きだっち
政府が「東京の仕事をテレワークで続けつつ地方に移住したら最大100万の補助金をくれる」って本当ですか?
9月25日の日本経済新聞によるとテレワークの浸透により仕事を続けつつ、地方移住した人に最大100万円の補助金を交付する事を明らかにしました。
この補助金制度は2021年度から始まり、地方でIT事業を立ち上げれば最大300万円がもらえるそう。
テレワークで東京の仕事を続けつつ地方移住した人に最大100万円。地方でIT事業を立ち上げれば最大300万円。新型コロナで高まった働き方の変化を踏まえ、政府が予算を計上します。#新型コロナ#COVID19https://t.co/r03NZg8K3X
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei)September 25, 2020
ただ現段階では、詳しい条件は正式に発表されていません。
しかし、移住支援金はすでに様々な自治体が始めてる事です。政府としても、地方の過疎化を防ぐ取り組みは行っていきたい事でしょう。
まつぱち
今までの制度と大きく異なるのは「テレワークで東京の企業に勤めながら地方に移り住む」場合も新しく条件に含まれたという事ですね。
地方の過疎化が深刻化する中で、コロナ流行前から都内在住者が都内へ移り住むような取り組みは行われてきました。
まつぱち
これを検討している方は、今までの移住支援金の条件やデメリットまで理解してから選択するようにして下さい!
きだっち
これ、新しい働き方として素晴らしくないですか?
まつぱち
うーん、簡単に考えて移住して後悔してほしくないんです。
もちろん地方に住みたかったという人なら良いんですが、目先のお金とノリで後悔しないようにして下さいね!
ただ、Nativ.mediaによると「テレワークをきっかけに引っ越しを検討した」と答えた人は53%と半数を超えています。
実際にコロナ禍では、郊外のミニ戸建ての売り上げが伸びたりオフィス離れが進んでいるのが現状。
また、家にいる時間が増えたことで家電や家具・生活良品といった住環境に関するものの売り上げも急激に伸びています。
▼ニトリの売り上げが絶好調
更にテレワークが浸透したことにより、引っ越し時に重視する項目は
など通勤がなくなる事で住む土地の選び方が大きく変わり「自由な働き方」を選べる時代に変わってきたと言えるのではないでしょうか。
まつぱち
結論として、目先のお金に捉われず今後の人生設計を考えたうえで行動しましょう!
きだっち
ぜひ詳しく教えてください!
このページの目次
政府は2021年度からテレワークで東京の仕事を続けつつ、地方移住した人には最大100万円を交付する事を明らかにしました。
「地方に住んでみたかった」「地元に居ながら仕事を続けたい」という人には夢のような補助金なのではないでしょうか。
まつぱち
都内の自宅でも地元の実家でも、働けちゃうってわけです。
ただ、このような移住支援金は今に始まった話ではありません。
少子化や過疎化に伴い、2014年に「地方創生」が打ち出されたことで、地方の自治体は競うように地方移住を支援する取り組みを打ち出しました。
しかし、地方移住を検討した際に課題となる事はたくさんあるでしょう。
特に仕事や年収の低下が問題となり、地方移住は現実的だとは言えない状況にありました。
これらをカバーするために、地方自治体が用意する支援制度は全国に5000件以上存在しています。
きだっち
コロナの影響で急激にオンライン化が進んだので、地方でのテレワークは現実的になってきましたね!
まつぱち
そうですね!
つまり、今までと大きく異なる点は勤め先の企業が東京でも地方でも補助金が出るという点です!
今までは「地方で就職する人」に補助金の支援がありましたが、2021年度は「東京の企業に勤めながら住む場所を地方に変えた人」も補助金の対象になります。
まつぱち
もともと政府は地方移住を推進したかったみたいですが、コロナ禍で一層追い風になりましたね。地方移住がより一層、現実的に感じられるのではないでしょうか?
きだっち
この制度、今まではどんな条件なんですか?
まつぱち
抑えておきたい条件は3つ。
以下の通りです!
移住支援金の対象条件
東京在住、23区内に勤め先がある単身者が移住支援事業を実施している場合、移住してから3か月~1年以内に申請すると最大100万円の補助金を受け取る事できます。
地方でIT関連の事業を立ち上げた場合も、最大300万円の支援金が交付されるそうです。
まつぱち
テレワークしながら地方移住する場合の移住支援金条件は、繰り返しになりますがまだ確定ではありません。
しかし、おそらく今までの制度と同じような条件になるでしょう。
きだっち
今までの制度はどんな条件だったんですか?
まつぱち
では簡単に解説しましょう。
移住支援金の対象になるのは、移住直前の10年間で通算5年以上「東京23区に住んでいた人」もしくは「東京圏に住み東京23区に通勤していた人」この2つの場合です。
東京圏とは、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の事を指します。
つまり例を挙げるのであれば、
これらにあてはまる方が対象になります。
きだっち
つまり家が職場が東京23区内である事が条件なんですね!
まつぱち
そうです!
直近1年はこの条件を満たしている必要があります。
「地方移住支援金」といっても、対象となるのはすべての地方ではありません。
支援金を受け取る為には、移住先都道府県が移住支援事業の詳細を公表した後である事が必須です。
まつぱち
つまり、あなたが住みたい地域が必ず対象になってるとは限らないという事ですね。
きだっち
東京に上京したけど地元戻る事を考えている人なら、対象の地域から外れていれば残念…ってことですか。
まつぱち
地元に帰りたいという人は「地元+移住支援金」で検索すると出てきますよ!
きだっちさんの地元の青森もほら!
引用:青森県庁ホームページ
きだっち
え!本当ですね!
なんだか一気にテレワークで地方移住で100万円支援が身近に感じました!
支援金の申請は転入後の3か月~1年以内に行う必要があります。
つまり移住する費用の支援として移住前に貰えるわけではなく、移住後に貰えるものですので注意が必要です。
きだっち
え!じゃあ「引っ越し費用がないけど支援金でなんとかしよーっと」みたいなことができないんだ?!
まつぱち
引っ越して3か月後に申請できるので、お金目的だと難しいですよ…
「住みたい地方がある」「完全テレワークなので地方に住んでみたい」という方は、希望の地域で移住支援事業を行っているのか検索してみる事がおすすめです。
ただ、この支援金を申請する際は5年以上移住先の地域に住む意思がある事が条件になります。
数年だけ住みたい方は対象外となってしまうので、今後のライフプランを明確にしてから行動に移すようにして下さい。
きだっち
地方移住魅力的ですよねー!
私も沖縄とかに住みながらテレワークしてみたーい!
まつぱち
地方移住、本当に幸せなんでしょうか?
きだっち
え・・・?
「仕事を変えずにスローライフ」「水や空気がおいしい」「故郷に戻れる」など、もちろんメリットや憧れはある事でしょう。
住む環境を自由に選べて、通勤や人混みのストレスから解放される地位移住は魅力的に移ります。
まつぱち
個人的な意見ですが、インフラが整っていない地方に行くって環境が急に変わるのでストレスになると思うんですよね。
東京は日本の中心ですから、国内だけでなく海外へのアクセスも最も良い場所です。
今後、地方活性化を目指すのであれば
なども充実させる必要がありそうです。
きだっち
確かに地元は本当に何もない…
スローライフができるメリットの裏で不便というデメリットにも目を向けるべきという事ですね。
まつぱち
ただ、このような選択肢が増えたこと自体は幸せだと思うんです!
会社が東京だから東京に住まなくてはいけないわけではなく、地方から仕事ができる選択肢があるって今までだと考えられませんでしたからね。
きだっち
なるほど、選択肢がある幸せですか…
今後は地方だけじゃなくて、海外からでも仕事ができるようになるかもしれないとか考えるとわくわくしちゃいます!
まつぱち
きだっちさん、働き方が選べるような人材になる必要もありますよ!
個人的なおすすめは専門性を極める事です!
▼JobTierおすすめ│今後のキャリア選択
▼アフターコロナで求められる人材とは
きだっち
新しい働き方を選択するためにも情報収集に徹したいと思います!
まつぱち先生、ありがとうございました!
派遣社員(事務職)から未経験エンジニアへのキャリアチェンジを実現させました!
Twitter:@kidachi_JobTier