求人票から分かる|転職で後悔しないためのブラック企業の見極め方

記事更新日: 2021/11/01

ライター: るてぃ

この記事でお伝えしたいこと

ブラック企業を見分けるチェックポイント

  • 未経験募集で年収が高すぎる
  • 年収に幅がある、下限年収が書かれていない
  • 最低賃金のギリギリ上を攻めている
  • 月給が低く、賞与や手当が多い
  • 試用期間中の条件が違う
  • 拘束時間が長い
この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上

本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier

 

 

るてぃ

せっかく時間をかけて転職した会社がブラック企業だったら最悪ですよね?

ブラック企業の定義は人それぞれかとは思いますが、

  • 残業時間が多いなど労働時間が今より悪い
  • 手取りが減るなど給与面が今より悪い
  • 人間関係がギスギスしているなど職場の雰囲気が今より悪い

などが挙げられるかと思います。

きだっち

私もそんなブラック企業は行きたくないです!!!

本日のアシスタント
アラサーOL きだっち
JobTierで学んだ知識を活かし、アシスタント歴9か月目にしてコロナ禍での転職活動成功!
派遣社員(事務職)から未経験エンジニアへのキャリアチェンジを実現させました!
Twitter:@kidachi_JobTier

 

るてぃ

ブラック企業の定義は人によって変わるから難しいところではありますが・・・

条件面が怪しい=ブラック企業と定義するなら、求人票を見ればある程度分かりますよ!!

きだっち

そうなんですか!?

どこをどう見れば良いのか分からないのですが・・・

 

るてぃ

求人票を見るのにもコツがあります!!

そこで今回は、今まで数々の転職サイトを比較検討し、実際に掲載もしてきた現役人事の私が

  • ブラック企業を見極めるための求人票のチェックポイント

を解説していきたいと思います。

 

 

るてぃ

実際にあなたの興味のある求人票も確認してみてくださいね!

前提|募集条件がしっかり書かれている求人票を見よう!

るてぃ

最初に重要なことをお伝えします。

各転職サイトによって求人票に記載されている内容は変わります。

なので転職サイトによっては、本来書かなければいけないことが抜けていたり、詳細な条件が伝わりにくい求人票を掲載していたりします。

るてぃ

まずは、前提として募集条件がしっかり記載されている求人票を見るようにしましょう。

 

きだっち

と、具体的にはどの転職サイトでしょうか?

るてぃ

doda、typeは詳細に記載されている場合が多いですね。

大手転職サイトでもリクナビNEXTエン転職マイナビ転職などは残業手当ての有無などが書いていないので惜しい転職サイトです。

また、はたらいくイトルNEXTなどの求人票はフォーマットが緩く、会社によって記入項目の自由度が高いので、抜け漏れが多いので注意しなければいけません。

るてぃ

実際、typeの求人票とはたらいく の求人票を比べてみました。

きだっち

記載の細かさが全然違ってびっくりしました・・・!

 

求人票は話が食い違った場合の証拠にもなる

るてぃ

実際、求人票はその場限りで見るだけにせず、PDFなどで保存しておいた方が良いですよ!!!

万が一、入社時に「聞いていた条件と違う」となった場合、これを見て応募したという求人票のPDFや印刷が残っていれば条件交渉の材料になります。

 

きだっち

もう一度サイトにアクセスして確認するだと駄目なんですか?

るてぃ

きだっちさん、その考えだと甘いです!

実際、採用人数が定員に達した場合、掲載期間中で合っても掲載をクローズする企業もあります。

そうなると求人票は見れなくなってしまうんですよ。

きだっち

なるほど・・・

るてぃ

しかも転職サイトにもよりますが、求人票って掲載途中でも書き換えが可能なんですよね。

例えば、エン転職の場合、求人掲載後の文章修正は1回何万円か取られますが、

typeやイーキャリア、バイトルNEXTなどは企業側は何回でも自由に文章修正が可能です。

きだっち

では、最悪、面接中に条件が変更される可能性もあるってことですね!?

るてぃ

その通り!!なので応募当時の求人票は証拠として残しておいた方が良いんです。

求人票から分かるブラック企業の見分け方

るてぃ

前提を理解していただいたところで、早速、本題に入りましょう。

結論からお話しすると、求人票を見て、ブラックの可能性が高い企業を見つけることは可能です。

今回は、6つのチェックポイントを記載しました。

るてぃ

実際の求人票を見ながらお伝えしていきますね。

ブラック企業を見分けるチェックポイント

  • 未経験募集で年収が高すぎる
  • 年収に幅がある、下限年収が書かれていない
  • 最低賃金のギリギリ上を攻めている
  • 月給が低く、賞与や手当が多い
  • 試用期間中の条件が違う
  • 拘束時間が長い

るてぃ

1つでも当てはまる場合はブラック企業の可能性があります!!

きだっち

るてぃさん、詳しく教えてください!

未経験募集で年収が高すぎる

るてぃ

高い年収で釣るのは不動産営業や保険営業でよくある手法ですね。

こんな話も面接で聞きます。

未経験で年収が高いブラック企業求人に騙された事例
 

高い年収に惹かれて、条件を見てみたら未経験でもOKの求人。

熱意をアピールしたらすんなり面接も通過。

実際に入ってみたら、月給は低くインセンティブ(賞与)で稼ぐモデルなので売れなければ生活もままならないレベル。

中途入社で入った社員もどんどん辞めていき、毎月社員の入れ替わりが起こる。

こんなはずじゃなかったのに・・・

るてぃ

例えばこんな求人票です。

きだっち

住宅営業の求人は確かにこのような記載の求人も多い気がします。

るてぃ

ポイントは年収700〜1000万円「可!」の記載ですね。
可能性があるだけで保証はしていないので注意してください。

年収に幅がある、下限年収が書かれていない

るてぃ

年収幅が広い不誠実な記載の仕方も紹介します。

きだっち

250万円〜1000万円って・・・

るてぃ

未経験者と経験者で分けたいんだと思いますが、1000万円で釣っている感じが嫌らしいですね。

しかも、この場合、上限の1000万円を手にできる可能性は限りなく低いです。

未経験であれば現職年収よりDOWN、経験者でも現職より気持ち上の年収で落ち着くケースがほとんどでしょう。

るてぃ

企業は出来るだけ人件費を増やしたくないという事実を前提の理解として分かっておいた方が良いですよ!

他にも下限年収が書かれていない求人は注意してください。

スカウト型転職サイトAMBIで転職エージェントから送られてきた求人を紹介します。

るてぃ

これは明らかな「釣り求人」
この場合は送ってきた転職エージェントに問題がありますね。

転職エージェント経由の求人のため、転職エージェント側が見せ方を工夫して年収の記載も変更している場合があります。

なので、募集している企業自体がブラックかは分かりませんが、この求人を扱っている転職エージェントはブラック企業と言えるのでこのエージェントを経由して受けない方が良いでしょう。

最低賃金のギリギリ上を攻めている

るてぃ

これも出来るだけ人件費をかけたくない企業のやることですね。


















本来、きちんとした転職サイトであれば、掲載時の審査で最低賃金を下回る求人は掲載出来ないので、最低賃金が下回っている求人が掲載されていることはほとんどないはずです。

るてぃ

ただ最低賃金が超えていたとしても、上記の求人の様に1円だけ高いなど最低賃金のギリギリを攻めている企業はブラック企業である可能性が高いです。

最低賃金の計算方法は下記に記載したので、怪しいなと思った場合は確認してみてください。

最低賃金の計算方法:
月給額÷1か月平均所定労働時間数≧最低賃金額  

月給額=基本給+諸手当
※ただし固定残業手当、通勤手当、時間外手当などは含まれない

1か月の平均所定労働時間数=1日あたりの実働時間×(365日ー年間休日数)÷12ヶ月

月給が低く賞与や手当が多い

 

るてぃ

月給が低いのに賞与の回数が多い会社も注意です。

賞与があって年収はこのくらいもらえそうだから大丈夫かなって考えは危険です。

  • その賞与は固定の賞与でしょうか?
  • 金額はいくらですか?
  • 業績によって減らされる可能性はないですか?

 

るてぃ

月給を下げるよりも、賞与を下げる方が会社としてはやりやすいですからね。

きだっち

年収ベースで楽観視してはいけないんですね。。

 

るてぃ

その通り!
また、基本給もなるべく高い求人を選んだ方が良いですよ。

月給は基本給+各種手当で構成されています。

ここでもやはり基本給は下げにくいけれど、手当なら変動させやすいと考えている会社はあります。

るてぃ

現に私が働いている会社は、そのような考え方ですね。

「営業手当」「業務手当」「リーダー手当」などで分類しておけば、仮に部署異動をした時でもとったりつけたりしやすいです。

「営業から外れたから営業手当がつかないのは仕方がないな」という感覚になるので社員側からもクレームが出にくいというわけです。

きだっち

うーん、内訳もしっかり把握しておいた方が良いのですね。

ちなみに、求人票に書いていない場合もあると思うのですが・・・?

るてぃ

書いていない場合は内定が出てから交渉ですね。

一次面接の時に給与の内訳を聞かれても人事側に条件しか見てないのかな?悪い印象を与えてしまいます。

または転職エージェント経由の場合は、エージェントに確認してもらえるので、条件面をしっかり確認したいのであれば、転職エージェントを有効活用した方が良いですよ!

 

試用期間中の条件が違う

 

るてぃ

1ヶ月とか3ヶ月くらいなら少しくらい給与が安くてもいっか、の考え方は危険です。

















ブラック企業は平気で試用期間を伸ばします・・・!

最悪は試用期間の給与のまま、本採用になる可能性も。

 

るてぃ

なので、リスクヘッジのためにも「試用期間中も給与は変わりません」と求人票に明確に書いてある企業を選ぶのがオススメです。

こんな感じの求人票です。

こちらも念のため社名が見えるようにPDFを取るか、印刷しておくと証拠になります。

 

拘束時間が長い

 

るてぃ

職種によっては実働時間は7,8時間だけど、拘束時間でみると他社よりも長い求人には注意してください!

このような拘束時間が長い求人は営業職に多いです。

営業の場合、移動時間も業務時間に入るので休憩時間の一部=移動時間と捉えている会社もあります。

きだっち

しかも営業の場合、結果が出ないと残業して当たり前のところもありますもんね。
残業時間がどの程度かも把握しておいた方が良いですね。

るてぃ

残業時間を把握するのも大切ですね。
ただ、「ブラック企業」の定義は人によって変わるのであなたの基準を作ることが一番大切ですよ。

一般的なブラック企業の基準を再度確認したい方はコチラの記事を確認してみてください。

他にも注意しておきたいポイント

るてぃ

他にも求人票から分かる注意しておきたいポイントをまとめてみました。

+αで注意しておきたいポイント

  • 社内のノリや雰囲気が合うかチェック
  • すぐ潰れそうな会社じゃないかチェック
  • 仕事の内容のイメージが少しでも湧くかチェック
  • 給与・年間休日が自分の許容範囲内かチェック

きだっち

確かに、どれも大切なポイントですね・・・!

社内のノリや雰囲気が合うかチェック

るてぃ

求人票の中に写真が掲載されている場合はよく確認しましょう!

人を積極的に集めたいと思っている会社であれば、求職者が気になる「社内の雰囲気が分かる写真」は掲載しています。

その写真を見て、パッと見違和感を感じるようであれば、その会社とは社風が合わない証拠でしょう。

るてぃ

サークルに近いノリの会社、体育会気質の会社、大人しめでおっとりした人たちが集まる会社。

会社にはそれぞれカラーが出ます。

何がよくて何が悪いということはありません。

あなたが自分がこの会社に入っても違和感がなさそうだなと思える会社を選んでみてください。

すぐ潰れそうな会社じゃないかチェック

きだっち

入ってすぐ倒産なんて最悪ですもんね。

るてぃ

本当ですよね。
これも求職票から読み取れることで言えば・・・

  • 創業年数が3年未満じゃないか
  • 売上に対して従業員数が多すぎないか
  • オフィスに無駄にお金をかけていないか

は確認しておきましょう。


特段、キラキラIT企業などはオフィスに過剰にお金をかける傾向がありますが、「そこにそんなにお金かける必要あるの?」とあなたが思うようであれば気をつけた方が良いです。

るてぃ

毎月かかる固定費が多くなればなるほど経営は大変になります。

売上に対してオフィスの賃料や従業員のコストで圧迫されていないかは確認しておいた方が良いですね!

仕事の内容が少しでもイメージが湧くかチェック

るてぃ

求人票を読んでも全くイメージが湧かない求人は避けることをオススメします。

人はイメージ出来る範囲内でしか実現させることは出来ません。

全くイメージが湧かない場合でそれでも面白そうだと感じているのであれば、まずは少しでもイメージがつくように情報収集しましょう。

きだっち

面接もイメージが湧いてから受けた方が良いってことですね!

るてぃ

そうです!
質問も事前に必死に調べた上での質問の方が、面接官に対しての印象も良く、選考も通過しやすくなりますよ!

給与・年間休日が自分の許容の範囲内かチェック

るてぃ

なんだかんだで条件面も大切です。

今まで年間休日が120日以上だった人が、週休2日で年間休日104日とか105日とかの会社に転職したら最初は結構戸惑うと思います。

宿泊・飲食業など業界によっては年間休日の平均が100日を下回る業界もあります。

きだっち

自分の許容範囲はしっかり考えておいた方が良いですね。

さらに確実にブラック企業を見極めるには?

るてぃ

それでもイマイチ自信がないというあなたに、もっと確実にブラック企業を見極める方法をお伝えします。

方法としては3つあります。

  • 転職エージェントに聞いてみる
  • 企業の評判・口コミサイト(OpenWorkなど)を調べてみる
  • 実際に一次面接に行き雰囲気を見てみる

転職エージェントに聞いてみる

るてぃ

転職エージェントの方が人に紹介する分、細かく情報を持っている必要があります。

なので、転職エージェント経由の求人票の方が、条件がきちんと記載されている場合が多いです。

きだっち

なるほど・・・!

るてぃ

または、記載されていなくてもエージェントの担当者がしっかり答えてくれます。

まあ、当たり前の話ですよね。

るてぃ

まれに、紹介しているのに全然求人内容を知らないエージェント担当者もいるので気をつけてください。

企業の評判・口コミサイトで調べてみる

るてぃ

もはや、見ていない人はいないんじゃないかレベルの企業の評判・口コミサイト。

現社員や元社員のリアルな口コミが掲載されている分、企業の実態が掴みやすいです。

きだっち

求人票でいくら良いこと書かれていても、実態が酷ければ転職したいと思わないですもんね。

るてぃ

企業の評判・口コミサイトは、ネガティブ要素も強いので扱いには注意が必要ですが、口コミを見極めて上手に活用すれば面接通過のカギにもなりますよ!

具体的な見極め方についてはコチラの記事をご確認ください。

実際に一次面接に行き雰囲気をみてみる

るてぃ

一番確実なのはこの方法です!

面接に行き、五感をフル活用させて、職場の雰囲気が合うか合わないか判断することは大事です。

合わない職場の場合は、感覚的に合わなさそうだなと思えるはずです。

きだっち

迷ったら、面接に行ってみよ!ってことですね。

るてぃ

そうです、行ってみたら意外とマッチしそうだったという逆のパターンもありますからね。

ブラック企業の定義も人それぞれ。

この記事であげたチェックポイントを確認しながら、あなたにとって理想的な求人に出会えることを心から願っています!

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