34歳の転職事情|転職限界説の前に動くべき?ポイントをプロが解説

記事更新日: 2021/01/12

ライター: るてぃ

この記事の結論
  • 今の仕事に悩んでいる方は35歳になる前にキャリアについて真剣に考えた方が良い

  • 同業界または同職種への転職の場合、今の職場で実績を積んでから転職した方が良い条件で転職できる可能性が上がる
この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上

本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier

 

るてぃ

34歳。35歳が転職限界説がささやかれる中で、35歳目前の年齢です。

  • 35歳の前に転職しておいた方が良いのか
  • 未経験の転職は無理?

このように悩む人も多いのではないでしょうか。

年齢で区切られてしまうこともありますが・・・

るてぃ

転職の本質は、あなたが入社して活躍できるイメージを企業側が持てるかどうかです。

結論からお話しすると、34歳は、35歳になる前に自分のキャリアを真剣に考えた方が良い年齢です。

まつぱち

実績がある方は問題ないですが、プレイヤーとして転職するなら35歳になる前が良いですね。

本日のプレゼンター
転職市場を知り尽くしたプロ まつぱち
東証一部人事→転職エージェント→独立
  • 偏差値35の不登校学生からキャリアを逆転
  • 累計キャリア相談者数6,000名以上
  • 累計25回、社内月間売上トップ受賞
  • 大好評キャリア相談で転職成功者多数
  • 相談者様の声
Twitter:@matsu_JobTier

るてぃ

そこで今回も、現役転職エージェントのまつぱちさんと一緒に、34歳の転職の注意点や成功するためのポイントを解説していきたいと思います。

まつぱち

一緒に、戦略的にキャリアを考えていきましょうね!

35歳転職限界説は本当?

るてぃ

いまだに言われる35歳転職限界説。この噂は本当なのでしょうか?

るてぃ

結論からお伝えすると、人事・キャリアアドバイザーの総評としては35歳転職限界説=都市伝説です。

 

未経験分野への転職はかなり厳しい

まつぱち

しかし、未経験分野への転職は不可能ではないものの難関な道であることは理解してください。

例えば営業からエンジニア、公務員から営業など全く畑違いの職種にチャレンジする場合、いくら前職で実績や信頼をあげていたとしても転職が難航する可能性が高いです。

るてぃ

同じ未経験なら、若手の方が扱いやすいと思うのが企業の本音ですね。

やはり一般的には年齢が若い人の方が、

  • 素直で新しい環境にも馴染みやすい
  • 吸収力がある

と判断されます。

るてぃ

そもそも35歳以上で未経験OKの求人って本当に少ない!!!!

それでもこの方のように34歳で未経験分野への転職に成功された方もいます。

まつぱち

結局は年齢ではなく覚悟の問題

年齢を理由に自分の可能性を狭めてしまうのは勿体ないですね。

スカウトは年齢でフィルタをかけられる可能性あり

るてぃ

転職サイトに関してお伝えすると年齢でフィルタ検索されるのは事実なので注意してください。

私は実際に10社以上の転職サイトを人事として使っていましたが、年齢で書類選考の足切りはしていました。

なので、どんなに経歴が良くても年齢がオーバーしていたら経歴書を見てもいないです。

もちろんスカウトメールなどは送りません。

るてぃ

その時は、募集は技術職と営業職。区切りは35歳です。

まつぱち

プレイヤーの募集だと34〜35歳を区切りにしている企業も多いですね。

このツイートに書いてあることはかなり的を得ていると思います。

まつぱち

35歳以降の転職はマネージャーとしての腕前も判断される転職になるということですね!

注意:コロナの影響で採用市場は縮小傾向に

まつぱち

4月以降、コロナの影響で転職市場が大きく変化しています。

通常、未経験OKの求人が経験者募集の求人を上回るのですが、逆転する結果に。

るてぃ

私が働いている会社も、中途採用は全面ストップ。

再開するとしても経験者募集だけの予定です。

type転職エージェントが出しているレポートでも同様の回答が書いてありました。

また第二新卒や未経験者など、ポテンシャルを重視する中途採用を見合わせる企業が増えています。先行きが不透明な中、育成コストのかかる若手より、即戦力の採用を優先する傾向が強まっているためです。

参照;type転職エージェント 新型コロナで変化する転職活動のポイント

まつぱち

企業もこの人なら活躍できそうと確信できる人じゃないと採用しなくなっています。

勢いで転職活動を始めるのではなく、戦局をみて戦うのは大切ですよ。

るてぃ

逆に言えば、このような状況下でも採用に積極的な企業は、業績が伸びている企業だと言えるでしょう。

まつぱち

IT業界や介護業界は積極募集中ですしね。

34歳の転職で後悔しないために

るてぃ

34歳の転職で後悔しないために抑えておいた方が良いポイントをお伝えします。

抑えておくべきポイント

  • 転職先が決まる前に退職しない
  • 身体が出すSOSを無視しない
  • 実績を書く際は相手に伝わるように書く・話す
  • 「何となく嫌だ」という曖昧な理由なら転職しない方が良い
    →実績を上げてから転職した方が、良い転職先を見つけられる

転職先が決まる前に退職しない

るてぃ

衝動的に会社を辞めて、出ていくお金しかないのは危険です!

コロナの影響で「即戦力として働けると判断した方のみしか採用しない」方針が強くなっている今、次の転職先を決めずに退職するのは相当危険です。

るてぃ

やはり家族がいる方より独身の方が「どうにかなるだろう」と思ってしまいがちですね。

面接に落ち続ける→金銭的に余裕がなくなり、焦って内定をもらえたブラック疑惑がある会社に入社 →早期で退職する

という悪循環は割とよくある例です。

るてぃ

嫌だからと言って、すぐ辞めないように!!
コロナの影響で企業も採用を見合わせる企業も増えてます。

まつぱち

転職が決まる前に辞めるデメリットはこの記事にも書いたので参考にしてください。

身体が出すSOSを無視しない

るてぃ

激務の方は、精神的には麻痺しているかもしれませんが、身体がSOSを出しているかもしれません。

34歳の年齢だと気軽に転職出来ないプレッシャーから長時間労働を我慢していたり、

管理職となると部下の分まで仕事をしなければならず休日出勤も当たり前という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

るてぃ

働けない身体になってしまっては元も子もありません!!!

身体が発しているSOSサインは無視しないようにしましょう。

  • とにかく毎日会社に行きたくないと思っている
  • 寝れない、朝起きれない
  • ご飯が食べれない

このような症状が出ている場合は、すぐに病院に行きましょう。鬱のサインです。

まつぱち

お金が全てではないです。

やりがいとワークライフバランスを求めて違う職種に転職をすることも検討してみてください。

実績を書く際は相手に伝わるように書く・話す

まつぱち

良い実績を持っているのに、見せ方や話し方が悪く人事に伝わらないと言う悩みはよく聞きます。

業界が違ったり、会社の規模感が違うと「その実績がすごいのかどうか」人事に伝わらない場合があります。

るてぃ

伝わる喋り方のポイントは3つ

  • 出来る限り数字を用いて表現する
  • 結論から話す
  • 相手が理解出来ているか確認しながら話を進める

これらを意識すれば、イメージしやすくなります。

まつぱち

模擬面談に対応してくれる転職エージェントも多いので、困ったらエージェントに頼ってみましょう。

その際は、大手エージェントではなく、中小または独立して個人事業主として転職エージェントをやっている方に相談することをオススメします。

まつぱち

大手エージェントは質より数のため、対応が雑なケースも多いんですよね。

詳しくはこの記事をご参考にしてみてください。

 

何となく嫌だという曖昧な理由では転職しない方が良い

まつぱち

年齢関係なく言えることですが「何となく嫌だ」で転職するのはNGです。

33歳の転職の場合実績がないと、今よりも良い条件の会社に転職するのは難易度がかなり上がります。

まつぱち

明確に嫌な理由が言えないのであれば、今の会社でまずは話せる実績を作ってから転職した方が良い結果になりやすいです。


このツイートのように今の会社じゃなくても、副業やリクルートが運営している他社の事業課題の解決にチャレンジ出来る「サンカク」サービスなどを活用するなど実績を作る方法は他にもあります。

30代前半が転職を成功させるコツ

るてぃ

最後に35歳を目前にした34歳が転職を成功させるコツをお伝えします。

転職の軸をハッキリさせる

まつぱち

なぜ、転職をしたいのかがハッキリしないと、早期離職を繰り返す原因にもなってしまいます。

30代で転職に失敗すると、後々大変になります。

仕事を辞める根本の理由としては、仕事の内容・社風・人間関係・労働条件と様々な要素があげられますが、1つ言えるのは、

まつぱち

あなたの希望を全て満たす会社はないということ!!!

るてぃ

全て自分の思い通りにやりたいのであれば、起業するしかないですからね。。

このことを強烈に意識した上で、自分の価値観に合う仕事の条件は何か、箇条書きでまずは書き出してみましょう。

方向性が明確に決まると、求人のミスマッチを減らすことが出来ます。

 

企業にこの人は即戦力で活躍できるとイメージさせられるかが勝負

まつぱち

求められたポジションで、3か月以内に結果を出し、可能性を示せるかを企業は期待しています。

面接対策も、企業分析から始めて適切なアプローチを経て望まないと、ズレた自己PRになりかねません。

ノリで転職が決まる20代とは訳が違うので、頭を使って転職活動を行うことが大切です。

るてぃ

企業にこの人なら即戦力で活躍できそう!と思わせられたら勝ちですね。

 

転職エージェントに頼る

まつぱち

その上で、どうすれば良いか分からない時はエージェントに相談しましょう。

転職エージェントは転職支援のプロです。

今まで何百人、何千人という転職者の事例を見てきているので、転職エージェントのアドバイスはあなたのキャリア形成にも活かせることが多いでしょう。

まつぱち

相談しながら進めると、不安も解消できますしミスマッチを減らすことも出来ます!!

 


もちろん、転職エージェントを利用したからといって、必ずしも企業に応募しないといけない訳ではありません。

相談した上で、転職ではなく今の会社でもう少し頑張ってみようという結論になることもあると思います。

るてぃ

周りに流されず、あなたにとって最適なキャリアを描けることを願っています。

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るてぃ

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