まつぱち
皆様こんにちは、まつぱちです。
きだっち
皆様こんにちは、きだっちです!本日もまつぱちさんのアシスタントを努めさせていただきます。
まつぱち
本日は本当にあったリファラル採用の怖い失敗事例について解説をさせていただきます。
きだっち
そもそも、リファラル採用ってなんでしょうか??
まつぱち
簡単にご説明をすると、リファラル採用は、社員がお友達や知人を会社に推薦・紹介することです。
超低コストで採用を行う事ができるだけじゃなく、信頼の担保や入社後の定着率UPにも繋がり、海外では最も主流になっている採用手法です。
きだっち
よく言う”お友達紹介”ってやつですね!お友達の紹介なら安心って思っちゃいますけども…。
早速失敗例を教えて下さい!
まつぱち
早速、本当にあったリファラル採用の失敗例を上げさせていただきます!
全部で5つ、私が過去対応した事例からご紹介をさせて頂きます!
きだっち
よろしくおねがいします!
まつぱち
リファラル採用失敗事例1つ目は、大人の関係だった事件!です!
都内の某IT企業において、社内から信頼を集める営業チーフのAさん(男性)より紹介を受けたBさん(女性)。
二人は同じ部署に配属をされており、ある日周囲の社員がBさんの様子がおかしいことに気が付きました。Bさんの顔が真っ赤になっており、その日は何度も離席を繰り返していたのです。
不審に思った同僚の女性社員が問い詰めたところ、なんと原因は”Aさんと大人のおもちゃを使ったSMプレイ中だった”ことが発覚しました。
Aさんはすぐに部門長に呼び出され厳重注意をうけた後、しばらくしてBさんと会社を離れることとなりました。会社は営業チーフのAさんを失うとともに、部署内でBさんを問い詰めた同僚の女性社員も、環境を乱してしまったことに罪悪感を覚え退職。
結果的に3名の社員を一度に失う結果となりました。
きだっち
…頭おかしいんじゃないですか?
まつぱち
普通そう思いますよね。ところがリファラル採用における男女のトラブルは多数報告されております。
採用担当者も「リファラルだからそこまで確認をしない、それよりも人がほしい」という理由から確認が甘くなってしまうことが主な原因なようですね。
きだっち
心の声(でも社内でムフフな関係か~。いつもと違う環境で燃え上がっちゃうのは、何となくわかるかも。)
まつぱち
きだっちさん?
まつぱち
リファラル採用2つ目の失敗例は、成功報酬目当てにリファラルを悪用した事件です!
会社によっては、リファラル採用に協力した社員に対して成功報酬を出しているところもあります。
今回事件になった企業はかなりの大手で、成功報酬額はなんと1人15万。対象は新卒採用のリファラルに協力してくれた社員にたいしてのものでした。
事件を起こしたのは都内の某私立大学経済学部卒業の2年目Aさん(女性)。大学のサークルではメンバー100人規模のテニスサークルに属しており、そこの後輩たちに対してリファラルを仕掛けたようです。
Aさんは仕事もでき期待の新卒、そのため会社からも新卒のリクルーターを任され、採用のフォローはすべてAさんが行っていました。ここまでは順調に事が進んだのですが、事件はAさんから紹介をうけた学生4名が無事に入社をした直後に起こりました。
なんとAさんは成功報酬計60万が振り込まれたことを確認すると、会社に退職届を提出したのです。さらにAさんから紹介をうけた4名の新卒社員は「仕事内容がAさんから聞いていたものと全く違う!」と全員が口を揃え会社に訴えるも、ことを起こしたAさんはすでに退職。
入社した新卒の4名は1年も経たずに退職に至ってしまいました。
きだっち
これ、成功報酬なんて制度を作った段階で予想できません?
まつぱち
制度を作った側も社員の性善説に基づいてのことなのでしょう。
高額な採用費をかけるより、15万という手当を社員に与えたほうがリファラル採用に協力するモチベーションも上がりコストも抑えられますから。ただそれが裏目に出てしまったということですね。
きだっち
でもこの制度があれば、退職を考えている社員はガンガン活用しますよね!
まつぱち
(いやしないだろ…)
結局採用担当はリファラル採用経由であっても厳しく面接を行う、これに尽きますね。
まつぱち
リファラル採用3つ目の失敗事例は、仲が良すぎて引きずられ退職に至ったトラブルです!
某不動産会社にて発生した事例です。
お友達Bさんを会社に紹介したAさんは、Bさんと大の仲良しで小学校の頃からの幼馴染でした。Bさんの入職後、教育係を任されたのも当然Aさん。Bさんは仕事の覚えもはやく、採用担当はコスト0で最高の採用が出来たと喜んでいました。
しかし、ある日の人事面談にて同じ部署のCさんから以下のような相談が発生しました。
「AさんとBさんは仕事は出来るが公私混同しており、他の社員が非常に仕事をしづらい状態です。仕事で失敗したときもお友達同士で周りの文句を言い合ったり非常に厄介。なんとかして下さい!」
そのご多数の社員から同様の訴えがあり、AさんとBさんは部署を分けられる事となりました。しかし突然の人事異動に対し二人は
「2人とも仕事で成果を出しているのに何故!」
と異議申し立てるものの、会社は多数派の意見を尊重しました。結果、二人は会社を離れ、今も同じ職場で仕事をしているそうです。
きだっち
唐突なホラー落ち…。やめてくださいよ~。
まつぱち
失礼いたしました。仲が良すぎるがゆえに発生したこちらのトラブルですが実は、リファラル採用の失敗事例数としてダントツの№1です。
きだっち
そうなんですね。
でも確かに社内に友達がいれば仕事を聞いやすいし、上手く機能すればむしろプラス要素の方が大きいですよね?
まつぱち
おっしゃる通り。ただこれは僕の見解ですが、ビジネス現場に友情を持ち込むのはハイリスク。あまりにも今回のような失敗事例が多すぎます。
ビジネスライクで付き合いのある知人程度に留めておくべきですね。
きだっち
たしかに、仕事や社内のことを聞くなら、何も友達じゃなくたって良いですもんね。
これは関わる人、皆で意識すべき課題ですね!
まつぱち
さすがきだっちさん!良いこと言いますね。
その通り!リファラル採用はきちんと機能すれば他のどの採用手法よりも圧倒的に有益です。
しかし今回のような事件を防ぐためにも、 結論:紹介する側・される側・採用担当者の皆がリファラル採用のリスクをしっかりと意識し活用することが重要になります。
ぜひ皆様もご参考になさってください!