めた理由を聞いてみた

るてぃ

マイさん、今日は色々とお話を聞かせてください。

マイさん

はい、色々ぶっちゃけてお伝えしようと思います。

マイさん:新卒で入社したベンチャーを10ヶ月で退職することを決意しました。 理由としては3つあります。

①サービス残業と長い労働時間
②教育体制が整っていない
③人の入れ替わりが激しい(鬱になる人も・・・)

るてぃ

なるほど、ベンチャー企業ではよく聞くポイントですね!

理由①サービス残業と長い労働時間

マイさん

まず一つ目についてですが、サービス残業と労働時間が多く自分の時間が作れなかったですね。

るてぃ

どれくらい働かれていたんですか?

マイさん

特に大型で3万人規模のイベントの時には、始発から終電までの16連勤もありました・・!

るてぃ

16連勤はすごい・・!

マイさん

イベント期間中は、寝坊しないために自宅に帰ると電気をつけたまま座って寝るという荒技を使っていて・・。

 

17日目には身体中に蕁麻疹が出てましたね(笑)

るてぃ

体に影響が出ちゃってるじゃないですか。

マイさん

そうなんですよね! まだ、若さで頑張れていたのはあると思います。

マイさん:ただ、家に帰らず会社で一夜を過ごす先輩を見て、こうはなりたくないなと強く思ったことを今でも覚えています。

理由②教育体制が整っていない

マイさん

そのほかに、教育体制は整っていないなと思うことは多々ありました。

るてぃ

ベンチャー企業にとっては優先順位が低くなりがちですね。

マイさん

そうですね。

 

自分でビジネスマナーである電話やメールの対応については、ググって学ぶが基本姿勢でした!

マイさん:大学時代の友人などが研修でみっちり学んでいる話を聞くといいなーと思ったり、同期もいなかったのでそういう点は大企業への憧れがありましたね。

でも、この経験で人に任せず、自分から情報を取りに行くことができるようになったと思っているので、よかったなと思う部分があるのは事実です!

るてぃ

その考え方は素敵ですね!

理由③人の入れ替わりや変化が激しい

マイさん

最後の理由が、人の入れ替わりと変化が激しいことですね。

るてぃ

わかります!私も人事をやっていた時に特にここは感じていましたね。

るてぃ

そうなんですよね!

鬱になる人がいたり、いきなり出社拒否する人がいたり。

 

もう、てんやわんやな毎日でしたよ(笑)

マイさん:人間関係も悪くはないと思っていたんですが、20人ほどの規模の会社に4〜5人も鬱がいるの?って思って怖くなったのを覚えています。

まさに、明日は我が身って感じで戦っていましたね(笑)

るてぃ

それはかなりの割合ですね。

るてぃ

そうなんです。こういった理由が重なって、私は退職を決意しましたね。

マイさん私自身、ベンチャー企業で学べたことは今の仕事でもいかせていますし、後悔はしていません。

辞めずに踏ん張って、成果を出すことももちろん素敵だと思います。

ただ、私のように体に変化が出てからでは遅いのでそうなる前に皆さんには対策を打って欲しいですね!

退職後のマイさんの転職活動とは?

るてぃ

ちなみにマイさんは、退職後すぐに転職できたんですか?

マイさん

次の転職先が決まるまでは、1ヶ月くらいかかりましたね。

マイさん:最初は、1人で転職サイトを見ながら探していて迷うこともあったので、転職エージェントを活用しました。

るてぃ

そうだったんですね!転職エージェントを活用したらすぐ決まったんですか?

マイさん

第二新卒ということで、2社目で内定をもらうことができて今の営業職に至るという感じですね!

マイさん:エージェントの方にも、第二新卒は企業が欲しい人材だからって言われて気持ちに余裕が出ましたよ。

悩まれている方は、勇気を持って一歩踏み出してみてもいいのかなって思います。

るてぃ

マイさん、ぶっちゃけ話を聞かせていただきありがとうございます。

 

実体験の他にも人事目線のポイントをこの後お伝えしていきますね!

新卒でベンチャー企業を辞めて良い人・悪い人

マイさんのお話にもありましたが、ベンチャーならではのマイナス点もありますが、あなたのキャリアにとってプラスな点もたくさんあるはずです。

るてぃ

ただ、1番重要でお伝えしたいことはあなたの体と心を第一に考えて欲しいということです。

ここは忘れずに、ベンチャー企業を辞めるべきかそれとも続けるべきかをお伝えするので参考にしてみてくださいね。

ベンチャー企業を辞めて良い人

・プライベートを大事にしたいと思っている人
・何か特定のスキルを磨きたい人
・心と体に負荷がかかりすぎてしまった人

るてぃ

ここに該当する人はやめてもいいと思います。

プライベートを大事にしたいと思っている人

マイさんのお話にもあった通り、仕事漬けの毎日になることもザラにありますよ。

なので、プライベートの時間を確保したい・しっかりとお休みが欲しいという人はその条件を叶えられる職場を探した方がいいですね。

特定のスキルを磨きたい人

るてぃ

そして、特定のスキルを磨きたい人もベンチャーに向いているとは思いません。

大企業のように役割がはっきりしていない分、いろいろな仕事が降ってきて臨機応変に対応せざるを得ないからです。

るてぃ

私自身も人事をしながらもその他の業務をこなし、何でも屋みたいな時期もありました(笑)

特に新卒の場合、ベンチャー企業では研修制度が整っておらず、基礎をしっかり固めるということは難しいかもしれません。

るてぃ

第二新卒としてしっかりと研修を行ってくれる企業を探して、自分の特定のスキルを磨くのも1つの手ですね。

浅く広く対応できる能力を身につけるよりも、狭く深くを追求したい人は大企業を検討してみてください!

心と体に負担がかかりすぎてしまった人

るてぃ

最後に、心と体への負担がかかりすぎてしまった時はまずあなた自身を大切にしてくださいね。

人間関係が原因の場合は、上司や人事に相談して、1人で抱え込まないようにしましょう。

ベンチャー企業を辞めない方がいい人

・若くして高収入を目指したい
・起業を目指している

こういったことをポイントを考えて、ベンチャーに就職した人は辞めずに続けるべきだと思います。

若くして高収入を目指したい

ベンチャー企業は年功序列という概念がないので、結果を出せば出すほど高収入を目指すこともできるからです。

るてぃ

0から1を作り上げるチャンスや、自分の意見が通って仕事をできるなど、可能性が多いのはベンチャーならではだと思いますね。

起業を目指している

起業を目指したいと思っている人は続けるべきです。

るてぃ

なぜかというと、代表や役員と近い距離で「どんなスキルや考え方が必要なのか」を学ぶことができるからです。

辞めたいという思いがある人でも、上記のように叶えたいものがあるならば、心に抱えている悩みを解決する方法を探すことをお勧めします。

辞めたいと思った時にするべき対処法

辞めたいと思った時の対処法は、次の2つになります。

・上司や人事に相談をする
・転職エージェントやキャリアコーチングを有効に活用する

コロナの影響で、採用に対して消極的な企業が増えているのも事実です!

辞めたいと決断する前に、しっかりと自分自身のキャリアを考えて行動することが大切になってきますよ。

るてぃ

決断を急ぐ前に、信頼できる上司や転職エージェントなどに相談しつつ、決めていくことをお勧めします。

上司や人事に相談をする

るてぃ

相談相手を間違え、悩みから抜け出せない人も多いのでここは要注意ですよ!

悩みを解決したいと思っているなら、悩みを解決できる人に相談しましょう。

例えば、自分の仕事のタスク量を調整して残業時間を減らしたい場合。

るてぃ

仕事を振ってきてくれる上司に相談すべきです。

同僚に話しても、相談ではなくただの愚痴になって解決せずに同じことを繰り返してしまいます。

その上司との関係が悪く、相談できずに困っている・・という時には人事に相談するのも1つの方法です!

また、辞めて転職をしたいと思った時も相談相手を間違えないようにしましょう。

るてぃ

転職の方法を聞くなら、転職のプロである転職エージェントに相談するのが1番です。

自分の悩みを解決してくれる相手をしっかりと見極めてくださいね。

転職エージェントやキャリアコーチングを有効活用する

転職エージェントは、転職をすると決めた人だけが活用しているものと思っていませんか?

るてぃ

退職をする前でも転職やキャリアのプロにお話を聞いたり、相談することができるんです。

転職するための方法やアドバイスを知りたい
転職エージェント

キャリアやこれからの働き方を相談したい
キャリアコーチング

るてぃ

退職してみたものの・・次が決まらなくてまた悩んでしまった。ということも事前に防ぐことができますからね。

今回は第二新卒になるかと思いますので、第二新卒向けの転職エージェントなどの活用はおすすめですよ。

▼第二新卒向にオススメの転職エージェントはこちら。

キャリアに悩んでいる人は、キャリアアドバイザーの無料相談サービスを一度受けてみるのもいいですね!

▼キャリアコーチングのオススメはこちら。

ベンチャー企業を辞めたいという方の悩みが解決へと向かってくれたらいいなと思っています。

るてぃ

自分自身が後悔しない選択肢を選ぶためにも、使えるサービスは利用してみましょう。

 

 

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