きだっち
パワハラってどこからがパワハラだと定義されるのでしょうか?
暴言や仲間外れなどといった職場でのパワーハラスメントは、精神的に苦痛であることは間違いありません。
しかし、パワハラの基準というのは、明確に定まっていない現状にあります。
それは、加害者の状況や被害者の受け取り方は人それぞれなので、「こうされたらパワハラだ」「こう言われたからパワハラだ」などと、一概にいうことは出来ません。
パワーハラスメントとは職場において行われる優越的な関係を背景とした言動であって、 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの により、 労働者の就業環境が害されるものである。
引用:日本ハラスメント協会
ただ、このように「業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」でも示されているように身体的な攻撃・威圧的な態度・暴言・人間関係からの切り離しはパワハラである可能性が高いです。
まつぱち
パワハラは、残念なことに言っている本人は無自覚なことが多いんですよね…。
あなたの職場にはパワハラ発言をしてくる上司はいるでしょうか?
パワハラを浴びせられた側にとっては、威圧的なその態度でストレスを抱えたり悩んでしまうものです。
しかし、残念ながらパワハラ発言をする上司は「相手が悪い」「成長のために言っている」などと自分を正当化し、少しも相手が傷ついている事なんて気づいていません。
きだっち
傷つけていることに気づかないなんて、尚更たちが悪いですね。
まつぱち
そうなんです!
しかも、真面目な人ほどその言葉を素直に受け取ってしまって自己嫌悪に陥る事もあるんです。
一般的にはパワハラである上司に対して、真面目な人ほど相手のせいではなく自分のせいだと思い込んでしまう恐れがあります。
そんなパワハラに気づくきっかけとして「どんな接し方をしてくる人とは距離を取るべきか?」理解しておきましょう!
このページの目次
きだっち
これだけでパワハラとは言えないんじゃ…?
まつぱち
すでに関係がある程度深まっているならいいんですが、はじめからタメ口の上司はパワハラ予備軍です!
特に初めから敬語ではなくタメ口で話す上司は「自分は相手より上」だと、相手を下に見る発言や言動をしがちです。
部下か上司かなんて序列の話で、人として相手を下に見るべきではありません。上司が部下に対して、敬語ではなくタメ口で話すことは、それだけで序列を表してしまいます。
まつぱち
よく誘ってくる上司、パワハラの可能性大です!!
きだっち
え!
それだけでパワハラと一概には言えなそうですが…
まつぱち
それはもちろんそうなんですが、仕事後まで拘束する行為なので、部下の気持ちを考えられない上司・先輩である場合が多いんです。
「断ればいいじゃん」と客観的に聞いて思う人もいるかもしれません。
しかし、自分がまだ未熟な時は特に、上司や先輩に「飲みに行くぞ」と誘られたら断るに断れないですよね。
上司との関係がうまくいっていないと仕事はやりにくくなるし、評価もされなくなってしまいます。
誘われた部下からすると「俺に嫌われたくなければ飲みに行くぞ」と言われているかのように感じると思います。
「断りたいけど断れない」そんな状況は、客観的にみるとパワハラに当てはまるでしょう。
まつぱち
とはいえ社内の人間関係は特に良好に築いておきたいですよね。
上司や先輩もやはり人なので、最終的には感情で判断していますし。
きだっち
じゃあ誘われたらどうしたら良いでしょうか?
まつぱち
上手い理由をつけて断りましょう!
飲み会が頻繁にあって、自分の時間が確保できなかったり、飲み会に行っても上司の武勇伝・求めていない熱い話など、正直時間の無駄になってしまいます。
断ったら怒ってきたり機嫌が悪くなったりする上司も、もちろんいることでしょう。ですが、そんなレベルの低い上司が仕切っているなんて、ろくな会社ではない証拠です。
早めに環境を変える選択をしましょう。
まつぱち
このように話す上司は、場合によってはパワハラに該当します!
きだっち
やる気ある?って聞かれたら「はい」とも「いいえ」とも言いずらいですよね。
やる気がないと思われて言われてるはずだから、なんて答えても怒られそうです…
部下側が極端に「忍耐力が無い場合」に使われることもありますが、これは自分に一切の非が無いような発言で、ただただ高圧的な問いでしかありません。
こんな高圧的な問いを日常的にしてくる上司は、マウントを取りたいだけのレベルの低い人間と言い切って良いでしょう。
まつぱち
さっきの例と同じように相手に圧力をかける言葉ですが、さっきの例以上に圧力的な言葉です。
きだっち
これは自信がなくなりますね…
その人の根本的な能力を指摘しており、「他の人なら出来るのに」という人格を否定する意味がこもっています。
また、さらに「バカ」「使えない」などといった業務とは関係のない幼稚な言葉で罵倒してくる上司・先輩は、もはや指導側として劣っています。
まつぱち
本来、上司や先輩は後輩を育てる事も仕事のうちだから、出来ない事を本人の責任だと罵倒する性格はどうかと思ってしまいますね。
この言葉によって、言われた側は間違いなく「自分の能力が足りていないんだ」と必要以上に自分を責めてしまうことでしょう。
自信を無くしてしまうと「この仕事向いていないのかな?」「自分はダメな人間だ」と、自分が信じられなくなってしまいます。
まつぱち
一度自信を無くしてしまうと、行動する気力も湧かなくなってしまうものです。
だから、こんな言葉をかける上司を許せませんよね。
きだっち
私もこんなこと言われたら、何かに挑戦するのが怖くなりそうです!
まつぱち
もし「そんなこともできのか!」と罵倒されたとしても、どんな人も不得意があって完璧な人はいないんだと自分に言い聞かせてあげて下さい!
きだっち
そうなんですね。それ聞いて少し安心しました。
パワハラをしてくる上司を信用しない事ですね!
まつぱち
この発言は自分の考えや価値観を相手に押し付けたいだけなので、信用してはいけません!!
一見優しいような言葉を使っていますが、この発言をする上司・先輩は相手の話を聞く誠意を見せることはほぼありません。
さらにはこれを部下が言われてしまうと「自分のために言ってくれているのかも」と、意見が言いずらくなってしまいます。
このような上司は、自分の主張を通したいという自分にしか目が向けらていない自己中心的な人であることが非常に多いです。
まつぱち
本当に相手の為を思って話す人は、自分の価値観を押し付けてきたりしません。
「人は人」だと理解していて、お互いの意見が違ったとしても「あなたの存在を承認してくれる上司」があなたが信頼すべき良い上司だと言えます。
まず、上司が部下を育成するとき、褒めてばかりでは部下のためにならず、なかなか成長はしないでしょう。
それよりも、ある程度の緊張感がある環境の方が良いのですが、緊張感を与えすぎるのもあまり良くありません。緊張感とリラックス状態のバランスが大切です。
まつぱち
会社というコミュニティの中で、自分の居場所を守ろうとする気持ちは人間の本能なので、わからなくもないです。
しかし、この5つに該当する上司を持つ方は環境設定ともう一度向き合いましょう!
きだっち
転職や部署移動など、パワハラしてくる上司からは出来る限り逃げた方が良いという事ですね!
まつぱち
その通りです!
パワハラ上司と出会ってしまっても、決して自分の自信を無くすことだけはしないで下さいね!
あなたの輝く場所は100%必ずあります。