人事の仕事内容は？元人事が向いている人の特徴を解説！

以前、人事あるあるを書いたのですが、人事の仕事は1割 華やか・9割 泥臭い仕事です。

 

人事は華やかなポジションに見られますが、泥臭い仕事が9割です。

・とにかく業務範囲が広すぎる
・人間関係の調停役
・評価制度の愚痴聞き役

ちなみに一定数の企業は
・退職手続きが多すぎて感覚が麻痺
もあると思います。

それでも人事はやめられないですね
▼書いたhttps://t.co/1HowNJvGm3

— るてぃ現役人事な編集長 (@rutty_JobTier)August 2, 2020

 

この記事では実際に現役人事として働いている私が、人事の業務と向いている人の実態についてお伝えしたいと思います。

人事の業務はこれだけ幅広い

なお、人事の業務は会社によって定義が少し異なる場合が多いです。

それは、労務・総務・経理・広報などを兼任している人事担当者も多く、業務範囲が非常に幅広いことが要因です。

1つずつ解説していきます。

採用

会社が成長していくために適切に人員を配置し、必要な人員を過不足なく採用するための重要業務です。

新卒採用、中途採用（正社員・契約社員・業務委託・派遣社員・アルバイト）が中心ですが、インターンを積極的に行っている企業もあります。

 

最近では採用手法は多様化しており、自社集客だけではなく、

• 採用イベント
• 求人サイト
• 転職エージェント
• ダイレクトリクルーティング
• リファラル採用

などの採用手法から最適な手法を見つけ、マッチする人材を最短で見つけるのが仕事です。

育成

入社年数や配属先によって、その人が早くに活躍するために適した教育を行います。

新卒社員にはマナー研修や会社とは何かのビジネスマンとしての基礎を、中途社員は早くに会社に馴染み、即戦力化するための教育を行うことが多いです。

 

最近では人手不足から、企画や業者の選定は人事、その後の実務は外部講師が行う場合も多くなっています。

社員の帰属意識を高めるための懇親会やイベントの企画も人事に回ってくることが多いです。

 

評価

成果・プロセス・職務に対する姿勢・ビジョンに対する理解度など設定された項目に対して、従業員の達成具合をみる指標・仕組みのことを人事評価制度と呼びます。

評価制度は給与・賞与に関わる重要な項目のため、都度、話し合い適切な評価が出来ているかを検証・改善します。

 

労務

業務も幅広く、入退社手続き、給与計算、税金関連、保険の更新などがあります。

他の人事業務の中でも特に「規則にとってミスなく確実に実行する」ことが求められる業務です。

 

社員の個人情報や会社の機密情報を扱うことが多いので、神経を使う仕事です。

 

情報共有・モチベーション

朝礼を実施したり、表彰制度を作ったり決まった型はなく企画力が求められます。

部署で情報が分断されてしまっている会社も多いので、部署を横断して全社員に必要な情報が届いている状態にするのがこの業務の主旨です。

 

意外？人事に向いている人を現役人事が解説！

冒頭でお伝えした通り、人事の仕事の9割は泥臭い仕事であり、学生がみているイベントや説明会のプレゼンなど華やかな業務は少ないです。

なので、世間のイメージと私が伝える人事に向いている人は少し違うかもしれません。

人事に向いている人の特徴を5つピックアップしました。

こちらも1つずつ解説していきます。

口が固い

社員のプライベートな情報や給与などのお金まわりを把握しているのが人事です。

人事が、同期の子などに「実はあの人っていくらくらい給与もらってるんだよね〜」なんて話していたら最悪ですよね？

 

他にも、社内の異動や退職に関して、その他ドロドロした人間関係もいち早く知って準備や解決のために動かなくてはいけないのが人事です。

噂話が好きな人や口が軽い人は向かないです。

 

冷静に客観的に判断出来る

人が良く決められない人は人事は向いていません。

採用面接は、自社にマッチするかどうかを客観的に分析し、「通過」か「不合格」か決めなければいけないですし、

評価に関しては、自分の好き嫌いに限らず項目に沿って冷徹に評価をつけなければいけない時もあります。

 

いい人に見られたい人は人事は実は向いていないです。

 

誰とでも平等に接することが出来る

人事は社員の窓口対応係なので声をかけにくいとOUTです。

また特定の人だけを贔屓して、嫌いな人には態度が冷たくなってしまう人も人事は向いていません。

 

誰にでも平等に接し、困っていることがあれば一緒に解決しようと動ける人は人事に向いていると言えます。

 

愛社精神がある

説明会で話をしてくれた人事が実は会社が嫌いで、愚痴ばっかり言っていたら入って拍子抜けしてしまいますよね。

また代表の代わりにビジョンを語ることになる人事が、会社が好きでないと、言葉に熱が入りません。

 

結果的に、良い人の採用に結びつかず、あなた自身の評価も下がってしまうでしょう。

 

とにかくポジティブ

社員一人一人の心がけも大事なのですが、前に立つことが多い人事担当者がポジティブで周りを明るくするのは大事な心構えです。

また新人教育でネガティブな人が講師になるのは最悪ですね。

 

あなたの考え方・価値観は後輩に伝わってしまいます。

未来ある後輩の可能性を潰すことになりかねないので、ネガティブな人は人事に基本は選ばれません。

 

まとめ

会社の顔となる人事は以前は、営業のトップセールスが選べれることが多かったですが、最近は変わってきました。

それでも、人事に求められる考え方はリーダーに求められる考え方と似ており、「やってみたい！」だけでは適性が合わないのが事実です。

社員に影響力のある人事のポジション。

 

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