前代未聞!現役エージェントがリクルートエージェントのキャリアアドバイザーに面談してもらった

記事更新日: 2021/02/27

ライター: すず

この記事を読んで分かること
  • リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの質について
  • 面談までの流れ・面談内容・面談後の対応
  • リクルートエージェントのサービスの注意点

 

きだっち

転職エージェントサービス…みなさんは、何を重視しますか?求人数?サポートの内容?

 

やはり一番は、キャリアアドバイザーの質ではないでしょうか?

転職エージェントサービスは、現在2万社を超えるといわれています。

基本的に、登録者に専任のキャリアアドバイザーがついて、

  • キャリア面談
  • 求人の紹介
  • 応募書類の添削
  • 選考のサポート(日程調整や面接対策 等)
  • 内定後の意思決定のサポート
  • 退職交渉・入社前フォロー

など転職活動をマンツーマンでサポートしてくれます。

基本的に、どこの転職エージェントも上記のサポート内容を行っているので、「何をしてくれるか(=サポート内容)」に差はありません。

重要なのは、「誰がしてくれるか(=キャリアアドバイザーの質)」だといえるでしょう。

しかし、登録者はキャリアアドバイザーを選ぶことはできません。そのため、キャリアアドバイザーが当たりかハズレかで、登録者にとって、その転職エージェントのサービスの良し悪しが決まってしまいます。

このような、キャリアアドバイザーの当たりハズレ「アドバイザーのガチャ」に関しては以下の記事を参考にしてください。

きだっち

今回は、リクルートエージェントのサービスを実際に利用した体験談をもとに「リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの質」について解説していきます。

 

解説者はこの方、現役の大手総合型の転職エージェントにご勤務のすずさんです!

すず

私が実際にリクルートエージェントのサービスを利用して、転職の相談をした内容をもとに、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの質について大暴露!!

 

大手のエージェントといってもアドバイザーによって、サービスの質はピンキリだなぁ…と実感しました…。

きだっち

転職素人の方の体験談はよく見ますが、現役のエージェントが他社のエージェントサービスを潜入捜査したものは、前代未聞では?!

 

転職のプロから、リクルートエージェントの体験エピソードと解説をお願いします!

 

リクルートエージェントのアドバイザーの質【総評】

すず

リクルートのキャリアアドバイザーの質に関しては、本当にピンキリ…一定の質が保たれているとは言いがたい…といった感じです。

なぜならば、リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは未経験で入社されている方が多いそうです。

前職で、アパレル店員や大工をしていた方も中途入社でキャリアアドバイザーをしているとのこと。

今回、私の担当となったキャリアアドバイザーさんは中途入社の20代女性で、面談の基本の部分がなっていないと感じました。

詳しくは、この先で面談の内容を公開するので、そちらでご紹介します。

 

リクルートの社風として、風通しのよさ、実力主義、スピード感があげられるので、中途入社の方に手厚い研修やサポートはないのかな…という印象でした。

すず

エージェントサービスはキャリアアドバイザーの個人のスキルに依存する部分が大きいとはいえ、最低限の質は保証して欲しいですね…。

数か月前まで、大工として釘を打ってた方に、転職サポートをお願いするのは不安ですね。

リクルートエージェントのキャリアアドバイザーの質には、バラつきが大きいといえるでしょう。

 

面談前にはどんな対応が必要?

すず

面談に至るまでのキャリアアドバイザーの対応は非常によかったです!

 

面談の日程調整や事前に書類を提出したり、マイページから情報を登録したり、こまめに連絡をくれ、レスポンスも早いです。

メールで日程調整の案内がきたのち、マイページの開設の案内が届きます。

事前に職務経歴書や履歴書の情報を入れるように求められます。

私は、すでに自分で作成した職務経歴書と履歴書があったので、それを提出したのですが、履歴書はリクルートエージェントの指定のものでお願いされました。

マイページから必要項目を入力するものでしたが、正直めんどうでした…。

システムで登録者の情報を一元管理し、企業にも登録者の書類を送りやすくしているようです。

転職の経験がある方で既に応募書類がある方は、1から情報を入力し直すので手間に感じるかもしれません。

キャリアアドバイザーの対応の感じはよかったものの、事前の対応には時間がかかるものが多いです。

 

アドバイザーとの面談内容は…!

すず

では、気になる面談の内容を公開します!

面談は、現在はコロナ禍のため電話での面談でした。

面談を通じて分かったポイントは以下の通りです。

リクルートエージェントの面談のポイント

  • 登録者のニーズに合わない面談内容
  • ヒアリングで過去の挫折経験をかなり深堀りされる
  • 職務経歴書のアドバイスが適当

登録者のニーズに合わない面談内容

アドバイザー

はじめまして、キャリアアドバイザーの○○です。

 

この度は、エージェントサービスのご利用ありがとうございます。

私がアドバイザーの経験があるため、サービスの説明や今後の流れの説明はありませんでした。

すず

私の感想としては、キャリアアドバイザーの自己紹介がなかったことは驚きでしたね…。

 

どんな業界の方を支援してきたのか、中途入社であれば前職の経験、共通の趣味などがあればアイスブレイクとして話すのが基本だと思います。

これから、自分の人生やキャリアに関する相談をする相手のことを全く分からないのは不安ですよね。

はじめに一言、二言ほど自己紹介があるだけで印象は全然違いますが、dodaのキャリアアドバイザーさんは機械的に面談を進めている印象を受けました。

アドバイザー

本日、特に聞きたいことはありますか?

すず

「リクルートエージェントさんへの応募も検討しているので、求人の内容を詳しく聞きたいです。他にも、エージェントの求人を教えて欲しいです。」

と、伝えたものの30分間の電話面談の中で求人の紹介は一切ありませんでした…。

最後の質問のタイミングで、リクルートエージェントの求人について聞きましたが、私から質問していなかったら、あのまま面談終了でしたね。

はじめに、面談のゴールをすり合わせたのに…という感じでした。

ニーズにあった面談内容とは言いがたい面談でしたね。

 

挫折経験の深堀りがすごい

アドバイザー

では、学生時代に勉強で挫折した経験を教えてください。

アドバイザー

では、サークル活動で苦労して乗り越えた経験を教えてください。

アドバイザー

では、現在の仕事で失敗から得たものを教えてください。

面談の8割の時間が職務経歴や過去の経験のヒアリングでしたが、ひたすら挫折経験を聞かれました…。

職務経歴書での自己PR欄を充実させるためにエピソードをヒアリングすることはありますが、ここまで挫折経験ばかり聞いて何になるんだろう。という感じ…。

「目的にあったヒアリング内容」や「面談で収集すべき情報の基本」が分かっていないように感じました。

 

すず

他のアドバイザーもそうだとは限りませんが、少なくともこのようなクセのあるアドバイザーもいるということが分かりました。

 

職務経歴書のアドバイスが適当

 

最後に提出した職務経歴書のアドバイスをしてもらいましたが、特に修正した方がいいところはないとのこと。

(私もエージェントなので、職務経歴書の作成は人並以上にはできると自負しています(笑))

すず

「応募する求人ごとにアピールポイントを変えた職務経歴書を作りたい。」と伝えたところ、、、

アドバイザー

変えなくて大丈夫ですよ。営業の求人も人事コンサルの求人も同じもので一括で企業に送りするので。

 

汎用的な内容で問題ないです。

すず

キャリアチェンジの求人や志望度の高い求人への応募の際は、職務経歴書の内容を変えるのは鉄則です。

 

職務経歴書のアドバイスは適当な印象でしたね。大手エージェントでは、一人のアドバイザーが多くの登録者を担当しているため、一人ひとりのサポートが手薄になりがち…。

きだっち

JobTierでも、職務経歴書の使いまわしはNGという記事があるので、参考にしてみてください。

 

面談後に送られてきた求人は?

すず

気になるのは、面談後にキャリアアドバイザーが紹介してきた求人ですよね。

 

メールがアホほどたくさんくるので、見る気がなくなりました…。

面談後にキャリアアドバイザーから紹介された求人は、私の希望であった

  • 無形商材の法人営業
  • ベンチャー、スタートアップのようなスピード感のある企業
  • その他、年収や福利厚生など条件もろもろ

基本的に、全ての希望を満たしてはいるのですが、面談でのヒアリングが上手にできていないので紹介するものを絞り切れていないという感じ。

 

すず

やはり、大手エージェントにありがちな「数打てば当たる戦法」でした。

たくさん求人を送りつけて、たくさん応募させて、内定になる可能性をあげておいて、内定承諾するように迫ってくるのでしょう。

リクルートエージェント経由で私が転職すれば、リクルートエージェントの売り上げになりますし、キャリアアドバイザーも営業ノルマの達成ができます。

紹介の内容・数のバランスは、非常に重要ですが、リクルートエージェントの紹介求人数は尋常じゃないくらい多いです。(ご経験や希望条件にもよりますが)

 

サービスを利用して分かった特徴

すず

すばり、効率重視で細かい部分はないがしろにする。という特徴が感じられました。

  • 実力のある人が伸びればよいという考えのもと、中途社員の教育は手薄
  • 情報を管理しやすいというリクルート都合で履歴書は指定フォーマット
  • 添削が面倒なので、職務経歴書は使いまわしさせられる
  • 求人は応募がきたらラッキーくらいのノリで大量に送られる

一人ひとりに寄り添った手厚いサポートがして欲しい…という方は、「リクルートエージェントはハズレだった…」と思われるかもしれません。

 

結局のところ…

すず

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、ピンキリです。

 

今回、私を担当してくださったアドバイザーさんは、中の下くらいのイメージです。

同じエージェントでも、当たりのアドバイザーもいれば、ハズレのアドバイザーもいます。

いくら腕のいいアドバイザーでも、登録者によって対応方法も変えています。

この人なら転職が成功して売り上げになる!と思われたり、この人は礼儀がなってないから支援したくない…と思われたり

きだっち

やはり、転職エージェントは複数に登録して、当たりのキャリアアドバイザーさんに担当になってもらうことが重要ですね。

JobTierでは、転職エージェントの複数登録をオススメしております。

転職成功者は平均して4.2社の転職エージェントに登録をしています。

とりあえず、大手総合型を言われる転職エージェントは、サービス内容・求人数が充実しているので、登録してキャリアアドバイザーとの面談をしてみるといいでしょう。

以下の記事にて、担当のキャリアアドバイザーが当たりかハズレか見極める方法を紹介しているので参考にしてみてください。

 

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