まつぱち
皆さんこんにちは。現役転職エージェントのまつぱちです。本日はハローワークを利用した転職についてプロ目線で解説をさせていただきます。
どうぞよろしくおねがいします。
また本日は転職がはじめてというきだっちさんに、アシスタントとして解説のお手伝いをしていただこうと思います。
きだっち
皆様はじめまして。本日まつぱちさんのお手伝いをさせていただきます。社会人3年目のきだっちです。よろしくおねがいします。
まつぱち
きだっちさんは社会人三年目、そして転職ははじめてなんですね!ちなみに今回紹介するハローワークについてはなにかご存知ですか?
きだっち
正直まだ詳しくはわからないのですが、友達から結構悪い噂は耳にします。でも自分で情報収集していても、なかなかいい情報が無くて…。取り敢えず使ってみようかな~って思ってます。
まつぱち
きだっちさん!その”取り敢えず使ってみよう”というご判断、ちょっとまってください!本日の解説を聞いていただければ、そんな無駄な時間やリスクを伴うこと無く、安全で正しい転職方法がわかリますよ!
転職の成功は何よりも求職者自身が知識をつけることにあります。そしてきだっちさんのように、転職に関する知識が不十分な状態のまま、取り敢えず使ってみようという判断は”何がダメなのか”も自分で判断がつかないのでとても危険なのです。
特に今回解説をさせて頂くハローワークは、知らないと転職に大失敗してしまうリスクが沢山!利用を考えている方も、一旦こちらの記事に目を通してからもう一度ご検討ください。
まつぱち
本日の記事が皆様の転職に少しでもお役立ちできますと幸いです。
それではきだっちさん、本日はどうぞよろしくおねがいします。
きだっち
はい!よろしくおねがいします!
このページの目次
きだっち
早速ですがまつぱちさん…、、ハローワークって結局何なんですか?
転職がはじめてなので、これまで全く使ったこともなくて…。
まつぱち
ではまずはじめに、転職者にとってハローワークは一体どのような存在なのか、簡単に解説をさせて頂きましょう!
気になるポイントがあれば何でも聞いてくださいね!
ハローワークは正式名称を公職職業安定所といい、略して職安とも呼ばれております。
厚生労働省の指示のもと、一般の方に向け職業の紹介などを行っており、ハローワークはその窓口という位置づけとなります。
そしてハローワークのホームページでは、どなたでも簡単に求人を検索・閲覧することができ、ハローワークの窓口に行けば”相談員”という方が転職のアドバイスのサポートなどをしてくれるのです。しかもこれらのサポートは、求職者であればすべて無料で利用することが可能です。
きだっち
国が運営しているなら安心じゃないですか!しかも転職のサポートも付いて利用が無料なんて…。転職が初めての私には最高のサービスですね!これはさっそく使うしか無いです!
まつぱち
ちょーーっと待ってください!!一旦ここで、なぜ無料かに目を向けて考えて見てください。
きだっち
ん~…、たしかに。私も3年間営業のお仕事をしてきましたが、お客様に無料でサービスを提供するなんて正直考えられません。モチベーション下がっちゃうかも…。
まつぱち
その視点とてもGoodです!都合のいいサービスも、きちんとサービス内容の裏側を知ることで、リスクを回避し利用価値を正しく判断することができます。
それでは次章から、ハローワークを利用すべきかどうかについて、転職のプロとして解説をさせて頂きます。
まつぱち
もう早速結論から言っちゃいましょう!プロ目線から、ハローワークは絶対に利用すべきではありません!
きだっち
えー!そんないきなり!でも沢山の人が使っているんですよ?
まつぱち
それこそが大問題です!本来使うべきでない機関を皆が知らずに使ってしまうことで、転職業界では大変多くの問題が発生しているのです。ここから絶対に使うべきでない理由について、一つずつ詳しく解説していきますので、頑張って付いてきてくださいね。
まつぱち
まず1つ目は、求人票の質がひどすぎるという理由が挙げられます。
きだっち
求人票の質?つまり、求人票の内容に酷いことが書かれているってことですか?
まつぱち
そうですね、もっと具体的に解説をするならば、ハローワークの求人票の多くは全く内容の確認がされないままHPに掲載されてしまっているため、企業は嘘も本当書きたい放題という状態なのです。
きだっち
えーーーー!!!
実はハローワークの現場では、企業からスタッフが企業から獲得した求人票の数に対して、その内容を確認をするスタッフの数が圧倒的に不足しているという問題が起こっているのです。求人票1つにかかる時間は最低でも10分~15分にもかかわらず、多いところでは年間5~6万件の求人票を数人で対応しているのケースもあります。
そのため企業側は自分たちの都合の良いように求人内容をハローワークに提出し、中には事実と全く異なる内容を記載している企業も見受けられます。
きだっち
でもそれなら、なんでハローワークの人たちは企業から求人票を集めるんですか?
まつぱち
素晴らしい着眼点ですね!実はハローワークのスタッフにも求人獲得数のノルマが課せられています。ハローワークで働く方は公務員という位置づけですが、業務状況によっては左遷等のペナルティが発生してしまうんですよ。
一方で求人票内容を正しく確認するのはほぼ努力義務、そのためみんな必死で求人票の獲得に力を注いでいるんです。
きだっち
なるほど!業界の方でないと知り得ない情報ですね、さすが転職のプロ!
まつぱち
そして2つ目は、ブラック企業の求人だらけという理由です。
きだっち
はい!これはもう答えがわかりました!さっきの求人票の内容が酷い理由から、ハローワークにはモラルのないブラック企業が沢山集まっちゃってるってことですね!
まつぱち
ん~~~惜しい!これに関しては企業の目線から解説をいたしましょう!
一般的な企業は、採用を主に5つの手法で行っております。
もちろん企業の理想は”より低コストで人を採用すること”。しかし少子高齢化に伴い、企業同士の人材の獲得競争が加熱し、企業はお金をかけてでも人を採用せざるを得なくなってきました。
事業を継続し、大きくしていくためには、人の採用にお金を投資することが不可欠なのです。そして採用に力を入れると同時に、従業員が働きやすい設備投資にも力を入れることが企業には求められているのです。
きだっち
なるほど!つまり資金力のある企業は労働環境も良い可能性が高いってことですね!、、、ん?でもハローワークにも求人掲載をすれば、人が低コストで獲得しやすくなるんじゃないですか?
まつぱち
そうですね。しかし企業の採用担当も数が限られております。
例えば1人の採用担当が100人の候補者を対応する人件費と、お金をかけてでも人を絞って行うケースでは、圧倒的に後者のほうが低コストなのです。
きだっち
そっか!ハローワークに求人掲載をしちゃうと人が集まりすぎて、本当に良い人材の採用をする時間が取られちゃうんですね!企業はお金をかけてその手間を減らしてるんだ!
まつぱち
きだっちさん!パーフェクトです!
そのため優良企業は求人をハローワークに掲載せず、ブラック企業の求人が集まりやすい構造が出来上がっているというわけです。
きだっち
なんだかもうハローワークを使いたくないですね…。でも勉強の為にもっと詳しい理由を教えて下さい!
まつぱち
3つ目は相談員の対応力が低いという理由が挙げられます。
ハローワークの相談員は、位置づけとしては国家公務員という扱いです。しかしその半数以上は非常勤のスタッフでまかなわれており、本来求職者に伝えるべき企業の経営状況や、求人の詳細などを詳しくお伝え出来るはずがありません。中には求職者を見下した対応などをする方もいらっしゃるくらいです。
きだっち
うわ!本当だ!いま私のTwitterで検索したんですが、ハローワークってものすごい量の悪評があるんですね。しかもその多くが相談員の方の対応について書かれてる…。
郵便局もコンビニも店員の人みんな素敵な対応なのにハローワークだけ人を見下すような舐め腐った態度だった。接客業10年近くしてたからよほどのことないと顔や態度に出ないけど久々に余程が起きてしまったし、自分の心の余裕のなさが改めてわかった
— キョイズミ (@kyoizumi)March 6, 2020
ハローワークのクソ女
— ライブPCまんまん2号店 (@p8Ghyeh15uk9qLH)August 9, 2019
薄ら笑いで終始見下してますよみたいな目でかなり不快だし利用者にかなり失礼
結婚もして子供もいるであろう30超えてるオバサンが人を見下すような性格してるのはさすがに珍妙でダサい。
?ref_src=twsrc%5Etfw">November 30, 2018
にしてもハローワークのオバハンはほんま態度悪いね!!人間の本能である優越感を得たいために失業者、求職者を見下す気持ちは分かるけど、敢えて誘導するかね!?私は美しい行動がポリシーだから、焦らせるような言葉には引っ掛かりません。全部見抜いています。
— 森のふくろう屋さん (@8waterapple8)September 6, 2014
ハローワークの人ってみんなあんな上から見下すような言い方しかできんのやろか?
— k.k (@squall0828)June 25, 2013
めっちゃ腹立った
まつぱち
ん~、全てが事実であるとも言えませんが、こんなにあるんですね~。私もここまでとは知らず不勉強でした。
きだっち
でも私の会社にも、転職者やお仕事の無いフリーターの人を見下す人っていますよ。でも相談員の人になんでこんなに集まるんだろう…。
まつぱち
実はここだけの話、人の転職支援てめちゃくちゃ激務なんですよ…。私も現場で転職エージェントをしていた頃、インセンティブが無ければモチベーションを保つことすら難しかったくらいです。
新人の頃はストレスで何度も体を壊した苦い思い出がありますね…。
きだっち
え!わたし次の仕事はまつぱちさんみたいに転職エージェントになろうと思ったのに。
まつぱち
とんでもない要求をする求職者の方もいますので、相談員の方もストレスで対応の質が下がってしまうのかもしれませんね。こればかりは求職者と双方に同情いたします。
まつぱち
4つ目は給与交渉等のサポートは一切ないという理由が挙げられます。
ハローワークのサポートは基本的には求人の紹介まで、その後の面接の日時調整や企業とのやり取りについては、求職者側で負担することを覚悟しなくてはいけません。
更に転職で給与のアップを目的にするのであれば、企業側との給与交渉は自分で行わなければいけません。交渉経験の無い方にとっては、企業側に言いくるめられてしまったり、下手をすれば希望のミスマッチにより、せっかく得た内定も取り消し、なんてリスクもございます。
きだっち
え!でも私だって、給与の交渉なんてまったく自信がないですよ…。ハローワークさんがやってくれると思ってたのにどうしよう…。
まつぱち
(えっ、きだっちさんまだハローワーク使う気でいたんじゃ…)
では一旦ここでまとめとさせていただき、次章からいよいよ、プロおすすめの転職方法について解説をさせていただきます!
きだっち
まってました!まつぱちさん、早く教えて下さい!
まつぱち
きだっちさん、おすすめの転職方法を教える前に、まず大前提として理解してほしいことがあります。それは転職は受け身では絶対に成功しないということです。
きだっち
勿論です!社会人の基本ですよね!では、早く教えて下さい。
まつぱち
(本当に大丈夫かな…。)
まず、きだっちさんのように転職経験が無い方や、転職業界についてあまり詳しく無い方は以下の方法をお試しください。
きだっち
あ、転職エージェントは知ってます!まつぱちさんがしていたお仕事ですよね!求職者は無料で使えるって聞きました。
でも…ハローワークと同じでやっぱり何か裏があるんじゃ…?
まつぱち
きだっちさん、その視点サイコーです!(ちょっと失礼ですが)
きだっちさんの言うように、転職エージェントは無料で活用することができます。しかし求職者目線からしたら、利用に置いて下記のような不安があるのです。
きだっち
もう本当にその通りです!実は私も紹介会社をいくつか見ていたのですが、もうどこも同じようで”取り敢えず使ってみよう”って悪い癖がでていました。
まつぱち
反省できるようになったのはきだっちさんが成長した証拠です!
実はきだっちさんのような方は世間に溢れており、転職業界は益々ややこしくなってしまっています。人材紹介会社だけでも、なんと月に100社以上が新たに市場に参入してきており(参照:人材紹介マガジン)、求職者は転職に対して高いリテラシーを持つことが求められているのです。
きだっち
月に100社以上!?そんな中から自分に合ったエージェントなんて選べるわけないじゃない!
まつぱち
ご安心ください。実はこの課題に対して、JobTierメンバーの”るてぃ”さんが詳しく解説をしてくれます。彼女は私の知人で、転職エージェントにも詳しい現役の人事採用担当者です。
それではご紹介させていただきます!
るてぃ
皆様はじめまして!るてぃです。
私からは皆様に合った転職エージェントのご紹介をさせていただきますね♪
今はベンチャー企業の人事です。
今まで見てきた
・レジュメ・エントリーシートの数:2万5千以上
・キャリア相談・面接の数:400以上
・取引企業数:120社以上
本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
まつぱち
いわゆるバリバリのキャリアウーマンというやつですね!実際にお会いしたことも何度かありますが、年下とは思えないほどしっかりされている素敵な女性なんです。
きだっち
もうまつぱちさんとるてぃさんがいれば私の転職もバッチリですね!それではるてぃさん、お願いします!
るてぃ
はお!では早速、あなたにあったおすすめの転職エージェントをご紹介させていただきます。下記の記事にご移動くださいませ。
まつぱち
最後に転職のプロとして、これから転職を控えている方たちにアドバイスです。
仕事は1日最低8時間、通勤やそれまでの準備を含めると10時間以上。食事は2.5時間、そして睡眠は8時間。つまり起きている時間のほとんどは仕事の時間なのです。
今は辛い方もいるかも知れませんが、仕事=人生の時間と考えても過言ではありません。
JobTierでは、そんな仕事の時間をよりハッピにーにするための情報をお届けしており、こちらの記事以外にも仕事や転職のお役にたてる情報発信を常に続けております。
是非そちらもご参照いただけますと幸いです。