年齢が高いと書類選考がお見送りになる⁈理由と通過するためのポイント

記事更新日: 2021/01/13

ライター: るてぃ

この記事を読んで分かること
  • 年齢が高いと書類選考が通過しにくい理由(超詳細)
  • 書類選考を通過するためのポイント

るてぃ

むむむ…。47歳かぁ…。

きだっち

どうしたんですか?るてぃさん、険しい顔して。

るてぃ

私の会社の中途採用にエージェント経由で応募してきた方なんですけど、47歳なんですよね。

 

本当は35歳くらいの中堅層が欲しくて、エージェントにも40歳までの人を紹介してって、伝えたんですけど。

きだっち

やはり、書類選考において年齢は重要なんですね。

 

若いうちに転職の経験しておきたいです。

るてぃ

そうそう、40歳以上は書類も送ってこなくていいってエージェントには伝えたんですけど。

きだっち

エージェント側でお見送りにされていることもあるんですね!

るてぃ

なんと…意外と知らないものなのね!

 

では、年齢の高い方が書類選考でお見送りになりやすい理由を解説しましょう!!

 

この記事を書いた人
業界の闇を晒す元人事 るてぃ
トップセールス→ベンチャー人事→独立
毎月の書類選考人数:100人以上
キャリア相談・面接の数:400以上
取引していた転職エージェント/転職サイト:120社以上

本当にためになる情報を伝えて、求職者も企業も幸せにならないミスマッチの就職を1つでもなくすことが目標です。
Twitter:@rutty_JobTier
本日のアシスタント
アラサーOL きだっち
JobTierで学んだ知識を活かし、アシスタント歴9か月目にしてコロナ禍での転職活動成功!
派遣社員(事務職)から未経験エンジニアへのキャリアチェンジを実現させました!
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年齢が高いと書類選考がお見送りになる理由

企業内でも進む少子高齢化

るてぃ

社員の高齢化が進んでいる企業が多いです…。

 

中途採用では20代後半~30代が多く採用されている年代です。

日本社会は少子高齢化が進み、若手の労働力は減少しています。

それは、企業内でも同じ。

新卒採用を積極的に行っている企業もありますが、定年の引き上げにより60歳を超えて働く人も増えています。

それにより、社内の高齢化が進んでいる企業が多いです。

きだっち

入社したら、できるだけ長く働いて欲しいですもんね。

 

40代後半や50代の採用は難しそう。

るてぃ

そうそう、数年だけ働いて定年退職…。

 

なんてことも…。

 

スキルバランスが合わない

るてぃ

あと、年齢の高い方は経験が豊富すぎることも。

 

様々な経験をしている方は、企業が求めているスキルのバランスに合うかが難しいんです!!

例えば、営業の経験を強みにしていて、マーケティングの知識も持っている人を採用したい企業がいます。

その場合、どちらの人を採用したいですか?

29歳 Aさん

6年間営業を行ってきました。

 

マーケティングは未経験ですが、プライベートでマーケティングの勉強をしています。

 

これからも意欲的に様々なことを学んでいきたいです!!

46歳 Bさん

営業の経験は10年以上、マーケティングも経験も豊富です。

 

その他にも採用の経験や事業企画の経験もあります。

 

最近は、マネジメントがメインで実務はほとんど行っていません。

きだっち

29歳のAさんですね!

 

営業の経験がしっかりあります。

マーケティングの経験がなくても、意欲的に勉強もしてるし、まだ29歳!!

るてぃ

その通り!

 

Bさんは、経験豊富だけど、この企業は採用の経験や事業企画の経験は求めていません。

Aさんは、今まで6年間ずっと営業をしています。

企業が一番求めているスキルは営業の経験です。

マーケティングの経験はありませんが、プライベートで勉強をしていたり、学ぶことに意欲的な方です。

29歳であればこれから、マーケティングの業務を覚えて、知見を深めることもできます。

 

Bさんは、営業・マーケティングの経験がありますが、採用、事業企画の経験もあります。

採用、事業企画の経験が邪魔をして、年齢に対して営業のスキルが弱いと捉えられます。

最近はマネジメントがメインということは、過去の営業のスキルの衰えている可能性が高いです。

この企業が求めている、営業を強みとして活躍することは難しいかもしれません。

きだっち

年齢が高いと企業の求めるスキルのバランスに合うのが難しいですね。

るてぃ

あくまでも一般論なので、求人によっては年齢の高いベテランを募集している場合もあります!

 

募集背景や求人のターゲットの詳細をエージェントに聞いてみましょう!

 

新たな業務のキャッチアップが遅い

るてぃ

年をとると、新たな業務を覚えるのも一苦労…。

業界・職種ともに経験が豊富だとしても、転職先で新たに覚えることはたくさんあります。

業務の進め方や利用するツールの使い方など、これまでの別の会社での経験が長いと1から覚え直すのが大変。

年齢とともに記憶力も低下しています。

きだっち

年上の方に教えるの苦手です。

 

何度も同じことを聞かれる上に、自分ができないイライラをぶつけられたことがありました…。

るてぃ

それは災難だったわね。

 

確かに、若くて謙虚な新入りの方が教えやすいっていう意見は一定数あるのよね。

 

社風に馴染まないリスク

るてぃ

他の会社での経験が長いと、新しい会社の社風に馴染むかも心配なのよね。

会社の理念や社員の雰囲気は会社によって様々。

1つの会社での経験が長いほど、その会社のカラーに染まっているため、新たな環境に馴染むことができるか懸念されます。

 

また、年齢の高い方は、重要な仕事を行うことが多く、周囲に与える影響力も大きいです。

そのため、社風に馴染めなければ組織のまとまりを乱してしまいます。

きだっち

う~ん。年齢が高い方って採用するにあたって心配ごとが多いんですね…。

 

採用コストがかかる

るてぃ

エージェント経由で採用をすると紹介手数料がかかります。

 

しかも、採用した人の年収が高いほど、紹介手数料がかかります。

エージェントが企業に紹介した人に内定が出て、内定を受諾したら、企業はエージェントに紹介手数料を支払います。

紹介手数料のしくみ

  • 採用決定者の年収 × 30%~35%

るてぃ

採用する人の年収が高ければ高いほど、エージェントに支払う紹介手数料が高くなります。

きだっち

年齢に伴って年収も高い人は、採用するにあたっての選考のハードルが上がるんですね。

書類選考を通過するためのポイント

自分が通過する求人に応募する

るてぃ

そもそも応募している求人が求めているターゲット年齢とあなたの年齢がズレていればお見送りになります。

求人票の応募要件は満たしているのに、書類選考が通過しない…。

そんな時は、応募する求人の募集背景やターゲットの年齢を聞きましょう。

あなたの希望要件に合った求人票を紹介してもらうことは重要ですが、書類選考が通過しなければ意味がありません。。

きだっち

確かに、まずは自分が書類選考が通過する求人を紹介してもらいます。

るてぃ

求人票には書いてないけど、エージェントにだけ伝えている裏要件があるんです!

 

アドバイザーに求人のターゲットの詳細を聞いて、自分に当てはまるか確認してから応募した方が効率がいいですよ。

 

書類の備考欄に書くべき自己PR

るてぃ

年齢が高い方、必見!!

 

書類の備考欄に書くべき自己PRを教えちゃいます!!

年齢が高い方が書くべき自己PR

  • 柔軟性を活かしたエピソード
  • 年齢が離れた部下とのコミュニケーションの取り方

きだっち

なるほど、柔軟性って大事ですね。

るてぃ

イレギュラーな状況でどのように対応したか!

 

スピード感や思い切った判断ができたか!

採用する側(企業)は、年齢が高い方に対して柔軟性のある方かどうかが気になるポイントです。

スピード感に欠ける方や頑固な考えを持っている方は、採用されません。

書類選考の段階で企業の懸念を払しょくできるよう、アピールしましょう。

 

きだっち

あとは、年の離れた部下とのコミュニケーションの取り方!!

るてぃ

マネジメントをしていただくにあたって、若手社員とのジェネレーションギャップやノリの違いが課題になることがあるんです。

年齢が高い方には、若手社員や組織のマネジメントを行っていただくことが多いです。

しかし、年齢が離れているためにコミュニケーションも取りづらい…ということも考えられます。

その際に、どのような点に気を付けて部下とコミュニケーションを取っているか。は企業も気になる点です。

るてぃ

面接でもよく聞かれるポイントなので、書類選考でもアピールしましょう!

まとめ

きだっち

年齢によって書類選考が通過しにくい理由がよく分かりました!

るてぃ

企業が気にしている点を書類選考の段階でアピールしましょう!

 

書類選考の通過率はあがるはず!

  • 柔軟性をアピールするエピソード
  • 部下とのコミュニケーションの取り方
  • 企業ごとに書類を変えてアピールする

るてぃ

まくまでも一般的な話なので、自分の受けたい企業や求人では状況が異なる場合があります。

きだっち

エージェントから詳細情報をもらうのが一番ですね。

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