転職に迷う20代へ |転職を失敗しないために押さえるポイント

記事更新日: 2021/08/14

ライター: けんけん

この記事で伝えたいこと
  • 転職すべきかどうかの判断は「やりたいことが明確」「自分にはどうしようもないことが理由」「会社の先輩のようになりたくない」
  • 明確な軸がない転職は危険!
  • キャリアチェンジは20代のうちに!

けんけん

こんにちは、転職経験豊富なジョブホッパー、けんけんです!

20代で3回の転職経験者
けんけん
職歴は、エンジニア1社目→エンジニア2社目→小売系中小企業→教育系ベンチャー。会社の都合や自分自身のキャリアを実現するため、20代で3回の転職経験あり。
転職について右も左も分からない状況から、転職エージェントのサポートを受けてキャリアアップを実現。
20社以上の転職サービスの利用経験を元に、上手な転職サービスの使い方やノウハウをお伝えしていきます。

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みなさん、20代での転職、迷っていませんか?

「今転職していいのかな?」

「すぐ辞めると今後のキャリアに響くかも・・」

そんな考えが頭をよぎるかもしれません。

結論から言うと20代の転職は普通です!!

自分の軸をしっかり持っているなら、転職は早めにした方が有利!

とは言っても、その理由で転職するなら考え直した方がいいかも?という場合もあります。

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20代で転職しまくった私が、「転職した方がいい」「転職は考え直した方がいい」という判断ポイントを、具体的な理由を使って解説していきます!

キャリアチェンジは28歳まで!

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まず、未経験へのキャリアチェンジは28歳までにした方がベター!

20代のうちはポテンシャル採用があるので、未経験の職種にも比較的挑戦しやすいです。

20代前半であれば第二新卒として新卒採用と同じように転職活動ができますし、20代後半であれば「一定のビジネススキルは持ちつつ、まだ前職に染まりきっていない人材」として企業から見られることが多いです。

28歳までにキャリアチェンジできれば、そこから2年経験を積み、30歳になる頃には一通りの業務ができるようになっているでしょう。

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しかし30代からは一気に実績を求められやすくなります・・。

企業側も即戦力を欲しがるので、面接では「過去どんな実績を上げきたのか?」という質問が中心になります。

ライバルになる周りの転職者も経験者が多くなるため、その中で未経験者が数少ない枠を勝ち取るのはどれだけ難しいかは想像できるでしょう。

最近は高齢化の影響もあるため、30代でのキャリアチェンジも問題なしという話もありますし、もちろん30代でキャリアチェンジを成功された方もいます。

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ですが20代のうちに挑戦した方が確実に勝率は上がるため、もしキャリアチェンジを検討されている方は早めの決断をおすすめします!

20代で転職した方がいい理由

では20代で「転職した方がいい」と判断できる理由はなんでしょうか。

それは、自分のキャリアやライフプランで叶えたい明確な軸がある、もしくは自分ではどうしようもできない不満が会社にあるといった理由です。

もしあなたが転職したい理由がそういったものであれば、早めに転職をした方が後悔のないキャリアを築けます。

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具体的な転職理由は以下の通りです。

  • やりたいことが明確にある
  • 残業時間や、会社の制度に不満がある
  • 会社全体の人間関係に不満がある

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では、それぞれ見ていきましょう!

やりたいことが明確にある

「自分はどうしてもこれがしたい!」

そのような強い意志があり、今の会社でそれが実現できずストレスを抱えているなら、転職をした方がいいでしょう。

やりたいことが明確ならば、20代での転職はかなり有利です。

理由は先ほどもお話したように、企業も求職者のポテンシャルを見るからです。

「こんなことをしたい」「そのためには貴社に入社したい」という熱量を理論立てて話せれば、転職成功の確率はグッとアップします。

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逆を言うと、年齢を重ねるほど過去の実績を求められるので、新しいチャレンジはしづらくなります。

残業時間が長すぎる

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ここでのポイントは、「長い残業時間が会社として通常化しているかそして、「自分だけが異常に長くないか?」の2点です。

残業時間が異常に長く、それが会社として普通になっている場合は転職をした方がいいでしょう。

2019年にdodaが15,000人のビジネスパーソンに行った残業時時間調査によると、月の平均残業時間は24.9時間でした。(参考:残業時間ランキング2019 【15,000人調査】

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私はエンジニアですが、正直月25時間は少ないと思います。

業種によっては40時間を超えることは普通なんですよね・・。

人によって残業時間の多い少ないの感覚は異なるためハッキリした基準は言えませんが、もし残業時間が長く感じており、それが会社として普通なのであれば、その会社はあなたに合わない可能性が高いです。

特に残業時間が月80時間を超えることが多いのであれば、自身の健康を守るためにも転職した方がいいでしょう。

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ただし「会社としては普通だが、自分だけがいつも残業している」という場合、自分へのタスクが過剰である可能性があります。

その場合はまず上司へタスク量を相談してみましょう。

もし上司との関係上それが難しい場合は人事への相談をおすすめします。

また、「残業時間はそこまで多くないが、自分はとにかく残業がしたくないんだ!」という人もいるでしょう。

その場合は残業が少ない業種や職種への転職も可能です。

しかし、残業が少ないのは「残業するほどの仕事ではない」可能性があることも覚えておきましょう。

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残業するほどの仕事がない=スキル形成には不利、ということですね。

会社の制度に不満がある

もし会社の制度に不満があり、その不満が自分のライフプランにも影響をしてくるのであれば、転職を考えた方がいいでしょう。

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分かりやすく育児休暇を例にしてお話しします。

例えば、将来子どもを授かったら育児休暇を取って育児に専念したい!と思っているのに、会社に育児休業制度がない場合。

そうなってしまうと、会社をやめるか、育児休暇を取るのを諦めるかしかなくなってしまいますよね・・。

会社にお願いして制度を設けてもらう手もありますが、難しいのが実態だと思います。

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自分の叶えたいライフプランに沿った会社でないのであれば、今後を見越して早めに環境を変えた方がいいでしょう。

会社の先輩のようになりたくない

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その会社で続けて仕事をするか悩んだ場合、会社の先輩を見てみてください。

30代の先輩、40代の先輩、50代の先輩・・

その先輩方を見て、「自分はあのようになりたくない」と思うなら、転職をした方がいいでしょう。

「会社の先輩は数年後、数十年後の自分」と言う通り、先輩を見るとその会社に勤めるとどうなるか?をイメージできます。

そのイメージが「自分のなりたくない姿」なのであれば、結局どこかのタイミングで転職をするでしょう。

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行動するなら早い方が可能性が上がる!

「なりたい」人がいないならまだしも、「なりたくない」人が多いのであれば、早めに見切りをつけて転職することをおすすめします。

20代で転職をしない方がいい理由

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一方、その理由なら一度転職を考え直してみては?というものもあります。

それが以下の理由です。

  • 特に理由はなく、なんとなく
  • 給料が低いから
  • 特定の個人が嫌

つまり、明確な転職の軸がない、もしくは転職以外の方法で解決できる可能性がある理由と言えます。

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それぞれ詳しく見ていきましょう。

特に理由はなく、なんとなく

「周りが転職してるから、自分もした方がいいのかなって・・」「なんとなく、他にいい会社があるかも!」

・・つまり、今の会社に特別不満はないけれども、なんとなく転職をしたいという場合。

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そう考える人は一度落ち着いて考え直した方がいいでしょう。

特別な不満がないのは、"今の会社の待遇はそこそこにいい"ということです。

転職して環境を変えるというのは一定のリスクがあり、他の会社が今よりもいいという保証はありません。

今の会社を「なんとなく」という理由で手放して転職をしたら、後悔するのは目に見えています。

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そもそも明確な理由がないのに転職活動をしても、決まらないとは思いますが・・。

また、「今の会社はやりがいがないから転職しようかな」という人もいるかもしれません。

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そんなときは、「自分は全力で仕事をしているか?」と問いかけてみてください。

やりがいというのは、全力で物事に取り組んで初めて生まれます。

もし、全力で仕事をできていないかも・・と思うのであれば、今の仕事に全力で取り組んでみてから考えた方が、後悔のないキャリアを歩めますよ。

給料が低いから

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まず、国税庁が発表している令和元年の年齢別平均給与額を見てみましょう。


引用:国税庁 令和元年分 民間給与実態統計調査

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少し分かりづらいですが、20~24歳で262万円、25~29歳で369万円です。

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次にdodaが2020年12月に発表した平均年収ランキングを見てみると、20代でおよそ348万円です。


引用:平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報) 【最新版】

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それぞれのデータから見ると、350万円前後が20代の平均年収と言えます。

もちろん業種によっても大きく異なるため一概には言えませんが、これが今の日本の年収相場であることは覚えておきましょう。

これ以上の年収を求めるならば、それ相応の結果が求められてきます。

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言い方は悪くなりますが・・他ならもっと高いはずだ!と根拠もなく未分不相応な年収を求めるのは失敗の原因です。

そして次に、自分が幸せに生きるためにはどれほどの年収が欲しいのか?を考えてみましょう。

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「とりあえず30代で1,000万円欲しい!」という方もいるかもしれませんが、年収が高い人には、それなりの業務の質や量、ノルマ、そして責任が伴います。

自分が本当に得たい給与を考えたうえで、転職をするのか、今の会社に残って昇進を目指すのかを検討してみましょう。

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給与を得るためにはそれ相応の対価が必要です。

時間なのか、スキルなのか、経験なのか、自分がどこまでの対価を支払えるのかは一度よく考えた方がいいでしょう。

ただし、年収が低い傾向にある業種も存在します。

そもそもそういった業種は今後の年収アップが難しい場合が多いので、その場合は他業種への転職も検討しましょう。

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自分の業界って年収低い?と気になった方は、こちらの記事で年収が低い会社やその傾向をまとめているので、参考にしてください。

特定の個人が嫌で転職したい

会社の上司がパワハラで転職したい、同僚との仲が悪くて転職したいなど、特定の誰かとの関係性が嫌で転職をしたい場合は、まず人事に相談することをおすすめします。

というのも、嫌になる対象が個人であれば、人事異動で解消できる場合があるからです。

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せっかく入った会社なのに、その人のせいだけでこちらが労力をかけて転職・・悔しくないですか?

なので、その人となるべく関わらない部署に異動できないか、もしくはその人自身を異動させられないかを人事に相談してみましょう。

もしパワハラやセクハラなどの被害があって相談する際は、自分が受けている被害の証拠や証人を用意できた方がベターです。

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証拠があれば人事も対応しやすいので、用意できるのであれば用意しておきましょう!

「実績がないと転職できない」は心配なし!

20代で転職を考えている人の中には、「自分には実績がないから転職できないかも・・」と不安になっている人もいるかもしれません。

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しかし最初にお話した通り、20代はポテンシャル採用をする企業が多いです。

もちろん実績があるに越したことはないですが、実績がなくても、しっかり自分ができること・今までやってきたことをアピールできれば十分転職できる可能性があります

けんけん

私が初めて転職したときも実績は何もありませんでしたが、前職でどうやって仕事をしていたかを丁寧に説明したら転職できました!

転職をする前に考えておくべきこと

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次に、実際に転職をしようか迷ったとき、事前に考えておくべき3つのポイントをお話しします。

  • 仕事を辞める前に転職活動をする
  • 企業に期待しない
  • 転職しても全てに満足できるわけではない

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この3点を考えておくことで、自分の納得のいく転職活動をしましょう!

仕事を辞める前に転職活動をする

転職活動は、なるべく仕事を辞める前にしておきましょう。

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なぜなら、転職活動は予想外に長引く可能性もあるからです。

短い人は2~3ヶ月で終わりますが、長い人だと半年以上かかることもあります。

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その間給料がない状態で生活をするのはなかなかリスクが高いですよね・・。

最近では転職エージェントとの面談もオンラインでできるところが多く、企業の面談もオンラインで行うことがあるので、以前よりも転職活動がしやすい環境になっています。

「どうしても現職が忙しくて時間が取れない・・」という人以外は、現職と平行して活動することをおすすめします。

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仕事を辞めてから転職をすることのリスクについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

企業に期待しない

転職というのは不安も大きいですが、期待もありますよね。

「この会社に入ったらきっと私は活躍できる」「この会社なら幸せになれる」。そう考える人もいるのではないでしょうか。

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しかし、「会社を変えたら自分が変わる」というマインドは非常に危険です。

会社はあくまで自社の利益のために経営をしており、従業員の面倒を見るために経営をしているのではありません。

「この会社なら・・」という受け身の姿勢でいると、「この会社は自分に何もしてくれない!」と感じ、また転職することになるでしょう。

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「自分の叶えたいことを叶えるために会社がある」。それくらいの考えで転職先を選んでみましょう。

そうすると転職後も自分のために働けますし、会社とのミスマッチも防げます。

例え環境が変わっても、自分が変わらないと全く意味がありません。

自分が幸せになるためにはどんなキャリアを選べばいいのか、よく考えてから転職活動をすることをおすすめします。

転職をしても全てに満足できるわけではない

しっかり認識すべきは、「この世に自分の希望を全て叶えてくれる会社はない」ということです。

どんなに待遇がいい会社で働いていても、必ず不満は出てきます。

そのため、「なにか変えられるかも」という漠然とした理由で転職をすると、「こんなはずじゃなかった」という後悔が出てきます

けんけん

後悔しないためにも、転職で自分が叶えたい軸をしっかり持ち、「これを叶えるために転職する」という気持ちを持っておきましょう。

情報収集したいなら社外の人と交流

自分のキャリアをどうしていけばいいのか分からない・・もっと情報が欲しい!

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そんな人は社外の人と交流し、情報を収集するといいですよ。

情報収集には様々な方法がありますが、ここでは以下4つを紹介します。

  • 転職エージェントと相談
  • セミナーや勉強会に参加
  • オンラインサロンに加入
  • TwitterなどのSNSから情報収集

転職エージェントに相談

転職と聞くと真っ先にエージェントの存在が思い浮かぶのではないでしょうか?

「まだ転職を決めたわけじゃないし・・」という人でも、とりあえずは登録して情報を収集することをおすすめします。

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実は、明確な転職意図はないけど、とりあえず転職エージェントに登録して面談をしたり求人情報を見る、という人は意外に多いんですよ。

業界や職種の知識も豊富なので、自分が知らない情報を多く教えてくれます。

セミナーや勉強会に参加

実は同業種や同職種でセミナーなどを開催している場は多くあります。

そのような場所に行き、他の人はキャリアをどう考えているのかを聞くのもありです。

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他社の人の意見を聞くことで刺激にもなりますし、もしかしたら自社のよさに気付けるかもしれませんよ。

オンラインサロンに加入

オンラインサロンと聞くと非常に怪しく思えますが、様々な業種・職種の人が集まるので、実は意外といい情報収集源なんです。

著名人が行っているサロンも多く、実際に成功している人の話が聞けるのも面白いですよね。

しかし月額会費や年会費が発生し、トラブルが多いのも事実。

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加入する前にネットで口コミをよく調べることおすすめします!

TwitterなどのSNSから情報収集

最近はTwitterやFacebook、Instagram、LinkedInといったSNSで情報収集ができます。

プロフィールや設定をするのが面倒という人もいるかもしれませんが、情報をただ得るだけであれば、プロフィールは適当でも問題ありません。

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もし直接やりとりして情報を知りたいときは、簡単でもに職業や趣味などをプロフィールで書いた方が、相手も不信感を持たず交流してくれますよ!

まとめ

20代はまだキャリア人生のが始まったばかりであり、今後の可能性を多く秘めた存在です。

そのため、転職市場ではかなり有利と言えるでしょう。

とは言え、自分の軸をしっかり持って転職活動をしないと納得するものにはならないので注意!

転職をしないというのも一つの選択肢です。

けんけん

皆さんが自分の納得のいくキャリアを選択できることを願っています。

もしこの記事を読んで「やっぱり転職したい」と思った方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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